常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

今週のドル円は、日本が夏休みということもあって、勝負は夜と考えています。

 

トルコリラ・史上最悪の下落

ドル円には直接関係がないのですが、海外の市場が気にしているのは、トルコリラです。

現時点での大きな懸念材料は、「トルコ経済が不安定になると、トルコに融資しているEUの銀行経営に打撃が起こる」ということです。

そんなこともあって、トルコリラの下落にともなって先週はユーロドルも下がっています。

 

トランプ大統領の大激怒

トルコリラがここまで下落している原因は、アメリカ人牧師をトルコ政府が軟禁しているということ。

今月はじめにトルコの裁判所が牧師さんの釈放を認めなかったのですが、アメリカ政府は、8日に訪米したトルコ代表団が色よい返事を持ってくるものと期待していたのですが、結局牧師さんの解放に前向きな発言がありませんでした。

そこでトランプ大統領が大激怒。

―鉄鋼には50%。アルミニウムには20%の関税をかける、と表明。

それが10日(金曜日)のことだったので、今週前半はトルコリラの変動からユーロドルが動いてドル円に影響が及んでくるはずです。

 

普通であればー

「ユーロドルが下がるということは、ユーロを売ってドルに換えるということ。そしてそのドルの行く先はドル円に流れてくるのでドル高になる。」

という構図なのですが、最近はそういったドルが米国株や米国債に流れることがあって、ユーロドルが下がっても、「ドル円がドル高に反応しないばかりか、ドル円もつられて下落」することがあるんです。

 

でもそこで考えてみるとおもしろいかも。

ユーロドルが下がっても、もし「ドル高」にならなかったら、アメリカの本音は「ドル安」に誘導したいのかなぁ、って。

今週の前半は、日本の機関投資家が夏休みなので、アメリカの気持ちが透けて見えてくることがあります。

 

ドル円は上昇?下落?

トルコ経済が窮地になって、さらにユーロドルが下落すれば、ドル高。

牧師さんが解放されれば、ドル高。

トルコがシリア問題を取引材料として持ち出せば、ドル安。

トルコがロシア寄りを鮮明にすれば、ドル安。

 

 

先週金曜日(10日)のトレード 利益94銭

下限のターゲット。オールクリアー。

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先週金曜日(10日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
設定レンジの上限は111.17円。下限は110.85円
上限越えのターゲットは、111.25円、111.34円、111.47円
下限越えのターゲットは、110.78円、110.70円、110.58円
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1回目 設定レンジ下限110.85円→第2ターゲット111.70円。「売り」15銭。

2回目 第1ターゲット110.78円→設定レンジ下限を上抜けて111.10円。「買い」32銭。

3回目 設定レンジ下限110.85円→第2ターゲット越え110.65円。「売り」20銭。

4回目 設定レンジ下限110.85円→第3ターゲット111.58円。「売り」27銭。

 

1回目のトレードは第2ターゲットがドンピシャでした。

東京市場にはクセがあって、そのうちのひとつが、東京市場がクローズする前に方向感が出てくることが多い、ということ。

その日によって違いますが、午後2時を過ぎて20分、40分、50分くらいからがチャンス到来です。

金曜日は上昇。

なので安心して2回目は「買い」でエントリーしました。

決済は、「愛菜の3MAトレード」で1分足チャートの3MAがローソク足の頭を押さえたときでした。

 

それからは111.10円が、重たい蓋のようになってしまいました。

それでも雰囲気は買いでしたよね。

1分足チャートの3MAの上にローソク足は乗ったのですが、5分足・15分足は中途半端だったので、買いなら設定レンジ上限を越えてから、と決意しました。

そうこうしているうちに、下落。

そして3回目のトレードとなりました。

 

それからは、今日のエントリーは「売り」だけと方針決定。

そして午後11時を過ぎて、4回目のトレードのチャンスに恵まれて第3ターゲットに到達してくれました。

 

早く利益確定して後悔しないために

金曜日のような動きをすると、きっと早めに決済して「損したなぁ」と思った方もいらっしゃったと思います。

私も最初はそうでした。

 

価格の上下運動が激しいときー
15分足チャートの3MAがローソク足の上にあれば、
たとえ1分足チャートの3MAがローソク足の下にあっても、
5分足チャートの3MAがしっかりローソク足の上にいる限りは、必ず下がります。

