常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

 

こんにちは。天野愛菜です。

世界同時株安に見舞われている今週。株式市場の大きな値幅を考えるとドル円相場はそれほどでもありません。

 

株と債券の関係

 

①  長期金利が上昇すると株価は下がる。

その理由は、銀行から資金を借りて株に投資していた人が、借入れ金利が上がって株での利益が取れなくなるので、株を売る。利食い→株価が下がる。

 

②  株での売却益を、安全資産の債券に回す。10年国債金利などが下がる

その理由は、「ドル円が下落する要因を考えると題した2017年12月17日のブログで「国債が買われるとなぜ利回りが下がるか」のところに簡単に書いてありますから読んでみてください。

(⇒https://follow-my-heart.jp/transaction/20171217/)

 

③ 投資資金は、株と債券の間で行ったり来たりしてバランスを取っていますが、政策としてのFRBの利上げが、現在はその均衡を崩しています。

 

なぜトランプ大統領は利上げに反対しているのか。

 

今週に入ってトランプ大統領は、3回もFRBの利上げに対して文句をいいました。

その理由は、中間選挙に向けて、多くのアメリカ人が投資している株価の下落を食い止めたいこともひとつの理由です。

 

先ほどの、「利上げをすると株価が下がる」ことをトランプ大統領は熟知しています。

世界の不動産王のトランプ大統領ですから、借入れ金利の上昇の打撃は身にしみているのではないでしょうか。

一方のFRBは、堅調なアメリカ経済であるが故に、インフレの極端な進行を食い止めたいから利上げをします。

経済が制御不能になることを恐れているからです。

 

インフレとは簡単に言えば「投資」のこと

 

インフレ率を上げたいとは、投資を促進させたいこと。

インフレ率を抑えたいとは、投資を抑制したい、ということ。

 

今のFRBは、アメリカの株価や不動産価格などの上昇を抑えたいのです。

トランプ大統領は、「賃金も上がっているのだから、利上げは否定しないが、そこまで利上げをする必要はない。景気の減速懸念はない。」といっています。

実は、これが正しいのです。

中国も欧州もアメリカの利上げに対しては行き過ぎだ、ということでトランプ大統領の背中を後押ししています。

 

現代のハイテク経済を古典的な「経済学」で収めようとしている

 

どうしても市場経済を語るときは、「経済学」が基礎になって「経済学者」が幅を利かせてきます。

でもこれが古い。

ハイテクが基礎になって市場の動きが加速されている現代では、経済学なんてもう古典の域。

よくてもせいぜい計算尺のレベルなのに、それが現代経済をコントロールしようとするから無理が出てきます。

FRBを構成している人たちは、天才と秀才の集まりですごいのですが、進取の概念を認めようとしない。

だから利上げして、株安になって経済が悪くなっても、経済通論に則って決めたという言い訳があるから、笑顔で利上げをしちゃう…。

 

昨今の「世界経済の先行き不安」の原因

 

中国経済の疲弊がトランプ大統領の対中貿易制裁が原因だとメディアはいいますが、これはバランスの問題だから話合いで解決できますが、世界経済を不安定にさせているFRBによる早急な利上げこそ、根本的な要因です。

ですから私は、トランプ大統領や中国・欧州のいうことに1票です。

 

昨日の米国 9月消費者物価指数(CPI)の結果

 

★前月比★

米国 9月消費者物価指数(CPI)    前月比+0.1%  8月+0.2%

米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数)前月比+0.1%   8月+0.1%

 

★前年同月比★

米国 9月消費者物価指数(CPI)         前年同月比+2.3%  8月+2.7%

米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数) 前年同月比+2.2% 8月+2.2%

 

ドル円は一瞬下がりましたが、落ち着くと設定レンジ上限を越えて上昇。

アメリカ経済は、他国と比べても堅調そのものです。

 

 

昨日のトレード 利益63銭

上限・第2ターゲット。下限・第1ターゲットまで。

 

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」

上限は112.30円。下限は111.97円。

 

上限越えのターゲットは

112.39円、112.48円、112.59円。

下限越えのターゲットは

111.91円、111.81円、111.69円。

 

設定レンジ上限を越えるまで我慢。

昨日はブログにも書きましたが、午後9時半の「消費者物価指数」はどう考えても「買い」だったので、発表後に下がったときはちょっと驚きました。

(ユーロ円は上がったので買い上げ成功。)

 

しかし冷静になって考え直した30分後には、設定レンジ上限を越えて午後11時前には第2ターゲットまで到達しました。

 

1回目 午後10時過ぎ

設定レンジ上限112.30円→第1ターゲット112.39円。「買い」9銭。

 

