*「た」からはじまる用語

ダイバージェンス
MACD・RSI・CCI・ストキャスティックスなどのオシレーター系のインディケーターが示す相場の方向性と、実際の相場の動きが逆になる現象です。
このような場合では、オシレーター系のインディケーターが示す方向へ相場が動く傾向が強いです。つまり相場が反転するシグナルと捉えます。
ただしダイバージェンスはエントリーをするためのシグナルではないので、レジスタンスラインやサポートライン、またローソク足のピンバー(上ヒゲと下ヒゲ)の出現などの判断でエントリーします。

ダブルトップ
チャート上で形成される値動きのパターンのひとつで、一度高値をつけた後で一旦は下落しますが、再び同じ高値の水準まで戻った時に、チャートではふたつの山のようにみえることからこのように呼びます。
ダブルトップを形成した後、前回の安値を下回ることなく再上昇すれば三尊天井。安値を下回ってしまえば売りサインとみなされます。
逆に安値を2回つけた場合は、「ダブルボトム」と呼ばれます。

ダマシ
相場が、一般にいわれているテクニカル指標の法則とは逆の方向に動いていくことです。

 

*「ち」からはじまる用語

地政学的リスク (ちせいがくてきりすく)
特定の地域において、地理的条件や政治的・軍事的緊張が複合的に絡み合って生じる世界経済に悪影響を与えるリスク。世界経済の先行きに不確実性をもたらします。主にテロやテロ懸念、テロ未遂、国際紛争などがそれにあたります。
地政学的リスクが懸念される国の株や通貨は売られやすくなります。

通貨供給量 (つうかきょうきゅうりょう)
マネーサプライともいいます。市中に実際に出回っている通貨の総量。中央銀行をはじめ金融機関から市中に供給される通貨の量で、一般の事業会社や個人、地方公共団体などが保有する資金量のことをいいます。景気動向を判断する上で、重要な経済指標のひとつです。

通貨単位 (つうかたんい)
日本円、ドル、ユーロといった通貨の単位。たとえば1万通貨といえば、1万円、1万ユーロ、1万ポンドなどを意味することになります。

通貨ペア
売買する2国通貨の組み合わせのことです。ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ユーロ/ドルなどです。

強気・強含み (つよき・つよぶくみ)
相場が、上昇傾向を続けている状態のことをいいます。

 

*「て」からはじまる用語

デイトレード
一日のうちに売買を行い、ポジションを次の日に持ち越さず、24時間以内に決済する手法。デイトレーディング、あるいは短縮してデイトレと呼ばれることもあります。
デイトレートには、主に2通りの手法があって、わずかでも利益が乗った時点ですかさず決済する「スキャルピング」と、ある程度利益が乗るのを待って決済する「デイトレスイングあるいはスイングトレード」と呼ばれる手法です。
またデイトレートを主要な取引手法としているトレーダーを2,デイトレーダーといいます。デイトレーダーは個人投資家に多くみられます。

テクニカル分析
過去や現時点での価格を分析して、これからの価格や相場動向を予測する相場の分析手法のことです。
テクニカル分析では、ローソク足、移動平均線、RSIや一目均衡表などが用いられます。
これに対し、経済や政治、天候などの要因から相場分析を行う手法をファンダメンタル分析といいます。

デッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けた状態。一般的にデッドクロスは下降トレンドヘの転換を示すといわれて売りサインとなります。
ただしデッドクロスとなっても直後に上昇に転じることもあるので、慎重な判断が必要です。

デフレーション
モノやサービスの価格が下落していく状態のことです。物価が下落すること自体は消費者にとって好ましいことですが、企業にとってはモノを安くしなければ売れなくなり、それに伴って企業の業績も落ち込み労働賃金の低下も進みます。さらに人員整理も必要となると、失業者が増加します。。
給料が安くなりモノを買わなくなって消費が低迷。そうすると景気の後退が生じ、企業はさらなる低価格路線を余儀なくされ、デフレが加速していきます。こうした事態は「デフレ・スパイラル」と呼ばれます。⇔インフレーション

天井
ある一定期間内で最高値をつけた価格で、その後反落に転じるため天井といいます。

 

*「と」からはじまる用語

動意 (どうい)
それまで停滞気味だった相場が、再び動き始めようとする気配のことです。
「動意づく」「動意含み」などといい、相場が動く気配が感じられない状態は、「動意薄(どういうす)」と表現されます。

ドテン・途転
保有しているポジションを決済すると同時に反対のポジションを建てることをいいます。
途中でポジションを転ずるので、漢字では「途転」と書きます。
買いポジションを決済すると同時に売りポジションを建てることを「ドテン売り」、売りポジションを決済すると同時に買いポジションを建てることを「ドテン買い」といいます。

トレンドフォロー
相場の流れに沿って売買を行う手法や考え方のことです。
いわゆる「順張り」です。

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