常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日のドル円の下落が、「ドル円/日足」のチャートに赤線で引いておいた112.60円までいくとは、実はブログを書いている時点では「夢物語」でした。
現実のものになる、と意識出来たもの午前0時を過ぎてから。

昨日は、連鎖的な下落でした。

日本時間の下落は、欧米ファンドが欧州で株を仕込むためのユーロ需要。

EU司法裁の法務官の見解

夕方になって、「EU司法裁の法務官の見解」が英国のネットニュースに流れました。
日本時間では午後5時前くらい。
正確な報道として世界に配信されたのが午後6時前。

「EU基本条約は離脱通知の一方的な撤回を認めている」と。

これの意味するところは、英国は離脱しなくてもいい、ということ。

EU残留派と英国経済界は大喜び。

ポンド/ドルが急騰。対するドルは当然急落。
そしてドル円も連鎖的に急落しました。

このあたりから、「今日は欧米株には手を出すことは危険」と海外からメール。
私は「株」は買わないけれど、とりあえずお礼メール「そうします」―。

パウエル議長の議会証言原稿

午後9時。アメリカのメル友から「守秘義務が掛かっていないから教えてあげる」と連絡。

(おそらく米国ではトップクラスの経済記者だと思う。G20にはトランプ大統領に同行していたから…)

“明日5日のパウエル議長の議会証言は、ブッシュ元大統領の死去に伴う「国民追悼の日」での追悼のため中止。
そこでFRBが議会証言の原稿の「初稿」と「最終稿」を我々に配信。
そこにあるのは、「FRBのインフレに対するさまざまな政策は完璧であった。今までの進展に間違いはなかった。」と何度も書かれている。
最近のFRBはトランプと違って、世界経済にまで目を配るようになってきた。
初稿には「中国」と「新興国」の深刻な経済不安にも言及していた。
トランプよりも過激に、アメリカ第一主義で利上げに邁進してきたFRBだけど、そろそろマズイな、と思っているようだ。
今なら世界的な経済不安をトランプのせいに出来ると考えている。
そうなると来年は利上げの中止もあり得る話だけど、今日はこれから債権利回りの低下は避けられない。今日は君のいうとおりドル売り専念だよ。“

簡単に書けばこのような内容なのですが、文中には「愛している」「会いたい」「君を思うと眠れない」「お礼はKissの写真」とか少々面倒なのですが、でもこの人の情報力はすごくて、本当に尊敬しています。
お礼のメールは、語学の達人・マキちゃんが、お化粧をし直した私の写真付きで、濃厚なメールを返信してくれました。

それからしばらくして「米国10年債利回り」がおかしな動きをしてきました。
前日発表された製造業の好調をかき消すような動き。

実は、今月1日には一時3%割れがあったのです。
でもそのとき「はすぐに持ち直しましたが、今回は勢いが違いました。

欧州勢は引き上げた日本時間1時45分。
「米国10年債利回り」がフラットになったのです。

そして午前2時過ぎ。3%をいきなり割り込みました。

ここからはまっ逆さまにドル円は下落していきました。

 

昨日のドル円はー
日本時間での、ユーロ調達による「ドル円」の下落。
欧州時間の、ポンド急騰の反作用によるドル急落に伴う「ドル円」の下落。
米国時間の「パウエル議長の議会証言の原稿」から米国債利回り低下による「ドル円」の下落でした。

朝の経済ニュースで、利回りに関する「イールドフラットが云々」と語っている方がいらっしゃいましたが、それは年明けの問題で株価への影響の度合いをはかるためのもの。
ですから為替のトレードをしていくうえでは信じてはいけません。

昨日のトレード 利益1円39銭

○下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.63円。下限は113.30円。

上限越えのターゲットは
113.70円、113.80円、113.88円。
下限越えのターゲットは
113.23円、113.17円、113.06円。

昨日の「愛菜の実戦トレード」。
「売り」「戻り売り」作戦はうまくいきましたか!?
実は「ドル円/日足」のチャートのなかに、こっそり112.60円のところに赤線を引いてあったのをご存知でしたか。
当面の下値でした。

