常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

月曜日早々のドル買い

こんにちは。天野愛菜です。

日本時間の午前10前。日本円はほとんどの通貨で売られました。「円安」。

というより仲値の発表のタイミングを考えると、日銀関係・金融機関筋はほとんどの通貨を買って仕込みました、という方が的確かも知れません。
今週末に予定されているG20サミットと米中首脳会談の先行きに、暗雲が立ちこめているからです。

アメリカに対するEUと中国の景気は鈍化しているなかでの険悪ムード。

EUは、大官僚組織である欧州委員会がNATOへの拠出金に対してのらりくらり。
フランスのマクロン大統領のパフォーマンスに、トランプ大統領は激怒。

中国は習近平主席が、アメリカをはじめとする各国の技術移転を強要してこそ成功出来る「製造業2025」の旗を降ろす気配がない。

先のAPECでの共同首脳宣言はなし。

米国からの同盟国への要請

アメリカ政府は、とくに携帯電話の情報の吸い上げがはなはだしい中国の「HUAWEI」製品を使うな、と先週末、同盟国に要請。

GoogleもAppleもやっていることですが、中国製のネットに接続される機器に関しては度を超えているという理由。

GoogleとAppleは、吸い上げた情報の使用目的が「広告宣伝」なので、私もそこからアクセスして商品を購入したりして探す手間が省けて、「まぁいいか」と思いますが、中国製に関しては、あくまでもトランプ大統領がいう「国防を脅かすレベル」まで発展しているとのこと。

携帯電話には、通常の携帯回線とWi-Fiが内蔵されていますが、中国製の携帯電話は携帯回線を使用している時にWi-Fiも同時に起動して、リアルタイムの会話やその他の情報を各国内のサーバーを経由して中国へ送信されていることが最大の理由。

余談

余談ですが私が、顔認証で起動するパソコンを使ってトレードするときは、きちんとお化粧してから始めています。
たまに挑発して下着姿。(笑)。
なぜって、顔認証のあるパソコンに東欧製の悪意あるアプリがメール介して仕込まれると、仕込んだ相手はいつでも私の顔を見られるから。
顔認証技術は、南米の国からドイツに移住した天才の発明。猪八戒先生の友人。
日本の「NECの顔認証」の基本技術はそこから得て、今は独自の技術になるまで発展しましたが、でも原理は同じで、その天才も情報をのぞき込まれるミラーリングには苦労していました。

ネットが介在すると「裸」になるのが今の情報化社会です。

脱線してすみません。

G20 米国脱退を阻止しようとする事務方

そのような中で開催される今週末のG20について、日本のメディアは私たちに伝えませんが、海外では「トランプ大統領を刺激しない方向で事務方は意見を集約している」と報じています。
6月にカナダで行われたG7首脳会議において、トランプ大統領が途中退席したことがトラウマ。

貿易問題では、アメリカの保護主義に対するG20としての意見を抑制。
環境問題では、「パリ協定」の離脱に関する批判も控えめに。

それもすべて、トランプ大統領を刺激して「じゃあアメリカはG20を脱退する」という方向性に発展するのを防ぐためです。

ますます険悪になっている米中

よせばいいのに中国は、アメリカ以外の参加国に「中国を支援してくれたら観光客をもっと増やしてあげますよ」といって中国側への取り込みを図りましたが、アメリカが知ることになってあえなく挫折。

ますますアメリカと中国は、険悪になってしまいました。

それから知っていましたか。
習近平主席の懐刀である劉鶴副首相の訪米が取りやめになったこと。
米中首脳会談を前にして意見の摺り合わせが目的でした。

中国がアメリカに対して142項目の改善案を出した中での、11月15日の訪米が報道されて、市場も期待一色になりました。
しかし結局は、APECでのペンス副大統領の強弁に恐れをなして、訪米は中止になったのです。

こうなると、米中首脳会談での一発勝負。

しかし「習近平主席は、かつてのアメリカ大統領のようにトランプ大統領を意のままに動かすことは出来ない、と諦めている」と海外メディアは伝えています。

そこで海外トレーダーの見方

G20が無事に終われば、アメリアの保護主義が顕著になることで下落局面はあるものの、持ち直して「ドル高」と考えています。
G20までにナーバスな報道が出て来れば「ドル売り」に追随です。

今日の午前中のクロス円に対する買い上げは、そのあたりを見越しているからでしょうか。

先週金曜日(23日)の主な経済指標の結果

18:00 ユーロ圏

11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:51.5 予想:52 前回:52

11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:53.1 予想:53.5 前回:53.7

⇒ユーロ円では「売り」エントリーで、60銭の利益でした。

23:45 米国

11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:55.4 予想:55.7 前回:55.7

11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:54.4 予想:54.9 前回:54.8

11月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:54.4 予想:―― 前回:54.9

⇒戻り売りのきっかけになりました。

 

先週金曜日(23日)のトレード 利益70銭

○下限・ターゲット オールクリア

先週金曜日(23日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.00円。下限は112.92円。

上限越えのターゲットは
113.08円、113.14円、113.20円。
下限越えのターゲットは
112.88円、112.82円、112.76円。

FXの本を出されているある著名な方が、「23日は取引をするのは無駄だ」と。
影響力がある方だけに、どうしてそのようなことを言われるのか不思議でなりませんでした。
かつては有能なトレーダーであったのに、今はトレードなどしないでコメントを書いたり講座を開いたりして儲けているから、相場の鼓動がわからなくなってしまったのかなぁ。
23日は、欧州ではブレグジット・イタリア予算案・ユーロ圏のPMI・米国もPMIと為替相場の動意には事欠かなかったのに。
私はドル円で70銭。ユーロ円で1円12銭。ポンド円では1円20銭も利益を出せました。
その方のコメントを読んでトレードしなかった人のことを思うと、残念でなりません。

