常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。
ドル円が弱気になっているな、と感じているのは私だけでしょうか。

昨日の主な経済指標の結果

★ 16:00 ドイツ ユーロ/円6銭安

7-9月期国内総生産(GDP、速報値) [前期比]
結果:-0.2% 予想:-0.1% 前回:0.5%

7-9月期国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]
結果:1.1% 予想:1.3% 前回:2.3%

⇒あきらかにドイツ経済は失速してきています。

 

★ 18:30 英国  ポンド/円18銭高

消費者物価指数(CPI) [前月比]
結果:0.1% 予想:0.2% 前回:0.1%

消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
結果:2.4% 予想:2.5% 前回:2.4%

卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) [前年同月比]
結果:2.4% 予想:2.4% 前回:2.4%

⇒英国経済はEUと比べると堅調、ということです。

 

★ 19:00    ユーロ圏 ユーロ/円動かず

四半期域内総生産(GDP、改定値) [前期比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.2%

四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]
結果:1.7% 予想:1.7% 前回:1.7%

鉱工業生産 [前月比]
結果:-0.3% 予想:-0.4% 前回:1%

⇒EUを牽引しているドイツ経済の低迷の影響が大きいです。

 

★ 22:30  米国 ドル/円10銭高

消費者物価指数(CPI) [前月比]
結果:0.3% 予想:0.3% 前回:0.1%

消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
結果:2.5% 予想:2.5% 前回:2.3%

消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.1%

消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]
結果:2.1% 予想:2.2% 前回:2.2%

⇒堅調な米国経済を印象付けました。

 

昨日のトレード 利益69銭

○下限・ターゲット オールクリア

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.99円。下限は113.75円。

上限越えのターゲットは
114.07円、114.14円、114.25円。
下限越えのターゲットは
113.63円、113.56円、113.48円。

1~3回目 22:30 「愛菜の経済指標トレード」
113.87円(1時間ピボットセンター)→113.95円(1時間ピボットR3)。「買い」8銭。

113.95円(1時間ピボットR3)→113.90円(1日ピボットセンター)。「売り」5銭。

113.90円(1日ピボットセンター)→113.95円(1時間ピボットR3)。「買い」5銭。

 

4回目 23:00
設定レンジ上限113.99円→下限・第3ターゲット113.48円。「売り」51銭。

⇒昨日のブログに書きましたが、米国経済指標の後の下落に追随しました。
節目の価格(今回は114.00円)を好調な経済指標の発表を持ってしても突破できないときは、売りが売りの連鎖を生みます。
今回は「愛菜の3MAトレード」1時間足でトレード。
短い時間足だと少し上がると決済しそうになるので、あえて1時間足と4時間足チャートだけを開いていました。
ドルインデックスも米国10年債利回りも低下。
そして下がる時は一気に下値を伸ばしてくれたので、最初の30分間はドキドキ感がありましたが、そのあとは余裕たっぷり。
もう少し粘っていれば113.30円までいけましたが、睡魔には勝てませんでした。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

11月15日(木曜日)
米国  10月小売売上高
シンガポール 東アジアサミット
ユーロ圏  10月欧州新車販売
ボージョレーヌーボー解禁

8:00
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

18:30
英国 10月小売売上高指数[前月比]

19:00
ユーロ圏 9月貿易収支

22:30
米国 10月小売売上高[前月比]
米国 10月小売売上高(除自動車)[前月比]
米国 11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国 11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米国 10月輸入物価指数[前月比]
米国 10月輸出物価指数[前月比]
米国 前週分新規失業保険申請件数

24:00
米国 9月企業在庫[前月比]

 

小売売上高

国内総生産(GDP)の7割を占める「個人消費トレンド」を表す指標。
変動が激しい自動車を除いた指標の方が重視されています。
発表は、商務省。
サンプルデータが少なくサービス業が除外されていて、さらに月ごとの変動が激しいので経済全般までは把握出来ません。
しかし先月のデータを基礎とした速報値なので、現在の経済状況の判断に使われます。

 

