午前10時からの急落

今日の午前10過ぎ。麻生財務大臣が「株価の上昇は日本の景気の回復を表している。」と発言された内容がホットラインニュースに流れた直後から、ドル円の急落が始まりました。

私は起きたばっかりでトレードに入っていなかったからよかったものの、まんまとやられるところでした。

本当の急落の原因は、日銀が長期国債の買い入れを減額したことによるものでしたが、その公表の前に緩衝材として麻生財務大臣の発言があったのだろう、と邪推してしまいます。

それにしてもキレイに下がりました。60銭も!

ということは、多くの金融機関は事前に知らされていたのでしょうね。

権力を持っている人たちはいいなぁ~と思いますが、でもそれは仕方のないこと、と下々の者の悲哀を現実のものと真摯に受け止めて、今日も相場のおこぼれに預かれたらいいなぁ、と思っています。

ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.18円。下限は112.40円。
分水嶺は1時間足の移動平均線(75)

さぁ、今日のドル円。
お陰様で、設定レンジが大きく広がってしまいました。

20180109_P

 

このような大きな下落があると少しずつ買い上がっていきます。

そのような中で、当面の目標はチャートの円で囲んだ113.88円と移動平均線(75)となります。

それを越えて上昇を続けたとしても、下降しているトレンドラインが待ち構えています。

下落要因がふたつあります

日本時間の早朝に、トランプ大統領の天敵であるワシントン・ポストが、2016年のアメリカ大統領選挙へのロシア介入疑惑の捜査の一環で、FBIがトランプ大統領を数週間以内に聴取する、と報道しました。

今のところ、ワシントン・ポストに追随しているのは、NBCニュースだけですが、アメリカ市場が開いて他のマスコミも騒いだら、また急落です。

またお隣のスタンドプレーが大好きな韓国が、2月の平昌オリンピックへの北朝鮮の参加に向けて、北朝鮮への制裁一時解除を検討し国連や関係各国に働きかける、なんて発表したので、その評価については今晩のアメリカの政府関係者の発言に任せるとして、いずれにしても為替の変動は考慮するべきであると思っています。

結局北朝鮮の外交手腕に絡め取られるだけになるのでしょうか。

そしてまた日本は何らかの煮え湯を飲まされるのでしょうか。

イヤだなぁ。日本人として気持ちが萎えます。

そもそも韓国は、アジア通貨危機の時にデフォルト寸前になってIMFの支援を受けてその管理下におかれて、その時に国内の主要財閥のすべてと金融機関が欧米資本の傘下になったのだから、いつも上から目線ではなくてもう少し遠慮もあっていいんじゃない!?、と思っています。

 

昨日は、設定レンジの上限から15銭。下限から15銭の合計で30銭の利益でした。