「貿易戦争」のターゲットは日本と中国
アメリカは、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置の除外国に日本を選ばなかった。
欧州連合(EU)、メキシコ、カナダ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、韓国などは除外されたのに。
アメリカが日本に対して「同盟国」といっているのは自国にとって戦略的有利となる軍事的なことだけで、あとのことは「リップサービス」ということなのでしょうか。
所詮日本は、アメリカの同盟国ではなくて「従属国」に過ぎないということがはっきりしたと思わざるを得ません。
だからといって世間からはみだしているMtFの愛菜がそう思うだけであって、それに対して誰かに共感を求めるつもりはなくて、日本が根を上げてアメリカが求める不均衡貿易協定であるFAT(自由貿易協定)の締結をするまでは「円高ドル安」の谷に落ちていくのだろう、と思っているだけです。
日本が民主党政権だったときの経済的悪夢がまた始まるのか、と暗い気持ちになってしまいます。
トランプ大統領は中間選挙のために、攻撃しやすい日本を選んだ。
アメリカがTPPに参加していれば大国としての寛容性と尊敬が生まれたはずなのに、FATともなればアメリカは単なる「ごり押しギャング」と日本国民に思われてしまうことがわかっていないのかなぁ。
それでもやはりトランプ大統領にとっては,、中間選挙が大切なのでしょう。
鉄鋼、アルミ輸入規制で日本に圧力をかけてFATが締結されれば、牛肉や豚肉など農産物や飼料の対日輸出を大幅に拡大させることができるので、トランプ
大統領の支持基盤である農産物輸出業界にとっては大喜びですものね。
でも食料自給率が40%以下の日本はどうなるの?
日本の農業はどうなるの?―と心配してしまいます。
多少の戻りはあっても「円高ドル安」に向かう理由
① 表向きは米中貿易戦争の懸念
② 対日通商政策から読み取れるアメリカのドル安指向
③ 日本の統治機構が、安全保障を日本国民に言い訳にしてFATの締結を目論む可能性。
そうそうアメリカ在住の中国人の経済アナリストが、「この際だから世界経済力第2位の中国と第3位の日本が同じアジア人として同盟してアメリカと対峙しよう」とFXサイトに投稿していましたが、それもおもしろいかも知れません。
2018/03/26(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は105.06円。下限は104.60円です。
「ドル円/今日の設定レンジ」突然の下落に注意
20180326_1uy_p「ドル円・日足」移動平均線(75)を越えるまではドル安基調
20180326_duy_p
今週の経済指標
30日金曜日は「グッドフライデー」で世界的に市場はお休みです。
そして今週に控える大きな経済指標もありません。
GPIF年金運用機構は、日本株の買い支えに余力があったらドル買い円安に動くでしょう。
ところで財務省や金融庁の息のかかった証券会社のアナリストやFX業者のストラテジストは、株は底値とかドル高方向というでしょうがあまり信じない方がいいかも知れません。
3月26日(月曜日)
21:30
米国 米2月シカゴ連銀全米活動指数
23:30
米国 米3月ダラス連銀製造業活動指数
翌1:30
米国 ダドリー米NY連銀総裁、講演
3月27日(火曜日)
18:00
ユーロ圏 ユーロ圏3月経済信頼感
ユーロ圏 ユーロ圏3月消費者信頼感・確報値
22:00
米国 米1月S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
23:00
米国 米3月消費者信頼感指数
米国 米3月リッチモンド連銀製造業指数
3月28日(水曜日)
20:00
米国 米MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30
米国 米10-12月期GDP・確報値(前期比年率)
米国 米10-12月期個人消費・確報値(前期比年率)
米国 米10-12月期GDPデフレーター・確報値(前期比年率)
米国 米10-12月期コアPCEデフレーター・確報値
米国 米2月卸売在庫・速報値
23:00
米国 米2月中古住宅販売保留件数指数
23:30
米国 米週間原油在庫
3月29日(木曜日)
米国 米債券市場は短縮取引(グッドフライデーの前日)
17:30
英国 英10-12月期GDP・確報値(前期比)
英国 英10-12月期GDP・確報値(前年比)
英国 英10-12月期経常収支
英国 英2月消費者信用残高
21:30
米国 米新規失業保険申請件数
米国 米2月個人所得
米国 米2月個人消費支出
米国 米2月コアPCEデフレーター
22:45
米国 米3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00
米国 米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値
3月30日(金曜日)
グッドフライデー
アメリカ・ロンドン・シンガポール・香港・シドニー・ウェリントン・パリ・フランクフルト・チューリッヒ・南アフリカ・トロント市場休場
今日のトレード戦略
本日は、設定レンジの上限と下限をはさんだ上下付近にそれぞれ強めの「売り」と「買い」があります。
設定レンジの上限を越えたら、105.14円、105.28円、105.50円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたら、104.45円、104.20円、104.01円をターゲットとします。
設定レンジ内で振り回されないようにしましょう。
今週も頑張りましょう。
愛菜