常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

欧州市場はボクシング・デーで休場

こんにちは。天野愛菜です。

クリスマスの翌日は「ボクシング・デー」といって、欧州市場は休場。

BOXING DAYのBOXとは箱のことで、クリスマスに帰れなかった使用人が、家の主人から箱に詰めたお金やプレゼントを貰って、クリスマスのあけた今日から帰郷することに由来しているそうです。

 

昨日の日経平均株価の暴落を受けた今日の株価は、多少の落ち着きが見られて上昇。

「ドル円」も早朝から上昇スタート。しかし正午現在では少し息切れ。何かのきっかけで暴発しそうで少し怖い…。

例年は今日のボクシング・デーは取引が少なくて、今年最後の本格的な動意は明日と明後日ですが、世界的な株価の下落を受けてクリスマスが開けた今日は予断を許しません

その理由は、「AI・アルゴリズム取引」。

欧州のコンピューターは、値幅を抑えて今日も休まないで働いています。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

12月26日(水曜日)
ドイツ・英国・ドイツ・ユーロ圏休場
*日本・米国・中国開場
日本 安倍政権 復帰6年
韓国・北朝鮮 南北鉄道連結事業 着工式

8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨

13:00
日本 黒田東彦日銀総裁 講演(経団連会館)

23:00
米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

24:00
米国 12月リッチモンド連銀製造業指数

♥ 愛菜の用語解説 

S&Pケース・シラー米住宅価格指数

カール・ケースさんとロバート・シラーさんが開発した住宅価格指数。
金融機関向けのITサービス会社のファイサーブ社が算出して、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が毎月発表します。

10大都市圏指数と20大都市圏指数があります。私たちに届くのは10大都市圏指数。
-10大都市圏―
ボストン・シカゴ・デンバー・ラスベガス・ロサンゼルス・マイアミ・ニューヨーク・サンディエゴ・サンフランシスコ・ワシントン
―20大都市圏―
10大都市圏+アトランタ・シャーロット・クリーブランド・ダラス・デトロイト・ミネアポリス・フェニックス・ポートランド・シアトル・タンパ

この指数は、個人消費の動向を示すので景気指標として重要視されています。

ドル円に影響を与えるのは、FHFA(連邦住宅金融局)が発表する住宅価格指数よりも分析力の勝るS&Pケース・シラー(Case-Shiller)住宅価格指数の方です。

リッチモンド連銀製造業指数

「リッチモンド連邦準備銀行」が管轄する、バージニア州やノースカロライナ州などの製造業約220社を対象としたアンケートの調査結果を指数化したもの。
リッチモンド連邦準備銀行が毎月第4火曜日に発表。
同地域は米国のGDPの約10%を占めることもあって、米国全体の景況感が推測されます。

 

2018/12/26日(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.67円。下限は110.13円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.75円、110.86円、110.95円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
110.05円、109.99円、109.89円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」方向感なし

20181226_1uy_p

「ドル円/日足」円高基調

20181226_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日のドル円はアメリカ勢次第ですが、現在のドル円の基調は「ドル安円高」。

通貨の強弱をみると「円」がドルよりも圧倒的に強くなっています。

円>ユーロ>ドル(正午現在)

しかし今日・明日は調整の戻りがあってもおかしくありません。

円高に向かう戻り上値のメドは、110.95円・111.00円・111.15円・111.37円・111.60円と考えられています。

設定レンジ内は方向感が定まっていませんから、注意してくださいね。

★正午現在★

「ドルインデックス」=売り

「米国10年債利回り」=低下

「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り

「ダウ先物」=下落

 

今日のトレードは心に「売り」と決めながら、設定レンジ上限を越えたら「追随」します。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

市場は荒れ模様。柔軟に対応していきましょう。

そしてアルゴリズム取引に共通して導入されている「適応型移動平均線」は、現在下降しています。

人的な裁量取引が、機械的なアルゴリズム取引にどう対応するか注目です。

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)