常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

投資にとって「政治」への最大の懸念は「不透明感」です。

政治がどのような結果になっても、投資行動は制約されることなく、それに見合った形で動いていきます。

今回の中間選挙の結果で、これまでの半年間の不透明感が払拭されました。

為替市場も株式相場も、曇の間から陽の光が射し込んできたようです。

そしてこれからのドル円は、貿易問題・金利の動向に集中することになります。

 

トランプ大統領と民主党の政策は近い!

民主党の中間選挙での主張や、政策的な方向性をみると、トランプ大統領と民主党はかなり近いことがわかります。

大きくまとめると次のようになりました。

・財政赤字より財政出動に積極的
・権力を集中させる「大きな政府」を指向
・対中制裁の強行論・保護主義政策
・インフラ投資の推進
・個人所得税の減税
・薬価の引き下げ

今後のアメリカの政治

二年後のアメリカの大統領選挙まで、上院と下院のねじれから政治上の混乱も予想されます。

その混乱の引き金は各社の報道によると「トランプ大統領への弾劾」となっていますが、最終的には共和党が過半数を占める上院での採決ですからその実効性は少ない。

つまり弾劾行動がアメリカの政治を変えるほど大きな問題ではなく、そのことを知った上で行う民主党の「政治的パフォーマンス」がメディアを喜ばせることになると思います。

その上でトランプ大統領は、共和党内の反トランプ派を説得するよりも、民主党に花を持たせて自らの政策実現を追求する方向に舵を切るかも知れません。

トランプ大統領は、本来は実業家であり職業政治家ではありません。

ですから史上初の年収1ドルの大統領。

だから出来るワザなのです。

 

こんな話知っていますか?

FOXのコラムに一年ほど前に掲載されましたが、トランプ大統領が安倍首相に囁きました。

「企業に労働者の賃金を上げろ、というよりも減税の方が楽だし効果が上がるよ」と。

企業に対して給料を毎月1000円上げろというより、毎月1000円減税した方がいいということ。

 

実際にトランプ大統領は法人税の減税をしてアメリカ経済を力強いものにしました。

そして今彼が目論でいるのが、所得税減税。

もしそれが実行できたらアメリカ経済は、今まで以上に強固なものになるのでしょう。

 

消費税増税の際の「軽減税率」の方法がさかんに議論されていますが、一番簡単で効果があるのは所得税減税なんですけど。

日本もそうならないかなぁ。

アメリカ経済にとっての懸念材料はこれだけ

それは「アメリカの金利」。金利といっても国債の利回りではなくて政策金利。

現在のアメリカではFRBの利上げにともなって、住宅ローン・自動車ローン・学生ローン・企業の借入金利もウナギ登りに上昇中。

インフレ懸念などといっている場合ではなくて、このままでは景気減速が始まってしまいます。

 

わたしたちFXトレーダーとしては、相場が安定しているより昨日のように混乱があって変動が大きくなった方がありがたいのです。

しかし経済が減速して私たちだけが儲けても、周りが笑顔に包まれていなければ美しい世の中とはいえないので、そこに住む価値を見いだすこともできなくなります。

なんだかんだといっても、今の世界経済はアメリカのお陰様ですから、これからもアメリカ経済の安定を望むのは私だけでしょうか。

 

 

米国・議会勢力数 (8日午前10時現在)

上院 共和党51   民主党46  未確定3
下院 共和党200 民主党223 未確定12

昨日のトレード 利益2円18銭

○ほぼ設定レンジ内での動きでした

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.81円。下限は112.96円。

上限越えのターゲットは
113.90円、114.00円、114.14円。
下限越えのターゲットは
112.88円、112.80円、112.68円。

―第1波― 中間選挙・開票始まる 

1回目 8:30
前日の上限・第1ターゲット113.38円→前日の下限・第1ターゲット112.99円。「売り」39銭。

⇒まずは下落スタートでした。底値の確認。

2回目 10:00
銀行仲値113.15円→113.70円。「買い」55銭。

⇒共和党優勢の速報。日本・中国の株価上昇。

 

―第2波― 中間選挙・民主党が下院で過半数獲得の見込み

3回目 11:30
113.70円→113.20円。「売り」50銭。

⇒FOXのツィートが発端でした。「愛菜の3MAトレード」5分足。

 

―第3波― 中間選挙・民主党下院過半数確定

4回目 14:50
昨日の設定レンジ下限113.20円→昨日の安値113.10円。「戻り売り」10銭。

⇒レンジ形成中かな、と思ったので小さくリカク。

5回目 16:00
昨日の設定レンジ下限113.20円→113.00円。「戻り売り」20銭。

⇒相場が落ち着いてきましたね。

6回目 17:30
昨日の設定レンジ下限113.20円→本日の設定レンジ下限112.96円「戻り売り」24銭。

⇒第3波に入ってからここまで、すべて「戻り売り」で対処してみました。
ドイツ人ディーラーのいう通り、「戻り売り」作戦は成功でした。

7回目 19:30
設定レンジ下限112.96円→113.06円。「買い」10銭。

⇒本日の設定レンジ下限をつけてから反発開始。
しかし昨日の安値113.10円まで届くと思っていたのに下落。焦りました。

8回目 21時前
昨日の安値113.10円→昨日の設定レンジ下限113.20円。「買い」10銭。

⇒ためらいながら上昇している様子で、時間あたりの価格の伸びも小さくなってきました。

 

本当はアメリカ勢の出方を見たかったのですが、睡魔には勝てず。

昨日のトレードはここでおしまいにしました。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

11月8日(木曜日)
中国 10月貿易収支(米ドル)
中国 10月貿易収支(人民元)
米国  FOMC 政策金利発表
スイス WTO知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)・理事会
ユーロ圏 欧州委員会秋季経済予測発表

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
日本 9月機械受注(前月比)
日本 9月機械受注(前年同月比)
日本 9月国際収支・経常収支
日本 9月国際収支・貿易収支

14:00
日本 10月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日本 10月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI

16:00
ドイツ 9月貿易収支
ドイツ 9月経常収支

18:00
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報

22:30
米国 前週分新規失業保険申請件数

翌4:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

 

2018/11/08日(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.69円。下限は113.50円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.80円、113.89円、114.00円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
113.44円、113.35円、113.26円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」上昇トレンドラインがいつ出来るか

20181108_1uy_p

 

「ドル円・日足」113.80円が目標

20181108_duy_p

 

今日のトレード戦略

ドル円は、114円台が視野に入ってきました。

昨日、中国の外貨準備高が公表されましたが、339億3000万ドル減の3兆530億ドル。
元安になるのを食い止めていたということ。

このまま中国政府が元安を押さえてくれて、株式市場にもお金を投入し続けてくれたら、今週中にも114円をつけて、来週中には114円台で推移。

そしてクリスマスまでには115円台。

 

そんなにうまくいくとも思えませんが、悲しいことに日本の人口は1億人少ししかいないので、内需拡大といっても高が知れています。

やっぱり世界60億人を相手にするためには、やっぱり円安しかありません。

 

相場の流れに乗ってチマチマ稼ぐより、いつかドンと「ドル買い」をしてみたいものです。

来世になるかな。もっと先かな…。

 

ドル円が114円を目指すとしても、その前に調整的な反落があります。
それと今晩のFOMCでどのような見解がでるか。

そこが注意点です。

今日も頑張りましょう、ね。

愛菜