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日中韓首脳会談の成功

安倍首相が主導した日中韓首脳会談は、東京・元赤坂の迎賓館で午前11時20分過ぎから共同記者発表が行われました。

これから多くのニュース番組で取り上げられると思うので、個別の案件に関することは省くとして、ともかく東アジアの経済を牽引している日中韓がテーブルを囲んでいる風景に好感が持てました。

最近のメディア

最近の報道は、メディアの記者も野党も専門的な知識がない人たちが多いから、知識不要の「モリカケ」問題や、発言の言葉尻を捉えて勝ち誇ったかのような追求ばかりで、そして新聞やテレビは彼らの考え方や見解を、見れば読めば押しつけてくる。

辟易しちゃうんです。そういうの。

そのような野党やメディアの人たちとの対応にまみれながら、着実に外交を進めている安倍首相に、私は自民党員ではないけれど拍手です。

世界の中の日本

アメリカの「イラン核合意」破棄、シリア問題、アメリカの独善的な自由貿易の標榜、北朝鮮問題などなど、ここまでグローバル化してきている現況の中で、日本だって間接的には影響のあることばかりです。

毎日為替相場に向き合っていると、日本には関係ないことでも「円」は大きく変動します。

つまり日本も確実に世界情勢に組み込まれている訳です。

イランと取引のあるアメリカ国内の銀行の業務停止

昨日はトランプ大統領が「イラン核合意」破棄を発表しました。それに対して欧州各国は「失望」を表明しましたが、アメリカ以外の国々は「イラン核合意」の継続と結束を表明しました。

ところがアメリカは「今後、イランと取引をする国々は、アメリカでの銀行業務を停止することも考える。」とさっそくアドバルーンをあげました。

アメリカは世界の金融の中心ですからアメリカに自国の銀行がなくなったら、世界基軸通貨のドルで決済することが困難になってしまうので、ここで欧州はシュンとなってしまいました。

そこで世界の基軸通貨を狙っている中国がオフレコ発言。

「イランとの決済代金は中国元とあなたの国の通貨で交換しましょう。」と。

今度はアメリカが黙ってしまいました。

トランプ大統領の発言からたった半日も立たないうちに、これだけの動きが世界にはあるわけです。

 

経済の「仮想敵国」になりつつあるアメリカ

私は基本的には駆け引きに長けた職業政治家ではないまっすぐなトランプ大統領が好きです。

しかしこのままアメリカ第一主義を貫き通すと、アメリカは孤立してしまう。

「イラン核合意」破棄で欧州は結束。

自由貿易でアジアは結束。

そもそもトランプ大統領が蒔いた種。

今やアメリカは、経済的には各国の「仮想敵国」です。

市場の役割

今はドル円を含む世界通貨全般にいえることですが、ひとことで言えば「不安定」。

新興国の通貨は軒並み下落。アルゼンチンなんて金利が40%。

私は今年で17年もFXトレーダーをしていますが、最近の相場は海に漂うクラゲ状態。

市場の意志も感じません。

市場は、各国の政治や支配機構に対してもの言わぬ圧力な訳ですから、世界の人々幸せと平和と安定を目指しながら切磋琢磨してほしいと思ってしまいます。

最後に、ここはひとつ日中韓首脳会談を融和ムードでしきった手腕と、世界でも在任期間が長く日本の顔として認められている安倍首相に、トランプ大統領と「世界の中のアメリカ」と題してじっくり話をしていただきたいものです。

2018/05/09(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.63円。下限は109.00円です。

「ドル円/今日の設定レンジ」上昇の勢い

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「ドル円・日足」110.00円を突破するか

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今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

5月9日(水曜日)
20:00
米国 米MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 米4月生産者物価指数
米国 米4月生産者物価指数・コア

23:00
米国 米3月卸売在庫・確報値
米国 米3月卸売売上高

23:30
米国 米週間原油在庫

翌2:00
米国 米10年債入札(250億ドル)

今日のトレード戦略

短期的には「買い」と「押し目買い」戦略で挑みます。

設定レンジの上限を越えたら、109.90円、110.00円、110.20円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたら、108.85円、108.58円、108.40円をターゲットとします。

今日も頑張りましょう、ね。

愛菜