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ご質問のメールへの返信

こんにちは。天野愛菜です。

昨日アメリカ株へ投資をしているという「久太郎さん70歳」からご丁寧なメールをいただいて、「為替市場から見たアメリカを牽引しているIT株の今後についてどう思うか」と尋ねられました。

私が昨日のブログで「一口にアメリカの株価は堅調といっても、その内容をみると業種によって大きな差があるので、為替市場としてはつかみ所が見えてきません。」などと書いてしまったからでした。

私の得意なことは、世界中の経済サイトに飛んでいってそれを取捨選択して総合的にトレードに生かす作業なので、専門的な話となるとすごく不安。

そこで私は敬愛する猪八戒先生の兄弟子のひとりに、久太郎さんへの答えを聞いてみました。

兄弟子の返答

IT株の分類

「愛菜さぁ、その方のご質問も対中貿易戦争のことが念頭にあることを読み取れていないじゃん。ダメだなぁ。

つまりIT株にも分類があるということ。

マイクロソフトなどの「ソフトウェア」株
グーグルなどの「ITサービス」株
アップルなどの「ハードウェア」株
インテルなどの「半導体」株

その中で、対中貿易戦争で影響を受けないのは「ソフトウェア」株。

その理由は、中国でも欧州でも日本でもそうだけど、アメリカのソフトウェアが世界標準となってプログラムが開発されているから、これは中国ですら関税対象には出来ない。

今アメリカで言われていることは、万が一中国が「ソフトウェア」を制裁関税の対象にしたら、アメリカによるソフトウェアの使用禁止措置を覚悟して、中国は貿易戦争に対してバクチを打つことになる、ということ。

そうなるとアメリカ株は下落をはじめて、株も為替ディーラーたちもリスク回避に走る。

貿易戦争に端を発した世界恐慌の幕開けになるんだ。

 

イランの経済制裁で、中国の出方

それともうひとつ懸念されていることは、

「イランの経済制裁に同調しない国は、ドルの通貨取引の停止と制裁金を課す」

とホワイトハウスがいったこと。

 

中国の銀行がドルを扱えなくなると、中国は貿易が出来なくなるからこれには中国もマイっている。中国はイランと取引を継続するつもりだったから。

それでも中国はイランと取引をすると明言したら、これも金融に大混乱を招くことになる。

久太郎さんには、その2点をお伝えすればわかるはずだよ。

 

儲かる半導体に手を伸ばしている中国

余談だけど、習近平主席は2025年までに、半導体で世界覇権を目指すと国家目標にした。

なぜって?それは儲かるから。

アップルなどは、中国の労働者を使って作った製品を20倍以上の価格で世界中に売っていることがわかっているから、中国はそれが悔しい。

半導体はもっと儲かるんだ。

為替ディーラーたちは「中国」を、習近平主席を中心とした「経済的な中国国家」と、顔が見えない中国の軍事官僚を中心とした「軍事的な中国国家」を分けて考えている。

「経済的な中国国家」は自分たちだけが儲かればいい、という感情に支配されていて、どっちが保護貿易だよっていいたくなるけど、誰かが「みんなで儲けましょうよ」とこっそり忠告すれば、案外平静になるかもね。」

 

久太郎さんへ。

兄弟子がいったことを忠実にお伝えしたつもりなのですが、そもそも私はご質問の意図を明確に把握していなかったこともあって、トンチンカンな返答になっていたらごめんなさい。

兄弟子からは、お決まりの締めの言葉で電話は終わりました。

「愛菜―。化粧を直して出直して来い。」

顔を洗って出直してこい、とは世間ではいわれる言葉ですが、愛菜の場合は「化粧を直して出直して来い」となるんです。

 

最近ではマキちゃんの病室で、まどろっこしいトレードしている私に

「ボーっと生きてんじゃねえよ!」

とお手伝いに来ている兄弟子の奥さんたちから冗談交じりに言われます。

でも愛情たっぷりなので、みんなのことが大好き!

 

昨日のトレード 利益51銭

下限の第1・第2・第3ターゲット オールクリアー

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昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
設定レンジの上限は111.40円。下限は111.25円。
上限越えのターゲットは、111.49円、111.58円、111.70円。
下限越えのターゲットは、111.16円、111.11円、111.01円。
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昨日は早めの夕食をいただいて午後6時にはパソコンの前に座りました。

「今日は動いてほしいな」と思いながらチャートを眺めていたら、設定レンジの下限を越えてから一気に方向性が出てきました。

お約束の設定レンジからのトレードでした。

ターゲットラインで小休止してくれたので、楽にリカクしながらのトレードでした。

111.25円→111.16円(下限から第1ターゲット) 売り 9銭
111.16円→111.01円(第1から第3ターゲット) 売り 15銭
111.01円→111.16円(第3から第1ターゲット) 買い 15銭
111.11円→111.23円(第2から下限手前まで) 買い 12銭

合計で51銭。午前0時にはトレードを終えてベッドイン。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

8月8日 (水曜日)
中国 7月貿易収支(米ドル)
中国 7月貿易収支(人民元)

14:00
日本 7月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日本 7月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

2018/08/08(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.43円。下限は111.30円です

「ドル円/今日の設定レンジ」3MAをしっかり見て!

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「ドル円・日足」積極的な買いにはリスクあり

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今日のトレード戦略

今日の東京時間は中国の貿易収支が相場の変動要因です。

そして最近の「欧米時間のドル円」の動きは、ドルが主体というよりも、英国のEU離脱について不透明な情勢から、ポンドが売られてユーロが買われる展開がドル円に波及している感じです。

EUを牛耳っているEUの官僚たちの英国に対する意地悪が増幅すればするほど、そのことが世界的にリスク回避の心理を醸成していきます。

ユーロポンドからユーロドルの動きを追ってみてください。

 

設定レンジの上限を越えたら、111.47円、111.55円、111.76円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、111.25円、111.12円、111.01円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

 

今日も変動を期待出来る経済指標の発表はありません。

ですから流れに乗れれば、たとえ狭いレンジ相場になっても昨日のように利益は獲得出来ると思います。

 

今日も頑張りましょう、ね。
きっとうまくいきますよ!

愛菜