常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
今週の22日(木曜日)はアメリカが感謝祭、23日(金曜日)は日本も勤労感謝の日でお休み。
アメリカは翌日23日もお休みの会社が多くて、感謝祭の翌日は「ブラックフライデー」と言われています。
なぜブラックフライデーと言われるようになったか定かではありませんが、通説では
感謝祭の翌日の金曜日=フライデー(Friday)は、年末商戦のはじまりで、どのお店もお客さんで大繁盛。つまり黒字=ブラック(in the black)になるからだそうです。
今月末には「米中首脳会談」が予定されていて貿易戦争の行方でドル円も大きく動きますが、それが一息ついて12月に入って第二週目ともなると、クリスマスまで動きが弱くなってきます。
ブラックフライデーから、アメリカはクリスマスモードに切り替え。
ですから今週と来週と再来週で頑張って稼いでいくつもりでいないと、毎年12月も中旬になると落ち着く相場に恨めしさを感じてしまいます。
今日から12月に入ったつもりで頑張りましょう。
そして今週の勝負は、よっぽどのことがない限り、20日(火曜日)と21日(水曜日)しかありません。
23日(金曜日)は、ドイツ、ユーロ圏、米国と「購買担当者景気指数(PMI)」がありますが、どれも「速報値」。アメリカ勢は「休暇」を優先しそうです。
軽井沢はもう冬です。
沖縄はまだ夏…らしい。
先週金日曜日(16日)の主な経済指標の結果
23:15 米国
鉱工業生産 [前月比] 結果:0.1% 予想:0.2% 前回:0.3%
設備稼働率
結果:78.4% 予想:78.2% 前回:78.1%
⇒経済指標の発表などは関係なく、この時点ですでにドル売りは進行中でした。
ダウは設備稼働率のよい結果が安心材料として意識されて、ここから上昇傾向が鮮明になっていきました。
先週金曜日(16日)のトレード 利益1円17銭
○下限・ターゲット オールクリア
先週金曜日(16日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.61円。下限は113.33円。
上限越えのターゲットは
113.69円、113.78円、113.96円。
下限越えのターゲットは
113.24円、113.11円、113.02円。
★
1回目 17;00
設定レンジ下限113.33円→第1ターゲット113.24円。「売り」9銭。
2回目 21:30
設定レンジ下限113.33円→第1ターゲット113.24円。「売り」9銭。
3回目 23:00
設定レンジ下限113.33円→第3ターゲット113.02円。「売り」31銭。
4回目 0:00
113:00円→112.72円。「愛菜の3MAトレード」5分足。「売り」28銭。
5回目 2:00
112.80円→112.86円。「愛菜の3MAトレード」5分足。「買い」6銭。
6回目 3:30
112.80円→112.66円。「愛菜の3MAトレード」5分足。「売り」14銭。
7回目 4;30
112.70円→112.90円。「愛菜の3MAトレード」5分足。「買い」20銭。
★
⇒1~3回目までは、「愛菜の実戦トレード・攻略法」通りの展開でした。
「米国10年債利回り」の低下に合わせてドル円も下落。
しかしそこから反転するはずがー
⇒4~6回目も売り。
ヘッドラインニュースで
クラリダFRB副議長が米CNBCのインタビューで
「FRBは中立水準に接近している。世界経済が減速している証拠がある」
と流れて、下落が加速。
「米国10年債利回り」も「ドルインデックス」も強烈な下落。
⇒7回目は急激な反転。
ここは「愛菜の3MAトレード」でうまくついていけました。
この反転理由はトランプ大統領の発言。
「中国は合意をしたがっている。142項目にも及ぶ提示をしてきた。」
中国からの輸入品の全部に関税を課す“追加関税第4弾”の見送りに言及しました。
しかし113.00円まで届かなかったのは
「私は重要な点で満足いていない」―。
「愛菜の実戦トレード・攻略法」でご注意したように、要人発言と報道で第3ターゲットを越えても更に下落が続き、そして要人発言と報道で相場が反転しました。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
11月19日(月曜日)
・日本 10月貿易統計(通関ベース)
・日本 日ロ経済合同会議
18:00
ユーロ圏 9月経常収支
19:00
ユーロ圏 9月建設支出(前月比)
ユーロ圏 9月建設支出(前年同月比)
24:00
米国 11月NAHB住宅市場指数
経常収支
国際収支の中心を占める収支で、モノやサービスの経常取引による収支を表した統計。
以下の項目からなります。
貿易収支…モノの輸出入の収支
サービス収支…日本人が海外旅行をした際の運賃や、その旅先で買い物や食事などをした金額の集計
所得収支…日本企業が海外で得た収益から、日本国内で海外企業が得た利益を差し引いた収支
