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市場にある貿易戦争に対する楽観論
昨日は中国政府が、トランプ大統領の票田を意識した「農産物」を含む米国製品に対して25%の追加関税を課すと発表してドル円は一気に下落しました。
しばらくして中国の英語サイトに国内の飼料メーカーの声として、「家畜飼料用の大豆に関税が課されれば中国国民の好む豚肉が高騰する。」と掲載されました。
中国は本気で貿易戦争なんてするつもりはありませんから、とトランプ大統領にメッセッージを送りました。
しばらくして、アメリカ国家経済会議のカドロー委員長が、「今回の対中関税措置は中国と交渉するためのカードだ。」との発言が伝わるとドルが買い戻される展開となりました。
トランプ大統領の本音は「アメリカの知的所有権はきちっと守って、アメリカ企業が中国に進出する際には技術開示は要求しない方向で頼むよ。」ということ。
アメリカファースト。アメリカがよければそれでいい、というトランプ大統領の姿勢は一貫しています。
今アメリカは減税の影響で経済の底が安定してきたようです。
トランプ大統領の支持率も上向いてきています。
アメリカのサイトを読んでいると、車を買い換えたい、家を修理する、スタバが混んでいる、ペットフードのランクを上げたなど、生活に薄日が射し込んできているような明るい表現が増えてきています。
そのような下地があるのでドル円は上昇してもおかしくありません。
ところがー、トランプ大統領と財務当局は「ドル安」にしてアメリカの製品の輸出を増やしたいとする野望は捨てていないのが、今の私のトレードをビビらせている原因です。
昨日のトレード
最初は、設定レンジの下限を越えて、106.40円から第2ターゲットの106.00円で「決済」
40銭の利益。
次は、106.20円から「買い」エントリーで106.50円まで30銭。
そこから方向感が読めなくなって就寝。
午前3時過ぎに設定レンジの上限越えアラームが部屋中に鳴り響いたので、コーヒー片手にパソコンの前にいきました。
106.70円で「買い」でエントリーして、設定レンジの上限越えの第1ターゲットを少し上がった106.98円で「決済」しました。
でもでも…。9時間もかけて28銭の利益。何だかなぁ~。
寝てたらよかったと今思っているところです。
2018/04/05(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.00円。下限は106.70円です。
「ドル円/今日の設定レンジ」107.00円のトライ
20180405_1uy_p「ドル円・日足」107.28円に大きな抵抗線
20180405_duy_p今日の経済指標
4月5日 (木曜日)
中国・香港市場休場
17:00
ユーロ圏 ユーロ圏3月総合PMI・確報値
ユーロ圏 ユーロ圏3月サービス業PMI・確報値
18:00
ユーロ圏 ユーロ圏2月生産者物価指数(前年比
ユーロ圏 ユーロ圏2月小売売上高
20:30
米国 米3月チャレンジャー人員削減予定数(前年比)
21:30
米国 米新規失業保険申請件数
米国 米2月貿易収支
今日のトレード戦略
今日は、設定レンジの上限越えの大きな抵抗線となっている107.28円をしっかりと上抜けるかがポイントです。
そうして107.50円を抜けたら、目指せ108.00円!です。
しかし油断をしていると、一気に下げてくることがありますから、ジリジリと上がっている時はしっかりとストップをおいておく必要があります。
設定レンジの上限を越えたら、107.09円、107.28円、107.80円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたら、106.63円、106.54円、106.35円をターゲットとします。
今日は疑心暗鬼の相場展開になるかも知れません。
細かく刻んでリカクしていくつもりです。
しっかりと流れについていきましょう。
愛菜