ニューヨーク連銀製造業景気指数

ニューヨーク州の製造業における景況感を示す経済指標のこと。
通常なら「フィラデルフィア連銀製造業景気指数」の前に発表されますが、今回は同日。
発表は、ニューヨーク連邦準備銀行。
総合景気指数よりも、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの各項目別数値の方が重要視されていて、それは私たちがすぐに知ることのできない数値。
市場予想もこの5年間は、当たったことがないのでトレードは「追随」しかありません。

 

フィラデルフィア連銀製造業景気指数

フィラデルフィア地区(ペンシルバニア州、ニュージャージー州、デラウエア州)の製造業の景況感や経済活動を示す景気関連の経済指標のこと。
発表は、フィラデルフィア連邦準備銀行。
非農業部門就業者数・失業率・製造業の新規受注と在庫・仕入れ価格・販売価格・平均賃金・個人所得などの項目から構成されていますが、注目されているのは、仕入れ価格指数と販売価格指数。
この指数も、この5年間は当たったことがありません。

 

2018/11/15日(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.67円。下限は113.45円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.75円、113.86円、113.98円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
113.30円、113.16円、113.06円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」下値模索中

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「ドル円・日足」こんな感じでも「上値リスク」は消えていない、といいます

20181115_duy_p

 

今日のトレード戦略・「愛菜の実戦トレード外観」

今晩のメインイベントの22:30米国経済指標。

現状の米国経済は、「小売売上高は好調で、製造業関連は低調」という傾向にあります。

そういったなかで、今晩の経済指標は、「小売り」「製造業」「輸出入物価」「失業保険申請件数」が混在。

さてどうしたらいいのでしょう?

 

そこで海外トレーダーの考え方を書きます。

まずアメリカ製造業の景気判断は、
★『ニューヨーク連銀製造業景気指数』で「方向性」を捉えて

★『フィラデルフィア連銀製造業景気指数』で「景況感」を判断して、

『ISM製造業景況指数』で製造業の「実態経済」を確認。

そういう流れなので、今回は製造業の景気判断は確定ではないので、『ニューヨーク連銀製造業景気指数』と『フィラデルフィア連銀製造業景気指数』は考えないとしています。

★『輸出入物価指数』は昨日の「消費者物価指数」とある程度連動していて、極端なインフレ懸念が出て来なかったので、今回の指標では「ドル高要因」

★『前週分新規失業保険申請件数』はどんな結果であっても、他の指標に比べたら現在のドル円を動かす力はない、と考えています。


そうなると今晩のメインは『小売売上高』。

市場予想は0.5%で、前回結果は0.1%。

問題はここです。

仮に前回よりも結果はよくても「予想よりも結果が下回ったので下落した」というパターンにあてはまります。

ということでここまでの考え方では、「ドル安」です。

 

しかしー
ポイントは指標が発表される前の価格にあります。
よく耳にする「発射台」。

昨日の「英国のブレグジット」の進展が好感されて現在のユーロドルは上昇基調。

その反動で現在、ドル円は下落基調が続いています。

指標発表まで10時間。

その状況が続いて、昨日の最安値の113.30円を下回って113.00円にまで下がっていたら、いくらなんでも22:30の経済指標で反発するでしょう。

今のドル円は下値を模索中で、海外トレーダーとしては113.00円付近まで下がってから上昇してほしいな、と思っています。

発射台が
113.50円付近であると「ドル売り」で113.20円~113.30円を下値と相場が判断すれば「ドル買い」に転換。

113.30円付近であると「ドル売り」から「ドル買い」。

113.00円付近であると「ドル買い」。

 

とここまで、小売売上高の結果が、市場予想よりも低いことを前提に書きましたが、市場予測よりも高ければ、素直に「ドル高」と考えていいと思っています。

設定レンジ上限と下限、ターゲットライン、1時間ピボット事前に確認しておいてください。

 

以上、今日の「愛菜の実戦トレード外観」でした。

相場に不安を感じたらトレードはしない方がいいです。

今日も頑張りましょう、ね。

愛菜