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ドル高に陰りが見えてきました

先週の金曜日は「5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値」が比較的強い数字でしたが、ドル円は1時間足の「一目均衡表の基準線」にタッチして下落。

一方の米国債10年国債利回りは上昇したのですが、ドル円の反応はありませんでした。

ということは、米系ファンドのドル買い調整が始まったのでしょうか。

アメリカの貿易関税に端を発するEU内での軋轢の予兆

そしてEUに目を向けると、フランスのマクロン大統領がEUでの指導力を発揮しようと、ドイツの対米貿易黒字を公然と批判。「アメリカがEUに対する関税を強化するのはドイツの責任だ」と。

そもそもドイツ経済がEU全体を支えているのに、敵はアメリカではなくてドイツだと言ったもの同然で、そのことが原因で、ドイツが少しでも内向きになったらユーロ高が再燃してしまうのに、なんであんな発言をしたのだろう、と思ってしまいます。

最近のドイツは、移民として受け入れたイスラム教徒が国内で暮らしているユダヤ人に暴力をふるったりして、それがドイツ全体の責任みたいに言われていて大変なのはわかった上でのマクロン大統領の発言は、これから少しずつユーロに影響してくるのではないでしょうか。

そんなこともあって、今週のドル円に影響を与えそうな経済指標にはドイツ関連も加えて起きました。

ユーロドルが動いたらドル円にも波及しそうです。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

5月14日(月曜日)

日本  衆・参予算委員会 集中審議
イスラエル 在イスラエル米大使館 エルサレム移転
ユーロ圏 英独仏外相とイラン代表団が会談

22:40
米国 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演

5月15日(火曜日)

11:00
中国 中国4月小売売上高(前年比)
中国 中国4月鉱工業生産(前年比)
中国 中国4月固定資産投資(年初来・前年比)

13:30
日本 3月第3次産業活動指数(生鮮食品除く・前年比)

15:00
ドイツ 独1-3月期GDP・速報値(前期比)
ドイツ 独1-3月期GDP・速報値(前年比)

16:00
トルコ トルコ2月失業率

17:30
英国 英4月失業率
英国 英4月失業保険受給者数
英国 英3月ILO失業率(3カ月)

18:00
ユーロ圏 ユーロ圏3月鉱工業生産
ユーロ圏 ユーロ圏1-3月期GDP・改定値(前期比)
ユーロ圏 ユーロ圏1-3月期GDP・改定値(前年比)
ユーロ圏 ユーロ圏5月ZEW景気期待指数
ドイツ 独5月ZEW景気期待指数
ドイツ 独5月ZEW現況指数

21:00
米国 カプラン米ダラス連銀総裁、講演

21:30
米国 米5月NY連銀製造業景況指数
米国 米4月小売売上高
米国 米4月小売売上高(除自動車)

23:00
米国 米3月企業在庫
米国 米5月NAHB住宅市場指数
米国 クラリダ次期FRB副議長候補、ボウマンFRB理事候補、米上院指名承認公聴会
米国  対中関税に関する公聴会(米国国際貿易委員会)

翌2:00
米国 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演

翌5:00
米国 米3月対米証券投資

5月16日(水曜日)

8:50
日本 1-3月期GDP・1次速報値(前期比)
日本 1-3月期GDP・1次速報値(前期年率比)
日本 1-3月期GDPデフレーター・1次速報値

13:30
日本 3月鉱工業生産・確報値

15:00
ドイツ 独4月消費者物価指数・確報値(前年比)

18:00
ユーロ圏 ユーロ圏4月消費者物価指数(HICP)・確報値(前年比)

20:00
米国 米MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 米4月住宅着工件数
米国 米4月建設許可件数
米国 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演

22:15
米国 米4月鉱工業生産
米国 米4月設備稼働率

23:30
米国 米週間原油在庫

5月17日(木曜日)

日本  訪日外国人数
ユーロ圏 EU首脳会議(於;ブルガリア ソフィア)

8:50
日本 3月機械受注
日本 対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)

21:30
米国 米新規失業保険申請件数
米国 米5月フィラデルフィア連銀製造業指数

23:00
米国 米4月景気先行指数

5月18日(金曜日)

8:30
日本 4月全国消費者物価指数(生鮮食品除く・前年比)

17:00
ユーロ圏 ユーロ圏3月経常収支

18:00
ユーロ圏 ユーロ圏3月貿易収支

22:15
米国 カプラン米ダラス連銀総裁、講演

22:15
米国 ブレイナードFRB理事、講演

2018/05/14(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.40円。下限は109.20円です。

「ドル円/今日の設定レンジ」上昇と下降トレンドラインが交差しました

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「ドル円・日足」上値が重くなってきました

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今日のトレード戦略

今日はとくに目立った「経済指標」はありません。

ということで注意するのは「トランプ大統領のツイッター」と「ヘッドラインニュース」ということになるのでしょうか。

アメリカ時間になって、米国債10年国債利回りの上昇に重さが出てきたら「ドル売り」が始まるでしょう。

日本時間の夜、英独仏外相とイラン代表団が会談しますが、その結果次第で欧州の投資家はユーロ売りを模索しています。

そうなるとドルは連れ安の後に「ドル買い」です。

焦ってエントリーはしない方がいいでしょう。

設定レンジの上限を越えたら、109.50円、109.77円、109.95円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、109.05円、108.93円、108.70円をターゲットとします。

今週も頑張りましょう、ね。

愛菜