【今日のドル円】FX生活・ブログ ~心のままに~ 天野愛菜(まな)

【FX ドル円 今日の予想】今週の経済指標と★愛菜のひとりごと★

 

常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。
週末はいかがお過ごしでしたか。

マキちゃんと私は週末には沖縄に戻る予定だったのですが、マキちゃんのご友人からお誘いをいただいて、長野県の小布施というところに行って来ました。

上信越自動車道の小布施PAからスマートICを抜けて道路を走ると、あちらこちらにリンゴ畑。たくさんの真っ赤なリンゴたちが太陽の光に照らされてきれいでした。

街中はたくさんの観光客。

いくつものお店で作って売っているホクホクの焼き栗をいただきました。

大きくて甘みがあって、秋の味覚を堪能!

さすがは「栗」の小布施です。

 

そして少し歩くと、北斎館の近くで獅子舞をやっていました。

お囃子の笛の音に、8月に亡くなった能楽笛方の先生のことが思い出されて、涙が出て止まらなくなりました。

マキちゃんが「ごめんね、お囃子があるなんて知らなかった。」と優しく肩を抱いてくれたのですが、しばらくは自分でもどうしょうもないくらいの悲しさが溢れてきてしかたがありませんでした。

 

そして今日の正午前に沖縄着。
急いでブログを書きはじめました。

 

 

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

今週のドル円のメインは、1日の「ISM製造業景況指数」と2日の「雇用統計」。

その前は、イギリスのメイ首相が「緊縮財政を終わらせると表明」したでユーロやポンドが為替相場の主役となって、ドル円はその影響を受けるでしょう。

そして今日からギリシャのアテネで開催される「EUアラブ会議」で、サウジアラビアに対するEUの風当たりの強さ次第では、原油先物価格が変動するので注意が必要です。

 

「ISM製造業景況指数」は低下が予想されていて、「雇用統計」は平均賃金の結果を受けて、FRBの利上げが積極的になるかどうかの予想が焦点です。

私は前回のFOMCで。来年のFRBの利上げは3回が既定路線かと思っていました。

しかし最近のアナリストのコメントを読むと、市場のプロや大手ファンドは「確実な利上げは1回」という判断のようです。

つまりFRBの利上げによってもたらされている住宅ローン、自動車ローン、企業の「借り入れ金利」の上昇の悪影響が出始めていることが原因のようです。

 

今週はそのようなことを考えながら、トレードしてみます。

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

10月29日(月曜日)

日本 日印首脳会議
日本 各党代表質問・衆議院(~30日)、参議院(31日)
ギリシャ EUアラブ会議(~30日)

18:30
英国 9月消費者信用残高
英国 9月マネーサプライM4[前月比] 英国 9月マネーサプライM4[前年同月比]

21:30
米国 9月個人消費支出(PCE)[前月比]
米国 9月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比]
米国 9月個人所得[前月比]

 

★愛菜のひとりごと★
今日の経済指標で動くとしたら、「21:30 米国・9月個人消費支出/9月個人所得」。
アメリカの商務省が発表します。

個人消費支出のPCEデフレーターは
2015年/0%台
2016年/1%前半
2017年/1%後半
2018年/2%前半

と堅調に推移しています。
しかし今年の2018年
4月/2.0%
5月/2.3%
6月/2.2%
7月/2.3%
8月/2.2%

とちょっと足踏み状態。
そして市場予測は2.0%。
5ヶ月前まで後退の予測。
―えっそこまで、という感じです。

ということで市場は、予想より結果がいいことを織り込んで、このタイミングでのドル高を望んでいるのでしょうか。
それとも2017年の1%台を期待して、売り込むつもりでしょうか。
前回は7銭高でした。

 

10月30日(火曜日)

日本 日銀・金融政策決定会合(~31日)
ユーロ 7-9月期 ユーロ圏GDP速報値

8:30
日本 9月失業率
日本 9月有効求人倍率

17:55
ドイツ 10月失業者数[前月比] ドイツ 10月失業率

19:00
ユーロ圏 7-9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] ユーロ圏 7-9月期四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] ユーロ圏 10月経済信頼感
ユーロ圏 10月消費者信頼感(確定値)

22:00
ドイツ 10月消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 米国 8月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 8月ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比]

23:00
米国 10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

 

★愛菜のひとりごと★
欧米で注目されているのは、「19:00 ユーロ圏 7-9月期四半期域内総生産」。
アメリカのトレーダーは早起きする、といっています。

ユーロ圏の経済はあまりよくないので基本はユーロ安。

ドル円もつられる可能性もありますが、一瞬は-3銭程度かな。

しかしそれからユーロドルの下落が意識されたら、ドルを買い戻す力でドル円が上昇する逆相関になることもあるので、様子見です。

アメリカの時間外の株価に注意して、株価が上がったらドルは株価に流れたことになるから静観を続けます。

 