そうしているといつの間にか、利益がとれているんです。

 

そこから欲を出してターゲットラインに「決済」ラインをおいて、1分足・5分足・15分足の3MAを見ながら自分の心をコントロールすれば、まとまった利益を獲得することができます。

トレードでは、1分足・5分足・15分足・1時間足のチャートの「3MA」の位置を見比べながら価格の動向を考えてください。

 

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

8月13日(月曜日)
韓国・北朝鮮 南北閣僚級会議

経済指標はなし

8月14日(火曜日)
米国 連邦議会予備選挙 (コネチカット・ミネソタ・バーモント・ウィスコンシン)

11:00
中国 7月小売売上高(前年同月比)
中国 7月鉱工業生産(前年同月比)

13:30
日本 6月鉱工業生産・確報値(前月比)

15:00
ドイツ 4-6月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
イツ 4-6月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
ドイツ 7月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)

17:30
英国 7月失業保険申請件数
英国 7月失業率
英国 6月失業率(ILO方式)

18:00
ドイツ 8月ZEW景況感調査(期待指数)
ユーロ 8月ZEW景況感調査
ユーロ 6月鉱工業生産(前月比)
ユーロ 4-6月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比)
ユーロ 4-6月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)

21:30
米国 7月輸入物価指数(前月比)
米国 7月輸出物価指数(前月比)

 

8月15日(水曜日)
日本 終戦記念日
ポーランド 韓国  インド 休場

16:00
トルコ 5月失業率

17:30
英国 7月消費者物価指数(CPI)(前月比)
英国 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
英国 7月小売物価指数(RPI)(前月比)
英国 7月小売物価指数(RPI)(前年同月比)
英国 7月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 7月小売売上高(前月比)
米国 7月小売売上高(除自動車)(前月比)
米国 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数-
米国 4-6月期四半期非農業部門労働生産性・速報値(前期比)
米国 4-6月期四半期単位労働コスト・速報値(前期比年率)

22:15
米国 7月鉱工業生産(前月比)
米国 7月設備稼働率

23:00
米国 8月NAHB住宅市場指数

8月16日(木曜日)

8:50
日本 7月貿易統計(通関ベース)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

10:30
オーストラリア 7月新規雇用者数
オーストラリア 7月失業率

15:00
ドイツ 7月卸売物価指数(WPI)(前月比)

16:00
トルコ 6月鉱工業生産(前月比)

17:30
英国 7月小売売上高指数(前月比) –

18:00
ユーロ 6月貿易収支

21:30
米国 7月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 7月住宅着工件数(前月比)
米国 7月建設許可件数(年率換算件数)
米国 7月建設許可件数(前月比)
米国 8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米国 前週分新規失業保険申請件数

 

8月17日(金曜日)

17:00
ユーロ 6月経常収支

18:00
ユーロ 7月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

23:00
米国 7月景気先行指標総合指数(前月比)
米国 8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

 

2018/08/13(月曜日)
今日のターゲットライン

ここ沖縄は曇り空。マキちゃんの強い希望でこれから兄弟子のお墓参りに出掛けます。

お医者さんも気晴らしにいいでしょう、といってくださいました。ありがたいことです。

 

その都合で、今日は設定レンジが確定する正午には外出しているので、今日はターゲットラインをお伝えしておきます。

先週の土曜日の朝は大きく荒れて終わって今週を迎えたので、序盤のトレードは注意が必要です。

 

今日のターゲットライン

①111.00円 ②111.12円 ③111.30円 ④111.44円 ⑤111.61円

◎110.85円 今週の始値

①110.72円 ②110.60円 ③110.48円 ④110.31円 ⑤110.10円

 

下落が始まって110.35円を下抜けると109円台が視野に入ってきます。

いつもなら、110.00円付近に大きな買いがあるのですが、日本の機関投資家さんたちが、夏休み前にポジションをスクエアにしたみたい。

ですから110.00円の底が抜ける可能性があるので、今日と明日、あさっての下落には注意してください。

 

11日の土曜日は新月でした。
今日は、ペルセウス座流星群。
15日は、月が赤道を通過して南半球へ。
17日は、月と木星が大接近。
18日は、金星が太陽からもっとも離れる日。

大宇宙のポジション取りも大忙しです。

 

今週も頑張りましょう、ね。

愛菜