経常移転収支…ODA(政府開発援助)など対価を伴わない現物援助の収支
NAHB住宅市場指数
米国の不動産業者(住宅建設業者)の景況感を示す経済指標のこと。
発表は、NAHB=全米住宅建設業者協会。
NAHB住宅市場指数の上昇は、今後の景気拡大や住宅価格の上昇を見込んでいる人が多いということで、ドル買いの要因。
11月20日(火曜日)
・日本 TPP11主席交渉官会合
・日本 10月主要コンビニ売上高
16:00
ドイツ 10月生産者物価指数(PPI)(前月比)
19:30
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
22:30
米国 10月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 10月住宅着工件数(前月比)
米国 10月建設許可件数(年率換算件数)
米国 10月建設許可件数(前月比)
住宅着工件数
着工建築物の中から住宅だけに特化した指数。
米国の場合は米商務省、日本の場合は国土交通省が1ヵ月単位の着工件数で発表します。住宅投資が活発化すると、それに伴って家具や家電製品などの耐久財の購入も増加するために景気動向と密接な関連性があると考えられています。景気変動や個人消費動向を予測する上でも重要な指標のひとつです。
また住宅着工件数は、金利状況にも左右されていることも覚えておいてください。
建設許可件数
建設する前の許可件数。
米国の場合は米商務省、日本の場合は国土交通省が1ヵ月単位で発表します。
着工前の件数なので、足元と近い将来の景気判断ができます。
今年のピークは3月の135.4万件です。先月は124.1万件。景気後退中。
11月21日(水曜日)
・日本 自民税調総会
・日本 10月粗鋼生産速報
・日本 10月全国スーパー売上高
・日本 10月全国百貨店売上高
・フランス OECD(経済協力機構)経済見通し
13:30
日本 9月全産業活動指数(前月比)
21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
22:30
米国 10月耐久財受注(前月比)
米国 10月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
24:00
米国 10月景気先行指標総合指数(前月比)
24:00
米国 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
米国 10月中古住宅販売件数(年率換算件数)
米国 10月中古住宅販売件数(前月比)
24:30
米国 週間原油在庫統計
耐久財受注
製造業の出荷・在庫・新規受注・受注残高を示す指標です。
耐久財とは、3年以上の使用に耐えられる自動車・航空機・パソコン・家具・家電などとされています。
米商務省が毎月発表します。
製造業の動向を把握するための重要指標。設備投資の先行指標とされていて、とくに変動率の大きい航空機を除いた非国防資本財受注が重視されます。
景気先行指標総合指数
景気に先行して動くと考えられている次の11項目の調査から算出された総合指数のことをいいます。
米民間調査機関・コンファレンス・ボード(全米産業審議会)が発表。
◆労働
① 製造業の週平均労働時間
② 週平均失業保険申請件数
◆企業
③ 消費財新規受注
④ 入荷遅延比率
⑤ 設備財受注
⑥ 新規住宅着工許可件数
⑦ 製造業受注残高
⑧ 原材料価格
◆物価
⑨ S&P500種株価
⑩ 消費者期待度指数
◆マネーサプライ
⑪ 実質マネーサプライ
数値の上昇は景気向上と判断され、ドルは買われやすくなります。
ミシガン大学消費者態度指数
消費者のマインド調査を指数化したもの。
発表は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンター。
1964年の指数を100として算出し、速報値は300人、確報値は500人を対象に調査を行ったもの
中古住宅販売件数
1ヵ月間で中古住宅が販売された件数。
発表は、米商務省
中古住宅販売件数は、新築住宅販売件数の数倍あるので、建設資材だけでなく家電や家具などの消費に影響を与えます。
個人消費と景気全体の景況が判断されます。
11月22日(木曜日)
・米国 休場(サンクスギビングデー・感謝祭)
・日本 11月月例経済報告
8:30
日本 10月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
21:30
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
24:00
ユーロ圏 11月消費者信頼感(速報値)
11月23日(金曜日)
・日本 休場(勤労感謝の日)
・米国 ブラックフライデー(年末商戦スタート・企業などは、感謝祭と合わせて4連休にしているところが多い)
・フランス 2025年万博開催地決定
16:00