そのあとに
「22:00 米国・8月ケース・シラー米住宅価格指数」。
どうせよくないよね、とすでに思われているので、アメリカの株価は動いてもドル円は少しの下落程度でしょう。

海外勢の注目は
「23:00 米国・10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)」。
いうなれば、消費者の購買意欲を指数化したもの。

5年前の2013年1月は58.6だったのです。
それがウナギ登りで、先月は138.4の史上最高値。

貿易戦争云々と言われていても、2013年から比べても
2013年9月/79.7
2014年9月/86.0
2015年9月/103.0
2016年9月/104.1
2017年9月/119.8
2018年
1月/125.4
2月/130.8
3月/127.7
4月/128.7
5月/128.0.
6月/126.4
7月/127.4
8月/133.4
9月/138.4

ちなみに算出根拠がアメリカとは違うので数字的な比較は出来ませんが、日本の内閣府発表の消費者信頼感指数は以下の通りです。
伸び率を見てください。
今年は2013年より悪いのです。

2013年9月/45.4
2014年9月/39.9
2015年9月/40.6
2016年9月/43.0
2017年9月/43.3
2018年9月/43.4

ということでドル円は、円が売られてドルが買われて当然。
基本的には、先週のアメリカのGDPもよかったので「ドル高」です。

 

10月31日(水曜日)

日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
日本 日銀展望レポート
日本  日米財界人会議

8:50
日本 9月鉱工業生産・速報値[前月比]

10:00
中国 10月製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 9月新設住宅着工戸数[前年同月比] 日本 10月消費者態度指数・一般世帯

15:00
ドイツ 9月小売売上高指数[前月比] ドイツ 9月小売売上高指数[前年同月比]

15:30
フランス 7-9月期国内総生産(GDP、速報値)[前期比]

15:30
日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

19:00
ユーロ圏 9月失業率
ユーロ圏 10月消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比]

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:15
米国 10月ADP雇用統計[前月比]

21:30
米国 7-9月期四半期雇用コスト指数[前期比]

22:45
米国 10月シカゴ購買部協会景気指数

23:30
米国  週間原油在庫統計

 

★愛菜のひとりごと★
「米国 10月ADP雇用統計」は、ADP社が発表する雇用調査レポート。

労働省の非農業部門雇用者数より二日前に発表。

先行指標としての位置づけ。

市場予想は、ADP雇用統計も労働省の非農業部門雇用者数も19万人。

先月のADP雇用統計が市場予想よりよかったので、労働省の非農業部門雇用者数もいいだろうと買いで参入していて、合計で20銭の利益が取れました。
こんな感じで使います。

 

11月1日(木曜日)

日本  全国財務局長会議(財務省)
日本  10月新車販売台数
中国  一部輸入関税の引き下げ

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

10:45
中国 10月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

18:30
英国 10月製造業購買担当者景気指数(PMI)

20:30
米国 10月チャレンジャー人員削減数(前年比)

21:00
英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
英国 英中銀資産買取プログラム規模
英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
英国 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)

21:30
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

21:30
米国 7-9月期四半期非農業部門労働生産性・速報値[前期比] 米国 7-9月期四半期単位労働コスト・速報値(前期比年率)
米国 前週分新規失業保険申請件数

22:45
米国 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

23:00
米国 9月建設支出[前月比]
米国 10月ISM製造業景況指数

 

★愛菜のひとりごと★
注目は
「23:00米国・10月ISM製造業景況指数」。

米供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が、製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査をした結果の指数です。50が分岐点。50を超えれば景気拡大で下回ると景気後退を示しています。

毎月第1営業日の発表で、主要経済指数の中でももっとも早い経済指数なので注目度は大。

 

さて前回のドル円は、発表直後に+3銭でそれからじりじりと上昇していきました。

しかし予想は60.3で結果が59.8。しかも前月の61.3より悪い数字でした。

後付けの説明で、「結果はよかったが予想値を下回ったので下落した」とはよく聞く言葉ですが、それもまったく当てはまりませんでした。

それでも上昇したのです。

そしてこのタイミングで114.00円を越えました。

毎日のトレードで忘れているかも知れませんが、10月1日は114.00円だったのです。

つまりドル円は経済指標と関係なく、アメリカの堅調な経済にこのときは確信を持っていたということです。

 

