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こんにちは。天野愛菜です。

昨日の「米国・9月卸売(生産者)物価指数」は、0.2%の増でした。これは3ヶ月ぶりのプラスです。さらにエネルギーと食品を除く変動の激しい「コア指数」0.2%のプラスでした。

アメリカの経済は本当に強いですね。

 

ドル円に「影響を与えた要因」

ドル高要因

① 長期金利の上昇

② 卸売(生産者)物価指数の上昇

原油価格は2004年以来の大型ハリケーン「マイケル」がフロリダ北西部に上陸して、周辺地域の原油生産が4割停止したので、もっと下がってもよかったのですが、上昇傾向の原油価格が支えている感じです。

ドル安要因

① ムニューシン米財務長官が「中国の為替操作を調査する。」と発言して、人民元安を警告したこと。

② 直近のユーロドルが下落しているイタリアの長期金利の上昇。これは財政懸念。

 

つまりドル円の基本となっているアメリカの経済は堅調なのですが、中国とイタリアなどの外的要因で昨日のドル円は下落しました。

注意すべき買いポジション

昨日のブログで、

「ドル円の方向性について考えますと、今日の「米国・ 9月卸売物価指数(PPI)」については、「9月ニューヨーク連銀消費者調査」でインフレ懸念が少ないという結果も出ているので、極端なドル高はなくて、逆に明日の「米国 ・9月消費者物価指数(CPI)」のドル高に向けて、いったんのドル安でポジションを仕込むかも知れません。」
と書きました。

 

現在買いポジションは、112.30円、112.70円、113.00円あたりに仕込まれています。

ここで問題なのは、その付近までは上がるだろうとの予測の元で、手前に実需筋の売りポジションが作られていくということです。

その大きさは、実際に動いてみないとわかりません。

FX業者さんのなかには、価格に対して売り買いの大きさを公表されていますが、公表した段階で大手ファンドはポジションをいったん切って、再構築することがあります。

FX業者さんの「但し書き」に「自己判断で取引してください。」と書いてありますがその通りです。

海外のトレーダーさんたちの書き込みを読むと、「今日は111.97円が底。大きく抜けても111.66銭」という人多いです。

 

今日はドル高方向なのですが…

今日の午後9時半発表の「米国・ 9月消費者物価指数(CPI)」は堅調な数字が予想されているので、基本的には「ドル高」です。

ただし問題は、くせ者の「要人発言」。

損切りの備え

一気に「ドル安」になって、「もう戻るよね。もうすぐ上がるよね。」という期待が打ち砕かれますから、買いポジションをもっていたら迷わず「損切り」です。

早めに切って、追随すればいいだけですから。

今のドル円の感覚では、5銭以内の損失なら簡単に取り戻せるけど、10銭を越えるとなかなか時間がかかって大変です。

つまりそれだけ短時間での上下の値幅が小さいのです。

「もう戻るよね。もうすぐ上がるよね。」と思っているということは、本心は「マズイ」と思っているわけですから、自分に素直になった方がいいです。

焦ってウジウジしている自分の姿を想像するとその方が、絶対にカッコイイ!

 

それとね、「買い」ポジションを取って下落して「損切り」をすると、底と思ってまた「買い」で失敗。

人間心理には平衡感覚があって、どうしても下がったら上がると思ってしまいます。

相場ですから、下がったら上がりますが、「買い場」を探すなら失敗した時間足のチャートではなくて、それよりも長い時間足のチャートを見て判断した方が成功率は高いです。

 

昨日のトレード 利益76銭

上限・第1ターゲット。下限・オールクリアー。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.10円。下限は112.92円。

上限越えのターゲットは
113.22円、113.36円、113.45円。
下限越えのターゲットは
112.84円、112.76円、112.58円。

1回目 午後5時過ぎ
設定レンジ上限113.10円→第1ターゲット113.22円。「買い」12銭。
⇒欧州勢は「買い」に走ったのか、と思いましたが、昨日の「買い」はこれだけでした。

2回目 午後10時過ぎ
第1ターゲット113.22円→設定レンジ上限113.10円。「売り」12銭。
⇒最初のうちはためらいながら下降していった感じでしたが、だんだんスピードアップしていきました。

3回目 午後10時半
設定レンジ上限113.10円→設定レンジ下限112.92円。「売り」18銭。
⇒こうなると本日は「ドル売り」決定。

4回目 午後11時
設定レンジ下限112.92円→第2ターゲット112.76円。「売り」16銭。
⇒設定レンジ下限を越えて戻ったところですかさず「売り」エントリー。

5回目 午前2時過ぎ
第2ターゲット112.76円→第3ターゲット112.58円。「売り」18銭。
⇒実は、朝起きていたら約定していました、というものでした。
チャートを見れば112.10円まで下がっていたので、もう少し売りの決済ポジションを深くとっておけばよかった、と一瞬は思いましたが、これが私らしい臆病なところです。


午後10時。アメリカ勢が参入してきて、「ドル売り」攻勢。
比較的わかりやすい動きでしたよね。
変な上下運動にも悩まされず、楽しかったです。
露天風呂付きお泊まりトレード、ということもありましたが…。

ターゲットトレードだけでも、結構儲かりますでしょう。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

10月11日(木曜日)
インドネシア G20財務相・中央銀行総裁会議
日本 豊洲市場開場

21:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 9月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国 9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)

翌0:00
米国  週間原油在庫

 

2018/10/11(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.30円。下限は111.97円です

「ドル円/今日の設定レンジ」

20181011_1uy_p

 

「ドル円・日足」

20181011_duy_p

 

微調整は必要ですが、チャート復活。アドビさん、ありがとうございました。

 

今日のトレード戦略・ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
112.39円、112.48円、112.59円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.91円、111.81円、111.69円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

 

午前中の様子見相場は、欧州勢の参入から大きく振れていきます。

設定レンジの上限と下限の価格を、しっかり押さえながらトレードしていきます。

上限の第3ターゲット112.59円を越えたら、112.80円が目標です。

 

今日も頑張りましょう、ね。

愛菜