ドイツ 7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
ドイツ 7-9月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
17:30
ドイツ 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ドイツ 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
18:00
ユーロ圏 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ユーロ圏 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
23:45
米国 11月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 11月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ドイツ国内総生産(GDP)
ドイツにおいて生産されたすべてのサービス・商品の市場価格での総額。
発表は、ドイツ連邦統計局。
ドイツ製造業・サービス部門購買担当者景気指数PMI(Purchasing Manager’s Index)
PMIとは「購買担当者景気指数」のことで、近い将来の景気動向を占う「先行指数」。
企業の購買担当者に直接調査した結果から算出されるため、景気実態を正確に映し出しやすいのが特徴です。
景況感の改善と悪化の分岐点が50。
ドイツ・製造業PMI(購買担当者指数) は民間調査会社・マークイット(Markit)が発表します。
毎月の景気動向を伝える第一報として、政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されます。
EU製造業・サービス部門購買担当者景気指数PMI(Purchasing Manager’s Index)
発表は、民間調査会社・マークイット(Markit)。
米国製造業・サービス部門購買担当者景気指数PMI(Purchasing Manager’s Index)
発表は、民間調査会社・マークイット(Markit)。
2018/11/19日(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.81円。下限は112.60円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
112.99円、113.08円、113.20円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
112.51円、112.31円、112.22円をターゲットとします。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
「ドル円/今日の設定レンジ」下降トレンドラインから離れてきているので、反転の可能性
20181119_1uy_p
「ドル円/今日の日足」下値を模索中
20181119_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の攻略法
今日の経済指標では、ユーロ圏の経常収支、米国の11月NAHB住宅市場指数がありますが、どちらもドル円を上昇させるだけの力はありません。
イタリアの予算案に対して欧州委員会は「制裁金」を課す可能性。
イタリアは国内のナショナリズムが刺激されて、実際には不可能なことですが「EU離脱」という言葉が一人歩きして、ユーロが売られる展開が予想されます。
その場合、ユーロ円も下落する可能があって買い戻された円が、ドルと同様に「ドル円」に向かえば「ドル高」。
しかし「イタリア不安」がEUの政治的混乱材料と意識されれば、いったんは「ドル安」となります。
先週の金曜日にトランプ大統領の対中貿易制裁緩和に向けた発言でドルは上昇しましが、113.00円に届かなかったことは、市場にはまだ疑心暗鬼の雰囲気があるためでしょう。
ドル円にとって今は大きな問題の「米国10年債利回り」。
これは、正午時点でも低下傾向です。
クラリダFRB副議長の金利動向に対する「打ち止め的な発言」が日本市場にも大きく影響しています。
今日の本格的な動きは欧州勢が参入してきて、その結果を受けたアメリカ勢がどう考えるか、です。
相場が意識している上値の113.00円を上抜けたら113.20円。
下値の112.50円を下抜けたら112.20円が目標に取引がされるでしょう。
「愛菜の実戦トレード攻略法」の今日は、方向性を確かめてからの「売り」「戻り売り」戦略です。
当然「設定レンジの上限」を越えたら「買い」かな、と恐る恐る参入します。
「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
今週も頑張りましょう、ね。
愛菜