しかし今回は少し状況が違っています。

10月はじめは対中貿易戦争に気が取られていて、ユーロ圏の経済悪化にそれほど関心がありませんでした。

ユーロドルがこの指標を受けて下落すれば、

① ユーロを売ってドルに換えられた資金が、国債に回れば金利が下がってドル円も下落。

② ユーロを売ってドルに換えられた資金が、アメリカの株式に回れば、株価上昇でドル円も上昇。
―そんな感じではないでしょうか。

最近のドル円の上下は、ユーロドルで動いた資金の行き先で決まっています。

自主性がない…。

 

11月2日(金曜日)

米国  貿易収支
米国  雇用統計

8:50
日本 10月マネタリーベース[前年同月比]

16:00
ドイツ 9月輸入物価指数[前月比] ドイツ 9月輸入物価指数[前年同月比]

17:55
ドイツ 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:00
ユーロ圏 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:30
英国 10月建設業購買担当者景気指数(PMI)

21:30
米国 9月貿易収支
米国 10月非農業部門雇用者数変化[前月比]
米国 10月失業率
米国 10月平均時給[前月比]
米国 10月平均時給[前年同月比]

23:00
米国 9月製造業新規受注[前月比]

 

★愛菜のひとりごと★
注目はなんと言っても
「21:30 米国・10月非農業部門雇用者数変化[前月比]と、10月失業率・10月平均時給[前月比] [前年同月比]」。
それらをまとめて一言でいうと「雇用統計」。

 

前回は、その前日の「チャレンジャー人員削減数」も前々日の「ADP雇用統計」もよかったので、一気に上昇して18銭高といいたいところですが、数字は前月の20.1万人より悪化して13.4万人止まり。

ドル円が急騰した後付の理由はいくつもありましたが、最近の雇用統計発表後の動きはよくわからないというのが正直なところです。

発表があったらどうするか、ということをあらかじめ決めているような気がしてなりません。

そんなことは不可能だと言われそうですが、でもアメリカのファンドが束になって動いたら流れは作れてしまいます。

 

私の雇用統計やその他注目されている指標時のトレードは逆張りです。

上昇局面の場合、上がり切ったところで売るーという理屈は理屈であって実戦には使えないので、あらかじめ下落するポイントを定めておきます。

基本は1時間ピボットのR3に「売り」ポジションを設定しておくというもの。

その前の1時間の変動幅やトレンドラインを見てR2であったりします。

そして掛かった価格から、さらに上がったら、15分足のボリンジャーバンドで判断して「売り」。俗にいう禁じ手の「ナンピン」です。

 

余談ですが先週金曜日(26日)「アメリカのGDP」の時は、そうやって上がったところから少し下がった設定レンジの上限112.16円から「売り」で入って、「今日のトレード戦略」でお伝えしていた111.63円で「決済」して53銭の利益を獲得しました。

雇用統計での順張りはほとんどうまくいきません。

「愛菜の経済指標トレード」の基本は逆張りです。

 

先週金曜日(26日)のトレード 利益1円4銭

○下限・ターゲット オールクリア

先週金曜日(26日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.44円。下限は112.23円。

上限越えのターゲットは
112.53円、112.65円、112.79円。
下限越えのターゲットは
112.12円、112.01円、111.89円。

1回目 21:40
設定レンジの上限112.16円→第3ターゲット下、投稿の111.63円。「売り」53銭。

⇒金曜日の「今日のトレード戦略」で、海外勢は「売り」。111.63円まで狙います、と書きました。
「アメリカのGDP」の発表後の伸びが7銭ほどだったので、有言実行。
上がって下がった設定レンジの上限からエントリーして、海外勢のサポート目安の111.63円で決済しました。

 

2回目 午前0時
111.50円→下限第2ターゲット112.01円。「買い」51銭。

⇒111.63円から少し上がって再度111.63円を下回りましたが、111.63円で5分足のローソク足が十字になったこともあり、ちょっと怖くて付いていけませんでした。
マサカの111.37円までの下落でした。

気を取り直して待つこと1時間。
「愛菜の3MAトレード」・5分足でエントリー。
決済まで2時間ほど掛かりましたが、3MAがしっかりしていたので下落の恐怖感もなく、第2ターゲット112.01円で決済できました。

 

2018/10/29日(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.04円。下限は111.77円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
112.13円、112.23円、112.42円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.65円、111.50円、111.37円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」動意待ち

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「ドル円・日足」反転の可能性のある下落基調

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今日のトレード戦略

今日は日本時間からして様子見。

欧州時間になると少し振られるかも知れませんが、本当の動意につながるかは、アメリカ勢次第でしょう。

テクニカルは「売り」で、111.37円が視野に入っています。

 

今日は細心の注意が必要です。

日本時間でふわふわした動きの時は、欧州時間に入ってからも初動ではついていかずに、第2波から少しの利益確定で臨むのがベストかも知れません。

つまり大手ファンドの試しエントリーに注意ということです。

 

今週も頑張りましょう、ね。

愛菜