つけっぱなしの暖房
こちらに来てはじめての冬。今朝の外の気温はマイナス10度でした。
霜柱が庭の苔を持ち上げていました。
あまりの寒さに鳥の声すら聞こえませんでした。
部屋の中は一日中暖房をつけているので、都会に住んでいたときよりも暖かいのですが、最近になって、いったい暖房費はどれくらい掛かるのかと思うようになりました。
とにかくつけっぱなしですから。
冬の始まりの頃は、部屋にオシャレ感を出そうと薪ストーブを使っていました。
部屋中が暖まるまでは相当な時間がかかりますが、一度暖まってしまうと持続力は最強です。
天井のシーリングファンと併用すると、外が雪の夜でも部屋の中の温度は26度は保たれています。
ところが、問題発生
燃料の薪の在庫が少なくなって、薪屋さんにカットされた薪を注文するたびに、つまり寒くなればなるほど値段が上がることが判明。倍々ゲームに近い感じ。
そのことをご近所さん愚痴ったら、
「夏のうちから山にいって落ちている木を拾って、薪ストーブの釜にあった大きさに切って、風通しのいいところに貯蔵しておけば燃料費はタダですんだのに。」と言われました。
「でもなぁ、ひと冬で1トンは用意しておかないと安心できないよ。」
と精神的にも追い討ちをかけられて、なんとなく先行きが不安になったので、先週になってガスファンヒーターを購入しました。
ガスといっても都市ガスではなくプロパンガス。
ガス代が都市ガスの1.5倍はする分、火力も強いので、外出から帰って来てガスストーブを点けると一気に部屋中が暖まります。
ただ当然のことですが、プロパンガスの注文回数が激増。
寒い地域で、暖かく快適に過ごすには結構お金がかかるものです。
近隣の暖房事情
結局どうすればいいのか…。
ご近所さんたちは寒い冬をいったいどうやって過ごしているのかと思って、通りで挨拶を交わすたびに聞いてみました。
土間にある釜戸で十分だとか、いろりの火は絶やさないようにしているとか、堀ごたつの中に七輪をいれてるとか(一酸化中毒は大丈夫なの?)、まったく参考にもなりませんでした。
さてと思案していたら、移住者支援ボランティアのグループがあることを思い出して電話してみました。
こういう問い合わせに慣れている様子でした。
費用対効果の高い暖房方法
「薪ストーブは薪を買うとなると、ガス、石油、エアコンのうちではもっとも費用が掛かります。釜の掃除も大変ですよ。その上掃除したススが部屋中に広がっていることがあります。
私たちが実証してもっとも費用対効果の高いオススメの暖房方法は
① 外出先から家に帰ってきたら、まずガスストーブをつけてください。
◆ガスストーブは火力も強いし蓄熱効果も期待出来ます。
② そして、部屋が十分に暖まってきたらガスストーブを消してエアコンに切り替えます。
◆エアコンは低温から暖めるには電気代を考えると効率が悪い。
◆しかし、一定の温度を保たせる役割を担わせたら文句なく一番です。
③ それから忘れてはいけないのが加湿です。湿度は50%~60%を目安にします。
これからもっと寒くなると、真夜中過ぎにエアコンが室温を上げるための運転を開始することがありますが、そうなったらエアコンを消してガスストーブを使って、もう一度部屋の温度を上げてください。」
その話を信じて実践してみたら、とってもいい具合に部屋全体が暖まり、プロパンガスの注文も減りました。
ガス代も電気代も減ったよ!
私はFXの専業トレーダーですから、停電でもあったら大変なことになるので、パソコン5台を2系統の無停電装置に繋げています。
今時の無停電装置はパソコンで制御するので、エアコンの電力消費量も概算で表示されるようにしてあります。
たしかにエアコンを使って冷たい部屋から暖めるよりも、ガスストーブで暖めてからエアコンを入れた方が、消費電力が少ないことがわかりました。
地球は寒冷化に向かっているとNASAの発表
アメリカのNASAが2013年にこれから地球は寒くなる、と発表しましたが、その論文の日本語訳を読んだ時は、要するに地球温暖化を否定しているだけだよね、と思いましたが、先日はネイチャーでも同じようなことを掲載していました。
アメリカのトランプ大統領が、地球温暖化対策における排出ガス抑制のための「パリ協定」からの脱退を表明しましたが、それを受けて、
「二酸化炭素と地球温暖化は関係ない。南極では逆に氷が増えている場所がある。排出ガスビジネスに我々はくみしない。」
とアメリカの集会で話していましたが、本当はそうなのかも知れません。
いずれにしても、春はもう少し先です。
これから益々寒さが厳しくなってきます。
暖房費が気になってきたら、一度試してみてください。
愛菜のオススメです。(*^_^*)