常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

日本時間の午前6時に終了したアメリカ市場。
NYダウ・ナスダック・S&P500ともに3日間大幅続落。
原油価格も続落。

今日は「イタリアの2019年度予算修正案の欧州委員会への提出期限」

日本の経済番組の対象は主に「株式投資」で、テレビを見ている株の個人投資家に株を買わせることが目的なので、為替に関する材料の提供は少ないです。

一方の海外は、為替の動向が株式相場に与える影響を重視しているので、各国の金利動向と合わせて番組の時間配分も大きくなっています。

そのようななかで、昨日の海外の経済番組は「イタリアの予算案提出の有無」と「イギリスのEU離脱の条件闘争」の話題がもっぱらでした。

「イギリスのEU離脱の条件闘争」では主にポンドが主役ですが、「イタリアの予算案提出の有無」の主役は、世界の為替取引では57%を占める「ユーロドル」。

それなので番組の時間配分も「イタリアの予算案提出の有無」の方が大きかったです。

しかしこの問題については情報も錯綜していて、ある著名な英国アナリストは出演していた番組が変われば、話す内容も真逆なことをいったりして、思わず耳を疑って笑ってしまうほどでした。

そして昨晩は「イタリア」についての報道や要人発言に右往左往して、結局は今日を待とうという感じで市場参加者も次第に減っていきました。

「イタリアの予算案提出の有無」についての情報の推移

発端は、日本のテレビ局が午後になって報道した「イタリアは欧州委員会の求める内容で予算案を期限内提出」というものでした。

さっそく数人の海外トレーダーから、報道されたテレビの動画を添付したメールが送られてきました。

「事実なのか?」「情報源はどこだ?」

日本は小さな国だから、何でもわかると思っているのが大きな間違い。

でも調べました。

そして「ある政府高官からの情報ということで、それが日本の高官なのか海外の要人なのかわからない」
「日本市場に安心感を与えるためのブラフかもね。」と返信。

その一時間後、ドル円は設定レンジの上限の第2ターゲット114.20円をつけました。

 

その後は、トレーダーズ・ウェブさんと米国のインベスト・サマリーさんの要人発言によると

11/12 18:09
デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁「イタリア発の悪影響は限定的」

11/12 20:25
伊副首相「EUの財政規律を順守することは自殺行為」

11/12 22:50
ユンケル欧州委員長「イタリアとEUの関係を懸念している」

と続きました。

いずれにしても今晩の「イタリアの予算案提出の有無」はメインイベントです。
そしてなんらかの動意によって、ドル円も動きます。

相場に寄り添えば、幸せは訪れてきます。

 

昨日のトレード 利益62銭

○上限・第2ターゲット 下限・第2ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は114.03円。下限は113.80円。

上限越えのターゲットは
114.08円、114.20円、114.32円。
下限越えのターゲットは
113.71円、113.64円、113.55円。

1回目 15時前
設定レンジの上限114.03円→第1ターゲット114.08円。「買い」5銭。

⇒日本市場の閉場前から上昇開始

2回目 15:30
第1ターゲット114.08円→第2ターゲット114.20円。「押し目買い」12銭。

⇒第2ターゲットに付けてから下降開始

3回目 16:00→22:30
114.16円→競ってレンジ下限113.80円。「売り」36銭。

⇒第2ターゲットをもう一度トライしそうな雰囲気でしたね。
しかし欧州勢は売り参入。
「愛菜の3MAトレード」・5分足で「売り」エントリー。
しかし「決済」まで時間がかかりました。6時間半。
もう少し粘ってもよかったのですが、さすがに疲れました。

4回目 1:00
設定レンジ下限113.80円→第1ターゲット113.71円。「戻り売り」9銭。

⇒動きがゆっくりで、まるでスローモーションでもみているようでした。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

11月13日(火曜日)
日本  安倍首相とペンス副大統領の会談
日本  出入国管理法改正案 衆議院本会議で審議入り
シンガポール ASEAN首脳会議
ユーロ圏 イタリア予算再提出期限

16:00
ドイツ 10月消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比]

18:30
英国 10月失業保険申請件数
英国 10月失業率
英国 9月失業率(ILO方式)

19:00
ドイツ 11月ZEW景況感調査(期待指数)
ユーロ圏 11月ZEW景況感調査

 

2018/11/13日(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.82円。下限は113.57円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.88円、113.99円、114.10円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
113.49円、113.36円、113.26円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」移動平均線(75)に注意

20181113_1uy_p

 

「ドル円・日足」これでも上昇基調です

20181113_duy_p

 

今日のトレード戦略

基本的には、イタリアの財政懸念などを背景にユーロ売りが出やすい状況になっています。

ユーロドルでは、ユーロが売り。

つまりユーロを売ってドルを買い戻す動きのことですが、その買い戻されたドルが、「低調な米国株式市場だけど今が底だ」と意識されれば買い戻されたドル資金は株式市場に回されて、ドル円への影響は少しだけ。

反対に「もっと株は下がる」と考えると、「いったん国債を買っておこう」となって「利回りは低下」して、ドル円も下落します。

 

しかしここで気をつけなくてはならないのが、ドルインデックス。

全通貨に対して「強い」のです。

昨日は、利回りの低下にもかかわらず、ドルインデックスの強さでドル円の下落も小幅で推移したことからもわかります。

 

欧州時間になってからの動きに合わせてトレードしてみましょう。

 

愛菜