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2018/03/05(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は105.70円。下限は105.40円です。

「ドル円/今日の設定レンジ」

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「ドル円・日足」

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「ユーロドル・日足」

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現時点ではドル安方向

トランプ大統領の「鉄鋼・アルミの輸入関税導入」の発言からドル円は円高ドル安の方向に傾斜しています。

私はてっきりトランプ大統領の米国の鉄鋼アルミ業界へのリップサービスかと思っていましたが、なんだか意地を張って有言実行といわんばかりの勢いです。

欧州や中国は「貿易はたしかにに不均衡かもしれないけれど、その代わりにアメリカの国債を買ってアメリカ経済を支えているのは誰だかわかっているの?」風な発言が先週の土曜日から出てきています。

ただひとつ言えることは、この発言があってから「ロシアゲート疑惑」についてのマスコミやサイトでの取り扱いがほとんどなくなりました。

自動車産業に勤める労働者でさえ「カナダ製のような高性能な鉄鋼はアメリカでは作れない。だから関税分だけ自動車の価格が上がって売れなくなる。そうするとまた失業率が上がる」とコミュニティに投稿するくらい国民にとっても関心の高い問題です。

アメリカ国民の目が「ロシアゲート疑惑」からそれた

そう考えると、「ロシアゲート疑惑」から目を背けさせることには成功したといえます。

今年に入ってからのドル安の要因は「ロシアゲート疑惑」と「北朝鮮のミサイル発射」でしたが、これらについてはトランプ大統領が「やめた」とはいえませんが、「鉄鋼・アルミの輸入関税導入」の問題でドルや株価が下がったとしても、この問題についてはトランプ大統領が「やめた」といえばドルも株価も反転する可能性があります。

株価については先日も書きましたが、世界的に割高感があって、機関投資家でさえ思い切って買い増しができる状態ではないので、調整反落ととらえることが出来れば歓迎しているのではないでしょうか。

世の中は権力者同士の駆け引きがいつも行われていて、正邪や善悪よりも勝つか負けるかがすべてらしいです。

聖人は「誰がではなくて、何をしたか」が大切といい、愚者は「何をではなく、誰がしたか」にこだわるといいますが、お上を愚者とはいいませんが、私たちの平和だけはしっかり守ってくださいね、といいたいです。

 

今週の経済指標の発表

3月5日 (月曜日)
18:00
ユーロ圏 ユーロ圏2月総合PMI・確報値
ユーロ圏 ユーロ圏2月サービス業PMI・確報値

18:30
英国 英2月サービス業PMI

19:00
ユーロ圏 ユーロ圏1月小売売上高

23:45
米国 米2月マークイット総合PMI・確報値
米国 米2月マークイットサービス業PMI・確報値
米国 米2月ISM非製造業景況指数

 

3月6日(火曜日)

21:30 米国 ダドリー米NY連銀総裁、講演
翌0:00 米国 米1月製造業受注指数

3月7日(水曜日)

19:00
ユーロ圏 ユーロ圏10-12月期GDP・確報値(前期比)
ユーロ圏 ユーロ圏10-12月期GDP・確報値(前年比)

21:00
米国 米MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:00
米国 ダドリー米NY連銀総裁、講演
米国 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演

22:15
米国 米2月ADP全国雇用者数

22:30
米国 米10-12月期非農業部門労働生産性・確報値(前期比)
米国 米10-12月期単位労働コスト・確報値(前期比)
米国 米1月貿易収支

カナダ 加1月貿易収支

翌0:30
米国 米週間原油在庫

翌4:00
米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

翌5:00 米国 米1月消費者信用残高

3月8日(木曜日)

21:30
米国 米2月チャレンジャー人員削減予定数(前年比)

21:45
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)理事会、政策金利発表

22:30
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、記者会見

22:30
米国 米新規失業保険申請件数

3月9日(金曜日)
9:00
日本 日銀金融政策決定会合結果公表

10:30
中国 中国2月消費者物価指数(前年比)
中国 中国2月生産者物価指数(前年比)

15:30
日本 黒田日銀総裁、記者会見

22:30
米国 米2月非農業部門雇用者数
米国 米2月失業率
米国 米2月平均時給

翌0:00
米国 米1月卸売売上高
米国 米1月卸売在庫・確報値

3月10日(土曜日)

米国およびカナダ市場で冬時間終了、夏時間に移行

今日のトレード戦略

設定レンジ内では1時間足の「一目均衡表の転換線」が効いていますが、この転換線を越えて「買い」でエントリーするのは危険な臭いがします。

そして、1時間足のボリンジャーバンドの幅も収束しています。

こういうときはどちらにはねるかわかりません。

今日の設定レンジの幅は狭いですから方向性が出てからでも遅くはありません。

じっくりとトレードしませんか。

 

設定レンジの上限を越えたら、105.77円、105.90円、106.10円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、105.25円、105.05円、104.80円をターゲットとします。

こちらの外は小雨なのですが風は強く吹いています。
それでも遅咲きの梅の花は細い枝にしがみついて離れません。
今週の私のトレードもそうありたいです。

愛菜