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日米首脳会談の3つの課題

①北朝鮮の非核化に向けた日米同盟の確認

今日からの「日米首脳会談」の本来の目的は、5月下旬に予定されている米朝首脳会談を前にした日米関係の確認。

現時点では北朝鮮には中国・ロシアが後ろ盾となって、韓国は北朝鮮寄りにシフトしているので、アメリカとしてはここで日本との連携をアピールするということでしょうか。

その中で安倍首相は北朝鮮の拉致問題にも言及されると予想されますが、この問題は日本だけのことではなくて、アメリカも韓国もフランスなど欧州でも北朝鮮による拉致被害者の存在が確認されているので米朝首脳会談でも取り上げられる可能性はあると思います。

もう税金徴収はやめてほしいなぁ

しかしここ私たちに降りかかってくる問題は、北朝鮮の「非核化」の引き換えとした経済・エネルギー支援のための取引に「拉致問題」が利用されること。

アメリカの個人投資家サイトでは、その「非核化」のための資金を、アメリカは出すべきでない、とのコメントがすでに増えてきているので、経済・エネルギー支援の資金は私たち日本人の税金から出すことになるのかなぁと今からイヤな感じがしています。

遠い昔の湾岸戦争の時に徴収された税金は今では法人住民税として名前を変えていまだに徴収されているし、東日本大震災の時の税金もその後の使い道がはっきりしないまま毎月所得税に紛れて徴収されています。

日本の外務省と財務省の力量が問われるところです。

②TPP復帰問題

ここは、ロイターさんの今日付のコメントをそのまま引用いたします。

とっても端的で言外の意味も含まれていて素晴らしいです。

「TPPの正式名称は今、「包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ(CPTPP)」となっている。加盟各国は、知的財産関連など複数条項の発動を停止した。米国の医薬品やハイテク企業は知的財産保護を熱心に求めているだけに、これが米国の再加入を阻む要素の1つになってもおかしくない。」

③貿易不均衡問題

トランプ大統領がツイッターで、安倍首相を名指しで貿易不均衡について批判したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

トランプ大統領は最近になって中国の「ああ言えばこう出る」みたいなしたたかな戦略に押され気味です。

商務省が今年2月に発表した2017年のモノに限った貿易相手国の
第一位 中国 3752億ドル(8.1%増)
第二位 メキシコ 711億ドル(10.4%増)
第三位 日本 688億ドル(0.1%増)
第四位 ドイツ 643億ドル(0.7%減)

メキシコからの輸入は、メキシコに工場を移転したアメリカ企業の製品なのでこの貿易赤字の問題でメキシコは責められていません。

ということは中国との通商政策がうまくいかなければ、ターゲットは日本という訳です。

そうなると円高の再燃です。

安倍首相の人間力に期待

今トランプ大統領は、ご自身に降りかかっている「元ポルノ女優との不倫問題」と「ロシアゲート疑惑」を払うことに腐心しています。

元ポルノ女優との不倫問題が「人権問題」に、ロシアゲート疑惑が「トランプ大統領の人格問題」に変遷しつつあります。

一瞬はシリア空爆でアメリカ国民の目がトランプ大統領から逸れて、昨日トランプ大統領がツイッターに投稿しているように支持率は上がりました。

しかしアメリカ時間で昨夜のニュースを観ていると、元の木阿弥の状態でした。

のような中での日米首脳会談となる訳ですから、さまざまな難題を突きつけられるかもしれませんが、ここは安倍首相の人間力に日本は「おんぶに抱っこ」です。

2018/04/17(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.17円。下限は106.93円です。

「ドル円/今日の設定レンジ」ドル高への力が感じられません

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「ドル円・日足」緩やかなドル安方向

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今日の経済指標

4月17日(火曜日)
安倍首相訪米(-20日)、日米首脳会談(-18日、於;フロリダ州リゾート「マールアラーゴ」

国際通貨基金(IMF)、世界経済見通し(WEO)公表

17:30
英国 英2月ILO失業率(3カ月)
英国 英3月失業率
英国 英3月失業保険受給者数

18:00
ドイツ 独4月ZEW景気期待指数
ドイツ 独4月ZEW現況指数
ユーロ圏 ユーロ圏4月ZEW景気期待指数

20:30
米国 ゴールドマン・サックス、1-3月期決算発表

21:30
米国 米3月住宅着工件数
米国 米3月建設許可件数

22:15
米国 米3月鉱工業生産指数
米国 米3月設備稼働率
米国 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演

23:00
米国 クオールズFRB副議長、講演

翌0:00
米国 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演

今日のトレード戦略

昨日は本当に動かなかったですね。

私は、昨日の午前中の窓開けを閉じにかかった午前中の20銭と、午前0時を過ぎてからの10銭という結果に終わりました。

動きが弱いといつ反転するかわからないので、エントリーしても気が気ではありません。

為替相場にはいつになったら元気が戻ってくるのでしょうか。

設定レンジの上限を越えたら、107.25円、107.40円、107.50円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、106.85円、106.70円、106.50円をターゲットとします。

今日は30銭も獲れないかなぁ。悲しい。

愛菜