常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

中国政府は多くの国民を抱えているからその統制は大変。

ですから国民受けを狙った政策が多いのも事実です。

 

今年になって中国最高人民検察院が、昨年までの5年間で汚職官僚25万人を立件したと発表したときは、中国の人たちは習近平主席に拍手喝采でした。

 

中国の人たちのお金への欲望

さて「シャドーバンキング」、などは聞き覚えがあると思いますが、一般の民間人が自分の資金を「シャドーバンキング」に預金したり、「理財商品」投資したりして、高い利益を得るというものです。

当初から中国の金融当局は、これらが不良債権化することに懸念を持っていました。

しかし国民の富への飽くなき欲望を抑え込むと、国民からの反感が中央政府に向かうことを恐れて対処療法レベルで終始していました。

 

今から5年前の2013年の「シャドーバンキング」の融資残高はJPモルガンの試算によると、GDPの約70%に当たる36兆元。(日本円で約584兆円)。

「理財商品」の残高は、中国の銀行業務管理委員会の発表で、GDPの約17%で8兆元。(日本円で約130兆円)

ものすごい額です。

現在は「シャドーバンキング」自体は当局の厳しい取り締まりで表向きは消滅しましたが、実際には表の銀行が「シャドーバンキング」を吸収したので、現在の正式な数値はわかりませんが、実際の融資残高は増えてこそすれ減ってはいないと予測されています。

そして「理財商品」は手を変え、品を変えて今も健在。

取り付け騒ぎが頻繁に起こっている

一昨年の「中国公安部の報道官」の話では、年間の暴動数は18万件。一日平均で500件という計算となります。

「マジなの?」と思うのは私だけではないと思いますが、そのうちの半数ちかくが金融に関するものと続いた談話にありました。

当然高金利商品ですからリスクはつきものというのが前提なのですが、そこは中国人です。

何かあれば黙っていません。すぐに暴徒化します。

つまり国民の間でも、金融不安が顕在化してきているということです。

中国政府の抱く危機感

中国政府が今一番恐れているのが、金融暴動が現政権への批判につながること。

中国共産党は潰れないでしょうが、最終的に習近平政権はどうなるかわからない。

ですから習近平主席は、内需拡大を名目に大量の資金を銀行に回して、金利や配当の支払いを正常化させて、次に膨大な額の一般の民間人からの借り入れに対処しようとしています。

 

中国は人口が多くて、貧富の差が大きい。

万民平等の共産主義とはかけ離れてしまっているので、政治と経済に矛盾があります。

 

そこを乗り越えるべく、現在の習近平主席は国内の金融問題を最優先課題としています。

ですからアメリカからは貿易赤字の問題に端を発した知的財産権、そして関税問題を突きつけられていますが、「実際は、それどころではない」という状態なのです。

 

昨日のトレード 利益40銭

下限の第1・第2・第3ターゲット オールクリアー

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昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
設定レンジの上限は111.43円。下限は111.30円
上限越えのターゲットは、111.47円、111.55円、111.76円
下限越えのターゲットは、111.25円、111.12円、111.01円
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昨日は東京時間の午後に下落。

午後1時前に発表された中国の7月の対米貿易収支はー

輸出が415.4億ドル 輸入が134.5億ドル 結果は280.9億ドルのプラス。

今年1月-7月の対米貿易黒字は1616億ドルで前年の同期間対比で13.2%の増加でした。

ちょうどブログの更新が出来た時間。

 

私は設定レンジ下限の111.30円から「売り」でエントリーして、1時間足チャートの3MAをみていましたので、第3ターゲットを越えた111.90円で「決済」しました。40銭。

 

実は昨日、ニューヨークから羽田経由で最終便の沖縄着で、猪八戒先生がマキちゃんのお見舞いに来てくださると秘書さんから急遽連絡があったので、滞在中の兄弟子の奥さんたちとお迎えの準備をするために、そこでトレードは終えてしまいました。

戻り買い作戦などはすっかり忘れて、有頂天になった私でした。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

8月9日 (木曜日)
日米新貿易協議(FFR)初会合
シンガポール 休場
南アフリカ 休場

17:00
ユーロ 欧州中央銀行(ECB)月報

21:30
米国 7月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 7月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数

23:00
米国 6月卸売売上高(前月比)
米国 6月卸売在庫(前月比)

 

2018/08/09(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.95円。下限は110.70円です

「ドル円/今日の設定レンジ」上値を試す展開

20180809_1uy_p

「ドル円・日足」今日は分岐点

20180809_duy_p

 

今日のトレード戦略

今日は急な動きに要注意です。

上昇期待が高まっています。

 

設定レンジの上限を越えたら、111.14円、111.27円、111.43円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、110.58円、110.40円、110.28円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

 

今日も頑張りましょうね

愛菜