常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

材料難といわれているときは「先読み」で動く

こんにちは。天野愛菜です。

最近のドル円は、材料難ということもあって先読みして動く傾向があります。

今日午前11時発表の中国の11月小売売上高と鉱工業生産はー

中国・11月小売売上高 [前年同月比]
結果:8.1% 予想:8.8% 前回:8.6%

中国・鉱工業生産 [前年同月比]
結果:5.4% 予想:5.9% 前回:5.9%

発表後は、たったの0.5銭しか動きませんでしたが、実際には結果の悪化を見込んで銀行仲値の発表直後、午前9時55分から下落開始。

私は、113.57円→113.46円。「売り」11銭の利益でした。

「愛菜の経済指標トレード・材料難編」

重要なポイントは、経済指標の発表前の1時間くらい前から相場に追随して、発表直前に「決済」する、ということ。

直前に決済する理由は、私たちは大手金融機関やファンド、大手メディアと違って、事前には結果を知らないから。

 

まったくもって機関投資家は、個人投資家を「カモ」にする傾向があるから、相場が上昇しているからといって経済指標の結果がいいとは限らないのです。
つまり個人投資家を振り落とすための「罠」かも知れない…。

そしてしばらくしてから、本来のあるべき価格に落ち着きます。

そして追随しながら、「愛菜の経済指標トレード・本番編」の仕込みをします。

1時間ピボットのR3に「売り」S3に「買い」。
5分足チャートでみて、R3やS3があまりにも近い状態だったら、近い方のポジション取りは止めておいた方がいいです。

発表直前の価格がデイ・ピボットから20銭くらい離れているときは、そこにも指し値をおきます。

状況によって私は、R2に「売り」、S2「買い」をおくことがありますが、これはヘタをすると「ナンピン」状態になって、それを脱出するための「両建て」が難しいので、あまりオススメはしませんけれど。

今日はじめて「愛菜の経済指標トレード」を知った方は、エントリーしたつもりで様子をみて、自分なりの方法を見つけてから「経済指標」に挑んでくださいね。

基本は、離れたところからの「逆バリ」です。

ゆかりさんへ

お誕生日おめでとうございます。

今日の一日が

そしてこれからの毎日が たくさんの幸せに包まれますように…。

 

天野 愛菜

昨日の主な経済指標の結果

22:30 米国 輸出入物価指数

輸入物価指数 [前月比]
結果:-1.6% 予想:-0.9% 前回:0.5%

輸出物価指数 [前月比]
結果:-0.9% 予想:-0.3% 前回:0.4%

⇒予想通り動かず

昨日のトレード 利益20銭

○上限・第2ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は113.50円。下限は113.20円。

上限越えのターゲットは
113.57円、113.65円、113.80円。
下限越えのターゲットは
113.13円、113.03円、112.96円。

設定レンジ上限を越えたのが、米国勢が参入してきてからでした。
それでも多少もめたのが、輸出入物価指数のときぐらいで、あとは淡々と上昇。
しかし設定レンジ上限から、値幅にして20銭の113.70円から下降しました。

———-米国時間———-

1回目 22:30
設定レンジ上限113.50円→第1ターゲット113.57円。「買い」7銭。
⇒これは、第1ターゲットをつけてから折り返し。

2回目 23:45
第1ターゲット113.57円→113.60円。「買い」3銭。
⇒ユーロ円を決済したつもりが、ドル円だった、というお馬鹿さん。

3回目 0:00
第1ターゲット113.57円→第2ターゲット越え113.70円。「買い」13銭。
⇒勢いが乗らない感じです。

昨日は諦めも肝心と思って、ここでトレード終了。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

12月14日(金曜日)
日本  日銀短観
中国  小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資
ユーロ圏 11月新車販売

8:50
日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比)

11:00
中国 11月小売売上高(前年同月比)
中国 11月鉱工業生産(前年同月比)

13:30
日本 10月鉱工業生産・確報値(前月比)
日本 10月鉱工業生産・確報値(前年同月比)
日本 10月設備稼働率(前月比)

16:00
ドイツ 11月卸売物価指数(WPI)(前月比)

17:30
ドイツ 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ドイツ 12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)

18:00
ユーロ圏 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ユーロ圏 12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)

22:30
米国 11月小売売上高(前月比)
米国 11月小売売上高(除自動車)(前月比)

23:15
米国 11月鉱工業生産(前月比)
米国 11月設備稼働率

23:45
米国 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 12月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)

