常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

今日は海の日で日本市場はお休みですが、朝からトレードしています。

午前9時過ぎに112.40円で「買い」で仕込んで、午前10時半に下がる恐怖心には勝てずに112.55円で「決済」しました。

貿易戦争でも堅調なアメリカ経済を背景とした「ドル高」

今まで人口の多さと圧倒的な資金量で自国の都合を押しつけてきた中国も、今回の貿易戦争のことでは、トランプ大統領には恫喝がきかないと思い始めてきたのでしょうか。

中国の報道官こそ敵意むき出しの怖い顔をしていますが、内容だけを読めば具体性もないしトーンダウンという感じ。

為替市場は長期的に考えるとアメリカ経済にとっても悪影響があるかも知れないけれど、短期的には堅調なアメリカ経済が揺らぐことはない、と考えて昨今は「ドル高」基調となっているようです。

さらに欧州経済の弱含みと中国の人民元安誘導も「ドル高」を後押ししています。

そんなことを考えると、瞬間的な下落や調整反落はあっても、今週はドル高基調と考えて安全にトレードするには「押し目買い」かな、と思っています。

自動車輸入制限に関する公聴会

今週注目されているアメリカのイベントは、19日に予定されている「自動車輸入制限に関する公聴会」です。

アメリカの商務省の発表によると、証言する団体はー

・米自動車工業会
・世界自動車メーカー協会
・全米自動車ディーラー協会
・米自動車部品工業会
・全米自動車労組
・ドイツ、日本のメーカー関連企業
・中国国際商会
をメインに、各国の駐米大使や関係当局者の証言も予定されているようです。

当然招請されている団体や企業などは、25%にも及ぶ自動車輸入関税には反対するのでしょうが、市場の関心は「質問者の意図」にあります。

招請者に対して公聴会は、「どのような背景を持った人が、どのような質問をして、結果的にその人が得ようとしている利益は何か」ーということです。

今回は経済学的な分析をするわけではないので、質問者が代弁している背景の国や地方、団体、企業を探って、その影響力の度合いから、市場は輸入関税が発動されるかどうかを見極める材料のひとつと考えています。

今回の「自動車輸入制限に関する公聴会」は、基本的にはアメリカの中間選挙に向けたパフォーマンスなのですが、誰かの突拍子もない発言が報道されて為替相場が急変動することも予想されますが、でも慌てないことです。

影響は一瞬で、価格は元に戻りますから、少なくても半分は戻りますから、損切りは慎重になってください。

先週金曜日のトレード 利益39銭

設定レンジ内で何度が買いのチャンスがあったのですが、各時間足のRSIとストキャスティックスがバラバラだったのでノーエントリーでした。

設定レンジ下限112.50円を下抜けてー

112.50円→112.42円 8銭 午後7時前
112.50円→112.37円 13銭 午前0時  第1ターゲット
112.45円→112.37円 8銭 午前1時前 第1ターゲット
112.40円→112.30円 10銭 午前3時

合計で39銭でした。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

7月16日(月曜日)
日本 海の日の祝日で休場
フィンランド 米ロ首脳会談

11:00
中国 4-6月期中国国内総生産(GDP)
中国 6月中国鉱工業生産
中国 6月中国小売売上高

18:00
ユーロ圏  5月ユーロ圏貿易収支(季節調整前)

19:45
米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第2四半期決算

21:30
米国 7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国 6月米小売売上高
米国 6月米小売売上高(除自動車)

23:00
米国 5月米企業在庫

7月17日 (火曜日)

17:00
英国 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、カンリフBOE副総裁、講演

17:30
英国 6月英失業率
英国 6月英失業保険申請件数推移
英国 3-5月英失業率(ILO方式)

20:30
米国 ゴールドマン・サックス第2四半期決算

21:30
カナダ  製造業売上高

22:15
米国 6月米鉱工業生産指数
米国 6月米設備稼働率

23:00
米国 7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、米上院銀行委員会で証言

翌5:00
米国 5月対米証券投資動向

7月18日 (水曜日)

17:30
英国 6月英CPI
英国 6月英CPI(前年同月比)
英国 6月英小売物価指数(RPI)
英国 6月英RPI(前年同月比)
英国 6月英卸売物価指数(PPI)食品とエネルギーを除くコア指数(前年同月比)

18:00
ユーロ圏  5月ユーロ圏建設支出
ユーロ圏  5月ユーロ圏建設支出(前年同月比)
ユーロ圏  6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値

20:00
米国 モルガン・スタンレー第2四半期決算
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 6月米住宅着工件数
米国 6月米住宅着工件数(年率換算件数)
米国 6月米建設許可件数
米国 6月米建設許可件数(年率換算件数)

23:00
米国 パウエルFRB議長、米下院金融サービス委員会で証言

23:30
米国 週間石油在庫統計

翌3:00
米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

7月19日 (木曜日)
米国 自動車輸入制限に関する公聴会

8:50
日本 6月貿易統計(通関ベース、季節調整前)

17:30
英国 6月英小売売上高指数(自動車燃料含む)

21:30
米国 前週分の米新規失業保険申請件数
米国 7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数

23:00
米国 6月米景気先行指標総合指数

翌5:00
米国 ゼネラル・エレクトリック(GE)第2四半期決算

翌5:09
米国 マイクロソフト第4四半期(4-6月期)決算

7月20日 (金曜日)

8:30
日本 6月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 6月CPI(生鮮食品を除く総合)(前年同月比)

8:50
日本 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

13:30
日本 5月全産業活動指数

15:00
ドイツ 6月独生産者物価指数(PPI)

17:00
ユーロ圏  5月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)

21:00
米国 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演

7月21日
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

2018/07/16(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.57円。下限は112.29円です

「ドル円/今日の設定レンジ」移動平均線(75)に注意

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「ドル円・日足」底堅くドル高基調

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今日のトレード戦略

今日の注目は、午後9時半の「ニューヨーク連銀製造業景気指数」と「小売売上高(除自動車)」です。

市場の予想は、前回の結果値よりも消極的です。

先週金曜日の「ミシガン大学のアメリカ消費者信頼感指数」は「下げ」とブログに書きましたが、今日の経済指標の予想は、市場が元々ハードルを大きく下げていて、その数値に対する誤差で相場は変動するので、一旦スクエアが無難です。

設定レンジの上限を越えたら、112.65円、112.76円、112.88円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、112.18円、112.05円、111.95円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

今週も頑張りましょう、ね。

愛菜