2回目 午後10時半

設定レンジ上限112.30円→第1ターゲット112.39円。「買い」9銭。

 

ドル円は上値が重たいというか叩かれている感じだったので、お金持ちのファンドがFX業者さんから預かった私たちの資金で、カバー取引をして個人投資家いじめをしている、と悔しかったです。
そしていつものお決まりのパターン。
設定レンジ上限を越えて上昇して第1ターゲットで壁が出来て、設定レンジ上限に戻ります。

それにしても昨日はしつこかったです。

 

3回目 午後10時45分

設定レンジ上限112.30円→第2ターゲット112.48円。「買い」18銭。

 

2回も第1ターゲットでガツンでした。
こういうときの愛菜は、第2ターゲットを諦めません。
そしてゲット!
トリプルトップからの上昇を狙ったものです

 

4回目 午後11時過ぎ

第2ターゲット112.48円→第1ターゲット113.39円。「売り」9銭。

 

お決まりのパターン。小さな調整反落。
つまり買った人たちが決済して下落した、ということです。

ここからが思案のしどころです。
第3ターゲットに向かうには、一旦第1ターゲット付近まで戻らないと反動がつきません。

ですが最近「買い」の場合は、第2ターゲット付近が天井になることが多いし、5分足チャートをみると一目均衡表の転換線が第1ターゲット113.29円と重なったので、そこから様子見をしました。

 

5回目 午前0時前

設定レンジ上限112.30円→112.12円。「売り」18銭。

 

この112.12円というのは、欧州勢が参入してきてからの昨日の安値付近。
午後9時45分に付けた安値112.09円の手前3銭で決済。

いつも私の決済は、多くの人たちが意識している3銭前にしています。

 

昨日はここでトレード終了

 

そうそう、今日の午後「界 熱海」を出発して、今はマキちゃんの軽井沢の別荘にきています。

寒い…。

トレードは、兄弟子が使っていたパワーマシン。

モニターもたくさんあるので、ドル円、ユーロ円、ポンド円の同時進行が出来てうれしいです。

それにしてもいったいいつまで、こちらにいるのでしょうか…。

相変わらずマキちゃんは、トレードしているお部屋の私のベッドで寝ているのですが、まぶしくないのかなぁ。

 

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

 

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

 

10月12日(金曜日)

インドネシア IMF・世界銀行年次総会(~14日)

中国  9月貿易収支(米ドル)

中国  9月貿易収支(人民元)

トルコ 軟禁中の米国人牧師の審理

 

13:30

日本 8月第三次産業活動指数(前月比)

 

15:00

ドイツ 9月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)

 

18:00

ユーロ圏 8月鉱工業生産(前月比)

 

21:30

米国 9月輸入物価指数(前月比)

米国 9月輸出物価指数(前月比)

 

23:00

米国 10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

 

2018/10/12(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.32円。下限は111.99円です

「ドル円/今日の設定レンジ」下降トレンドラインの見極め必要

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「ドル円・日足」今週は下げばかり。112.00円が底になるのか

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今日のトレード戦略・ターゲット

 

今日は金曜日ですから、調整色が強くなります。

問題は、中国の貿易収支の発表を受けた動きが終わったあとです。

昨日までの米国利回り・米国株価・原油価格・今週の経済指標で動いた値幅や、要人発言での変動を市場が納得できる価格で納めようとします。

 

ファンドも敵はファンドなので、先陣が少し動かしてみて様子見。

反発されたり、追随されたりしながら、それが繰り返されて来週に向けたポジションが形成されます。

 

1分足や五分足チャートで、ローソク足のヒゲが伸びているときは様子見です。

 

注意していないと、10銭くらいは平気で調整してきます。

そんなときに個人投資家は振るい落とされるので、いつもより長めの時間足で取引することをオススメします。

 

初動での追随は危険日。とくにアメリカ勢の参入直後は危ないです。

場合によっては、お風呂にはいるかドラマでも観ていた方が無難かな。

 

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー

112.40円、112.49円、112.63円がターゲット。

 

設定レンジの下限を越えたらー

111.85円、111.68円、111.57円をターゲットとします。

 

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

 

今週は東京→熱海→軽井沢と慌ただしかったけど、楽しかったです。

マキちゃんはいろいろな方とお会いになっているようで、しばらくはジプシーかな。

みなさん別荘をお持ちになっているようなので、来週は群馬県の草津とか、兵庫県の有馬とか、北海道の登別とかの温泉地がいいなと思っています。(笑)。

 

よい週末をお過ごしください。

 

愛菜