24:00
米国 10月企業在庫(前月比)

♥ 愛菜の用語解説 

日銀短観

正式には「企業短期経済観測調査」といい、日本銀行が、国内企業の活動や景気の実態を把握するために、四半期ごとに行う統計法に基づいた統計調査のことをいいます。
新設住宅着工件数や鉱工業生産指数などのように「数値化した」ものではなくて、企業の「マインド」を指数として発表。
この日銀短観の中で注目されるのが「DI」という業況判断指数で、具体的には企業に景況判断を「よい」「さほどよくない」「悪い」の3段階で尋ね、「よい」の回答比率から「悪い」の比率を差し引いて集計されます。また3ヵ月先の見通しも合わせて調査しています。
「DI」がプラスならば景気は拡大、マイナスならば縮小です。

購買担当者景気指数(PMI)

「PMI」(Purchasing Manager’s Index)とも言われ、製造業・建設業とサービス部門などに分けて、企業の購買担当者に直接調査した結果をもとに算出された指数。
購買担当者は、現在の生産量・在庫や受注残をもとに数ヶ月先の景気を予測して「仕入れ」を行うので、市場は近い将来の景気動向を占う「先行指数」として注目。
購買担当者景気指数(PMI)の「速報値」は当月下旬に概要値、「改定値」は翌月初旬に確定値と発表されますが、とくに「改定値」は月初めに政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されるので、市場の注目度は高いと言えます。
米国・EU・イギリス・ドイツなどは、英国民間調査会社・マークイット(Markit)、
中国は、中国のディアの財新(Caixin)が、マークイットと共同で調査したものを発表します。
なお中国においては、中国国家統計局が発表するPMIは大手国営企業、財新(Caixin)が発表するPMIは、中小企業を主な対象としていることに注意が必要です。
また財新(Caixin)は、「速報値」の発表はしていません。
そして日本では、同様の指数は「日銀短観」で発表されます。

米国・小売売上高

国内総生産(GDP)の7割を占める「個人消費トレンド」を表す指標。
変動が激しい自動車を除いた指標の方が重視されています。
発表は、商務省サンセス局。
小売売上高は個人消費支出と関係が深く、経済状況を判断する上で重要な指数です。

米国・鉱工業生産

アメリカの政策金利を決定している本FRB(連邦準備制度理事会)が発表する経済指数。
鉱工業部門の生産動向を指数化したもので、企業活動状況を知ることができます。

米国・設備稼働率

生産能力に対する実際の生産量の比率を表す指数で、設備投資の動向を判断します。
発表は、FRB(連邦準備制度理事会)。
設備への投資判断は、企業の景気がいいことが前提なので、この数値によって今後の経済の発展性や景況感を予測します。

2018/12/14日(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は113.65円。下限は113.45円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
113.70円、113.80円、113.90円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
113.38円、113.30円、113.22円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」上昇基調

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「ドル円/日足」ゆっくりとした上昇基調

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

今日のドル円は材料難といわれているので、経済指標の発表に期待したいです。

22:30  米国 11月小売売上高
23:15  米国 11月鉱工業生産(前月比)
23:45 米国 12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
24:0  米国 10月企業在庫(前月比)

なかでも注目は「22:30 米国 11月小売売上高」。
クリスマス商戦の本番を前にした11月なので、消費者のお財布のひもは堅かった、と思われているので「売り」。

エントリーの仕方は「愛菜の経済指標トレード・材料難編」をチェックしてみてください。

 

今日のトレード戦略はー
日本時間の午後の14時半前後から上昇してきたら「買い」。
欧州時間になって、ユーロドルが上昇してきたら、「売り」。
米国時間は、とにかく設定レンジをしっかりみてください。気持ちは「買い」に追随です。

怖いのが、要人発言と報道。
一瞬で戦略を練り直さなければなりません。

トランプ大統領は、中国がカナダ人を二人も逮捕した「報復」に対して、怒りが爆発しそうな雰囲気。

政治と経済は別と言ったことがあるのだから、変なツィートをしないように願っています。

★正午現在★
「ドルインデックス」=強い買い
「米国10年債利回り」=中立
「ユーロドル」=ユーロ売り/ドル買い

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

来週はFOMC。ナーバスな展開が予想されます。
週末の今日でしっかりと稼いで、来週に挑みましょう。

今週もありがとうございました。

よい週末を…

愛菜