2018/01/15
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.19円。下限は111.61円です。

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上昇に関しては、1時間足の設定レンジ内の基準線、111.45円、
設定レンジ上限の111.91円、機関投資家のターゲットとしている111.20円を越えて、移動平均線(75)を抜ければ、相場は上昇していくでしょう。

そうなったら当面の目標は111.60円、111.80円を目指します。

逆にユーロドルが上昇していくと、ドル円は下落基調です。

そして今、ドル円はユーロドルと正反対の動きをしています

先週の12日金曜日は、ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)との連立協議の予備交渉が合意された事を受けて、ユーロが急伸しました。

ユーロドルが3年ぶりの高値を付けて、ドル円は下落。

スペイン経済相とオランダ財務相が、ブレグジット後の英国との良好な経済関係を目指すと表明するとポンドドルが急伸して、つられてユーロドルは上昇し、ドル円は下落。

アメリカ株式市場は最高値を更新。債権市場も利回り急上昇。
しかし、ドル円は下落。

おいおい、って感じしませんか!?

以前ブログで「フェッジファンドがドル円から離れている噂」を書きましたが、最近の情勢をみていると、フェッジファンドはユーロを中心とする通貨に全力を注いでいる様子です。

その上アメリカの格付け会社のムーディーズが、ユーロ圏の経済成長率予測で、

「景気は回復しており今年と来年は更に安定した経済成長が見込まれる」

と発表しました。

ドル円が上昇する素地が少なくなってきています

このままユーロドルが高値で安定してしまうと、今週のドル円は下落基調のまま、曖昧な相場を形成してしまいます。

下値のターゲットは、設定レンジの下限を越えて、111.50円、110.00円を割り込む展開も予想されます。

今週のドル円に影響を与えると予想される経済指標

15日(月)
19:00 ユーロ圏・11月貿易収支 ユーロドルの動きに注意

16日(火)
18:30英国・12月消費者物価指数・小売物価指数・生産者物価指数 ポンドドルの動きに注意
22:00米国・1月NY連銀製造業景気指数

17日(水)
19:00 ユーロ圏・12月消費者物価指数確報値、ユーロドルの動きに注意
23:15米国・12月鉱工業生産

18日(木)
22:30米国・12月住宅着工件数、1月フィラデルフィア連銀景況指数、失業保険申請件数
翌1:00 米国週間原油在庫統計

19日(金)
18:30 英国・12月小売売上高、
0:00 米国・1月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値