1回目 13:00
設定レンジ下限113.30円→第3ターゲット113.06円。「売り」24銭。

2回目 15:15
113.13円→第3ターゲット113.06円。「売り」7銭。

3回目 17:00 「愛菜の3MAトレード」5分足
113.13円→第3ターゲット113.06円。「売り」7銭。

4回目 17:15 「愛菜の3MAトレード」5分足
第3ターゲット113.06円→112.95円。「売り」11銭。

5回目 17:50 「愛菜の3MAトレード」1分足
112.95円→112.85円「売り」10銭。

6回目 18:30 「愛菜の3MAトレード」1分足
112.85円→112.75円。「売り」10銭。

7回目 23:00 「愛菜の3MAトレード」1分足
112.90円→112.80円。「売り」10銭。

8回目 23:30 「愛菜の3MAトレード」1分足
112.90円→112.80円。「売り」10銭。

9回目 2:00 「愛菜の3MAトレード」5分足
113.00円→112.78円。「売り」22銭。

10回目 2:30 「愛菜の3MAトレード」1分足
112.84円→112.76円「売り」8銭。

11回目 3:00 「愛菜の3MAトレード」5分足
112.80円→112.60円。「売り」20銭。

★ さすがに疲れました。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

12月5日(水曜日)
日本  若田部日銀副総裁・会見(新潟市)
日本  武田薬品工業臨時株主総会(7兆円にも及ぶアイルランドの製薬大手シャイアー社買収成立の可否)

10:45
中国 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)<財新(Caixin)>

18:00
ユーロ圏 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:30
英国 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

19:00
ユーロ圏 10月小売売上高(前月比)
ユーロ圏 10月小売売上高(前年同月比)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:15
米国 11月ADP雇用統計(前月比)

22:30
米国 7-9月期四半期非農業部門労働生産性・改定値(前期比)

23:45
米国 11月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
米国 11月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)

24:00
米国 11月ISM非製造業景況指数(総合)

翌4:00
米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

小売売上高

百貨店やスーパー、コンビニエンスストア等の小売・サービス業の月間売上高について、サンプル調査をベースにした景気関連の経済指標です。
米国は商務省センサス局、EUは欧州連合統計局が発表します。
小売売上高は個人消費支出と関係が深く、経済状況を判断する上で重要な指数です。

ADP雇用統計

米国で給与計算サービスを請け負う民間業者ADP(Automatic Data Processing社)が、算出・公表する雇用に関する調査結果です。2006年5月から発表が開始されました。
毎回、米国労働省が発表する非農業部門雇用者数変化(雇用統計)の2日前に発
表されることから、米雇用統計の先行指標として注目されています。
実際の数値は、労働省発表の非農業部門雇用者数変化(雇用統計)とでは違いがありますが、雇用状況の傾向は判断できます。

2018/12/05日(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.03円。下限は112.65円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.10円、113.20円、113.30円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.57円、112.45円、112.35円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」112.60円に注意です。

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「ドル円/日足」上昇への模索

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

今日は午前9時からトレード。

昨晩から、海外トレーダーさんから多くのメール。
「武田製薬の株主総会のニュース速報をくれ」と。
その理由は、7兆円もの買収ですから、その資金調達で「ドル買い」と考えているからです。

でもね、買収が成立したらすぐに資金調達を始めるわけでもないし、米系ファンドがついているから日本で調達するとは限らないのに…、気の早いこと。
7兆円の資金移動は来年1月。

12時半の速報。
武田製薬による「製薬大手シャイアー社買収」可決。
あらら、ドル円は下落。
速報では、今晩シャイアー社側の株主総会があって、そこでの「合意」が必要と。
そういうことか。

さて午前中に買い上げられたドルですが、「米国10年債利回り」は下落中のなかでの出来事。
「米国10年債利回り」がこのまま下落していくと、欧米時間になると「米国10年債利回り」との相関関係が成立してくるのでドル円は日本時間がトップになるパターン。

しかしファンダメンタルズとしては上昇なのです。

今日は設定レンジ重視で、トレード・トライは「買い」。
でも…難しいです。
昨日の下落に乗り遅れた人たちが、売り場を模索しているからです。
設定レンジ下限を越えたら、欧州時間は「売り」、米国時間は「買い」重視でいきます

正午現在の
「ドルインデックス」は買い
「米国10年債利回り」は売り
「ユーロドル」は売り(ドル買い)
「ダウ先物」上昇。

今日の経済指標ではそれなりに動きはあっても、値幅は少なそうです。
あえていうなら 午前4時の米国 米地区連銀経済報告かな。

今日は注意しながら、欲張らずに頑張りましょう。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

愛菜