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米ロ首脳会談のトランプ大統領の果実

こんにちは。天野愛菜です。

昨日は米ロ首脳会談が、フィンランドの首都ヘルシンキで行われました。

内外メディアはプーチン大統領の独演会とか、具体的な成果はなしなどと報じられていますが、海外の投資サイトのコラムでは少し違います。

昨日の原油相場が下げたことに対して、トランプ大統領の増産要請をプーチン大統領が受諾した、と評価しています。

さらにメディアの論調では、アメリカの共和党からも米ロ首脳会談に対して批判の声が上がった、とありますが、そもそもアンチトランプ大統領である共和党議員の発言を取り上げているだけです。

実際には、トランプ大統領の支持率は上がっているんです。

メディアのいうことはウソではないのですが、為替相場を展望する上では、それをそのまま受け取ってはいけないなぁ、と思いました。

今日の注目

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、米上院銀行委員会で証言

アメリカの2年債と10年債の利回り逆転の可能性を含めて、「来年にはアメリカの利上げを打ち止めする」との噂があって、それに対してパウエル議長がどのように答弁するのかが注目されています。

「年内2回、来年は4回」とJPモルガンなどが牽制しているのがおもしろいです。

今アメリカの金融機関は大幅増益に沸き立っていますが、それはトランプ大統領の減税効果と金利上昇のお陰様。

アメリカの銀行も日本と同じで預金者に対する金利は0に近く設定されています。

ですからアメリカの銀行は国債を買っているだけで楽して大儲け。

そのような事情があって、アメリカの金融機関はさらに金利を上げて欲しいから、これからもさまざまな牽制球が繰り出されてくるでしょう。

ちなみに日本の金融機関は、日銀のマイナス金利政策で楽して儲けることが出来ません。

昨日のトレード 利益27銭

午前中の15銭の利益が、一回のトレードでは一番大きかったです。

夜になってからも小動きで、設定レンジの第1ターゲットにも届かず。

設定レンジ下限112.29円→112.25円の4銭の3回だけ。

むなしい一日でした。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

7月17日(火曜日)

17:00
英国 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、カンリフBOE副総裁、講演

17:30
英国 6月英失業率
英国 6月英失業保険申請件数推移
英国 3-5月英失業率(ILO方式)

20:30
米国 ゴールドマン・サックス第2四半期決算

21:30
カナダ  製造業売上高

22:15
米国 6月米鉱工業生産指数
米国 6月米設備稼働率

23:00
米国 7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、米上院銀行委員会で証言

翌5:00
米国 5月対米証券投資動向

2018/07/17(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.45円。下限は112.24円です

「ドル円/今日の設定レンジ」アメリカの株価が波及してくるか

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「ドル円・日足」足踏み状態。軟調。

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今日のトレード戦略

最近のドル円相場は、アメリカの金利と相関関係が崩れてきています。

その理由は、海外に展開しているアメリカ企業が留保していた資金をアメリカ国内に還流させ始めたことと、日本企業が海外投資のために円をドルに換えていることにあります。

ですから今日も、落ち着いて相場に寄り添っていきましょう。

設定レンジの上限を越えたら、112.53円、112.65円、112.79円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、112.18円、112.06円、111.95円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

さて今日はどのような展開を見せてくれるのでしょうか。楽しみ。
愛菜