常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
アメリカの堅調な経済を背景にドル安からドル高へ
こんにちは。天野愛菜です。
現在の世界経済を牽引しているのは、アメリアの大型減税とアジアでの省力化への設備投資。一方で米中の貿易戦争や急速な原油高、アメリカの利上げが懸念材料となっています。
そんな中、G20の開催を控えた金曜日、トランプ大統領は為替について牽制球。
「中国とEUは為替操作をして金利も低く設定している」とツィート。
そこからさらにドル安が進行しました。
トランプ大統領の戦術はうまくいっています
現在のアメリカの経済が堅調である理由は、何よりもトランプ大統領の大型減税効果です。
そのような状況にあって、もしトランプ大統領が貿易戦争を仕掛けていなければ、堅調なアメリカ経済を背景に、中国やEUから多くの製品がアメリカになだれ込んでいました。
そうなると結果的に大型減税効果を享受するのは外国企業であり、アメリカの産業は痛手を被ることになっていたかも知れません。
そう考えると、トランプ大統領の戦術は功を奏しているといっても過言ではありません。
今週はドル安からドル高へ
今後のトランプ大統領は、為替をドル安基調にしてアメリカ製品を海外に輸出することに傾注すると考えると、ファンダメンタルズはドル安となります。
しかし今週の金曜日に控えているアメリカのGDP速報値は4~4.5%の高い数字が予測されているので、基本的には強いドル高となります。
そう考えると大手ファンドやプロのトレーダーは、どこかのタイミングで「買い」ポジションを作り始めますから、底値が堅くなり、しだいに上昇基調。
しかしトランプ大統領のドル高への牽制球がいつ投げ込まれるかも不安です。
ですから底値が固まるのはいつなのかはわかりませんが、気の早いトレーダーは今晩のうちから「買い」の仕込みに入るらしいので、トレンドが発生しない限りは安易に「売り」で入ると危険なようです。
今週は、週のはじめはドル安基調ですが、金曜日のGDP速報値に向けてドル高に向かうのではないでしょうか。
先週金曜日・20日のトレード
19日のポジション決済も含めて 利益2円26銭
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先週金曜日・20日「ドル円/今日の設定レンジ」
設定レンジの上限は112.62円。下限は112.27円。
上限越えのターゲットは、112.76円、112.89円、112.98円。
下限越えのターゲットは、112.21円、112.05円、111.96円。
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下落基調とはお伝えしていましたが、まさか111.38円まで下がるとは…。
そして先日のブログで、
「トランプ大統領の発言が為替相場の潮目になるのでしょうか。」と何気なく使った「相場の潮目」。
本当に「潮目」となるのか、今日と明日でしっかりと見極めたいと思ってしまいました。
さて先週の金曜日20日のトレードは、下落基調と書いた手前、はじめから「売り」だけでトレードと決めていたので、設定レンジ下限の少し下の112.25円から参入しました。
「愛菜の3MAトレード」で1分足チャートがうまく機能したときでした。
それからは、5分足と15分足チャートをみていました。
第1、 第2、第3ターゲットを見事クリアー。
決済したのは、111.70円を付けて戻った111.80円でした。45銭。所要時間は1時間くらい。
それからは、1分足、5分足、15分足の3MAが、そろってもすぐにバラバラの方向になったので、午前1時45分まで休憩。
午後2時半過ぎに111.55円で「売り」。
19日のブログで、設定レンジ上限を越えて第1ターゲットから下落開始と書きましたが、その時に113.16円で「売り」のポジションを作りましたが、運試しに残しておいた最後の1枚も一緒に決済したのが111.45円でした。
113.16円→111.45円 1円71銭。(19日の分)
111.55円→111.45円 10銭。
いいトレードが出来た一週間でした。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
注目は27日金曜日の「米国4-6月期米GDP速報値」です。
強い数字となることは予想されていますが、その数値がどれだけ高いものとなるのか期待が膨らんでいるだけに、少々の強さではドル安に振れることも考えておかなくてはなりません。
7月23日(月曜日)
17:30
中国 6月香港CPI(前年同月比)
23:00
ユーロ圏 7月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
23:00
米国 6月米中古住宅販売件数
米国 6月米中古住宅販売件数(前月比)
7月24日(火曜日)
大量破壊兵器拡散防止構想 海上阻止訓練
14:00
日本 5月景気先行指数(CI)・改定値
日本 5月景気一致指数(CI)・改定値
16:30
ドイツ 7月独製造業PMI速報値
ドイツ 7月独サービス部門PMI速報値
17:00
ユーロ圏 7月ユーロ圏製造業PMI速報値
ユーロ圏 7月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
20:00
トルコ トルコ中銀、政策金利発表
22:00
米国 5月米住宅価格指数
22:45
米国 7月米製造業PMI速報値
米国 7月米サービス部門PMI速報値
米国 7月米総合PMI速報値
23:00
米国 7月米リッチモンド連銀製造業景気指数
7月25日(水曜日)
米EU首脳会談
17:00
ユーロ圏 6月ユーロ圏マネーサプライM3(前年同月比)
ドイツ 7月独Ifo企業景況感指数
20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
23:00
米国 6月米新築住宅販売件数
米国 6月米新築住宅販売件数(前月比)
23:30
米国 EIA週間在庫統計
7月26日(木曜日)
ECB例理事会
8:50
日本 6月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
日本 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
15:00
ドイツ 8月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
20:45
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)定例理事会、終了後政策金利発表
21:30
ユーロ圏 ドラギECB総裁、定例記者会見
米国 前週分の米新規失業保険申請件数
米国 6月米耐久財受注額
7月27日(金曜日)
米国 GDP速報値
8:30
日本 7月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)(前年同月比)
21:30
米国 4-6月期米GDP速報値(前期比年率)
23:00
米国 ミシガン大学7月米消費者態度指数(確報値)
2018/07/23(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.48円。下限は110.75円です
「ドル円/今日の設定レンジ」底値の探り合い
20180723_1uy_p「ドル円・日足」ドル安基調
20180723_duy_p今日のトレード戦略
1時間足チャートの3MAをしっかりみてトレードします。
そして上昇の場合は、5分足と15分足の3MAがそろってからエントリー。
下降の場合は、1分足と5分足の3MAで大丈夫です。
設定レンジの上限を越えたら、111.61円、111.78円、111.85円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたら、110.68円、110.59円、110.45円をターゲットとします。
設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
今週も頑張りましょう。
愛菜