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ドル円の上値が重い原因

こんにちは。天野愛菜です。

ドルと円は安定的というか、動きが小さいなかで推移していますね。

 

今、ドル円の上値が重たいのは、ユーロドルの下落に引っ張られているから。

ユーロドルが下落するということは、ユーロが売られてドルを買い戻していること。

買い戻されたドルは、一般的にはドル円に投じられてドル円は上昇となります。

しかし昨日の流れでは、ドルはドル円に投入されていない結果になっています。

買い戻されたドルがドル円に投入されていない結果、ドル円は上値が重いのです。

 

今日の注目はイタリアの予算案

イタリアの予算案が欧州委員会に今日中に承認されるか、という問題。

一国が決めた予算案を欧州委員会が承認しなければ、EU始まって以来の出来事となります。

 

この欧州委員会は職員26,000人を有するEU全体の行政を取り仕切る官僚組織。

イギリスがEU離脱の国民投票で、「選挙で選ばれた政治家よりも、選挙で選ばれていない官僚が実権を握っている」と批判した組織です。

その批判を根に持っている欧州委員会は、イギリスに対してEU離脱の条件に北アイルランドとの「国家分断」を突きつけいるのです。

それほど強権で権限が絶大な欧州委員会なのでメディアも批判しません。

 

今日は、そのイタリア予算案に対して欧州委員会が態度を表明します。

承認しなければユーロは急落、ドル円には上昇のはずみとなることでしょう。

 

昨日の主な経済指標の結果

13:30 日本・全産業活動指数 [前月比]
結果:0.5% 予想:0.4% 前回:0%

⇒昨日の経済指標の発表はこれだけでしたので、いつもは無反応な「全産業活動指数」ですが結果が少しよかったので上昇しました。
基本的にこの指標は、本当に結果がよいと円高ドル安になるのです。

 

昨日のトレード 利益60銭

○上限・ターゲット オールクリアー。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.57円。下限は112.35円。

上限越えのターゲットは
112.64円、112.72円、112.81円。
下限越えのターゲットは
112.25円、112.14円、112.02円。

1回目 10時前
112.35円→第1ターゲット112.64円。「買い」29銭。

⇒午前10時発表の銀行仲値に向けてエントリー。
昨日の「今日のトレード戦略」に、「112.35円からの押し目買いが理想」と書きました。
投稿する前だったので後出しジャンケンみたいになってしまいましたが、112.35円が1時間足の一目均衡表の雲の上だったので、仲値に向けて引きつけてから買いでした。

そして第1ターゲットがちょうどの折り返しの価格になりました。
それから下降。

 

2回目 15時前
第1ターゲット112.64円→第2ターゲット112.72円。「買い」8銭。

⇒これもお決まりの日本市場が終わる直前の買い上げ。

 

3回目 17時半過ぎ
第2ターゲット112.72円→第3ターゲット112.82円。「買い」10銭。

⇒18時半には第3ターゲット達成。

そこからは振れが大きくなってしまって、後からチャートを見れば下降していたことになっていましたが、場当たりではよくわかりませんでした。

 

4回目 23時半
第2ターゲット112.72円→第3ターゲット上112.85円。「買い」13銭。

⇒3回目のトレードから待つこと6時間。押し目買い。
私が安心してエントリーしたのは、昨日はこのタイミングだけでした。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

10月23日(火曜日

15:00
ドイツ 9月生産者物価指数(PPI) [前月比・前年比]

23:00
米国 10月リッチモンド連銀製造業指数
ユーロ圏 10月消費者信頼感(速報値)

翌00:20
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

 

2018/10/23日(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.82円。下限は112.55円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
112.88円、112.96円、113.10円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.50円、112.44円、112.35円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」上値が重い

20181023_1uy_p

 

「ドル円・日足」これでも上昇基調は維持しています

20181023_duy_p

 

今日のトレード戦略

先ほど触れたイタリアの予算案やサウジ殺害問題、またイランが「核合意離脱」を表明するなど、欧州も中東も混沌とした状況になってきました。

 

今日の経済指標で注目は、23:00の「米国・10月リッチモンド連銀製造業指数」です。

リッチモンド連銀が管轄する地域(バージニア州やノースカロライナ州など)の製造業における景況感を示す経済指標ですが、対中貿易摩擦を受けた製造業への影響が数字に表れます。

今日は全般的にはドル安の方向と考えている欧米のトレーダーが多いです。

 

午前中の雰囲気では「戻り売り戦略」でいってみます。
でも設定レンジの上限を越えたら、当然「買い」戦略に転換します。

 

今日も頑張って稼ぎましょう、ね!

愛菜