1回目 14:30
設定レンジ下限112.92円→第2ターゲット112.82円。「売り」10銭。

2回目 18:00
設定レンジ下限112.92円→第3ターゲット手前112.78円。「売り」14銭。

3回目 19:30
112.78円→第1ターゲット手前112.86円。「買い」8銭。

4回目 22:45 「愛菜の3MAトレード」・1分足
第2ターゲット112.82円→112.71円。「売り」15銭。

5回目 23:10 「愛菜の3MAトレード」・5分足
第3ターゲット112.76円→112.67円。「売り」9銭。

6回目 23:30 「愛菜の3MAトレード」・5分足
112.68円→第2ターゲット112.82円。「買い」14銭。

 

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

11月26日(月曜日)
日本  衆参予算委員会 集中審議
米国  ロサンゼルス自動車ショー
アルゼンチン G20財務相代理会合・財務相ワーキング・ディナー

14:00
日本 9月景気先行指数(CI)・改定値
日本 9月景気一致指数(CI)・改定値

18:00
ドイツ 11月IFO企業景況感指数

23:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

翌3:30
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

IFO企業景況感指数

約7000社のドイツ企業を対象に、ドイツ経済の現況と今後6カ月の先行きに対してアンケート調査を実施したもの。
発表は、ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う非営利の公的研究機関IFO研究所。
IFOとは、”Information & Forschung”の略称。(Forschungはドイツ語。研究の意)
EU経済を牽引し、もっとも影響力のあるドイツ経済の代表的な経済指数で、ユーロ経済を読み解く上でも大変に重要視されています。

 

11月27日(火曜日)
日本  天皇陛下御即位30周年奉祝委員会・設立総会

8:50
日本 10月企業向けサービス価格指数(前年同月比)

23:00
米国 9月住宅価格指数(前月比)
米国 7-9月期四半期住宅価格指数(前期比)
米国 9月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 9月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

24:00
米国 11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

 

11月28日(水曜日)
日本  石油製品価格調査(資源エネルギー庁)
ニュージーランド フラワーショー「Flower and Garden Show」

18:00
ユーロ圏 10月マネーサプライM3(前年同月比)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:30
米国 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)

24:00
米国 10月新築住宅販売件数(年率換算件数)
米国 10月新築住宅販売件数(前月比)
米国 11月リッチモンド連銀製造業指数

24:30
米国  週間原油在庫統計

翌2:00
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

 

11月29日(木曜日)
韓国  最高裁 三菱重工の元徴用工訴訟 上告審判決
日本  安倍首相アルゼンチンへ出発

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
日本 10月小売業販売額(前年同月比)
日本 10月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)

17:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

17:55
ドイツ 11月失業者数(前月比)
ドイツ 11月失業率

18:30
英国 10月消費者信用残高-
英国 10月マネーサプライM4(前月比)
英国 10月マネーサプライM4(前年同月比)

19:00
ユーロ圏 11月経済信頼感
ユーロ圏 11月消費者信頼感(確定値)-

22:00
ドイツ 11月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)

22:30
米国 10月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 10月個人所得(前月比)
米国 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数

24:00
米国 10月住宅販売保留指数(前月比)

翌4:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

 

11月30日(金曜日)
アルゼンチン G20首脳会議(12/1まで)
アルゼンチン 米中首脳会議
日本  秋篠宮さま誕生日

8:30
日本 10月失業率
日本 10月有効求人倍率
日本 11月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 10月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 10月鉱工業生産・速報値(前年同月比)

10:00
中国 11月製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 10月新設住宅着工戸数(前年同月比)
日本 11月消費者態度指数・一般世帯

16:00
ドイツ 10月小売売上高指数(前月比)
ドイツ 10月小売売上高指数(前年同月比)
ドイツ 10月輸入物価指数(前月比)
ドイツ 10月輸入物価指数(前年同月比)
英国 11月ネーションワイド住宅価格(前月比)

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
ユーロ圏 10月失業率
ユーロ圏 11月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)

23:45
米国 11月シカゴ購買部協会景気指数

 

2018/11/26日(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.28円。下限は112.88円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.35円、113.42円、113.49円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.70円、112.61円、112.51円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」上値は重い

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「ドル円/日足」113.20円を越えてから伸び悩み

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

欧州時間になってドル買いが進めば、設定レンジの上限から「買い」。

ドル売りとなれば、「愛菜の3MAトレード」1時間足の3MAにローソク足が頭を押さえられたら、設定レンジ内の113.00円を目安に「売り」参入。

次の売りは、設定レンジ下限を下回ってから。

 

アメリカ時間になってからは、しばらく様子見がいいのではないでしょうか。

「ドルインデックス」は上昇。
「米国10年債利回り」は下降傾向。

現時点では、アメリカの株価は上昇するかも、という暗示。

 

そうなると「米国10年債利回り」は、低下してドル円は「売り」となります。

 

週末の米中首脳会談を前にして、ドル買いでもドル売りでもどちらでもいいので、具体的な材料がほしいところです。

 

今週も頑張りましょう、ね。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

愛菜