常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日のFOMC後は、結果的には設定レンジ内での上下運動で終わりました。
「愛菜の経済指標トレード」が上手に機能してくれました。

FOMC前は欧米の綱引きでした。
このタイミングでいうのね、と思ったのが欧州委員会の会見。

1.「イタリアの2019年の予算案について、赤字圧縮の修正予算案を承認した。」
2.「英国が合意なしの離脱となった場合でも、
・EU内に英国市民がそのまま居住出来ること。
・航空便の運航の現状維持。
・英国内の金融機関の業務継続。」
など、当面の間とか1年間はとかの条件はあるものの、これらを加盟国の承認を得て法制化する、と発表しました。

当然ユーロは全通貨に対して上昇。
ユーロドルは、ユーロ買い/ドル売り。
ドル円もつられて「ドル売り」。

マキちゃんは私の横で、お風呂から上がってドライヤーで髪を乾かしながら、会見の模様が中継されていたインターネット放送を通訳してくれていたのですが
「FOMC後のドル円の発射台は、ギリギリまで下に行ってから跳ね上がるしかなくなったわね。」
「発表後に上がっても直前の価格から50銭はムリだから、逆算してポジション取りをしなさいね。」
とありがたい忠告。
「それにしても欧州委員会は、ドル主導の市場が本当に嫌なのね。」―と。

そのような事前レクチャーを受けながらも私は臆病者だから、最初のポジションは設定レンジ内にあった1時間ピボットR3に売り。

結果はそれでよかったのですが、最初から設定レンジ上限にポジションを取っていたら、あと40銭はとれたのになぁ、と後付け解釈からの後悔…。

私にマキちゃんほどの大胆さがあったら、人生をもう少し楽しめるのかな、とこのブログを書きながら思っています。

人には欲望があるから、相場に勝っても「もう少し取れた」と後悔。
負けたら「人生消滅」みたいな後悔。

トレードしていると、今日の天気のように心が晴れ渡ることなどありません、ね。

昨日の主な経済指標の結果

24:00 米国 住宅関連指数

11月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
結果:532万件 予想:520万件 前回:522万件

11月 中古住宅販売件数 [前月比]
結果:1.9% 予想:-0.6% 前回:1.4%

昨日のトレード 利益1円20銭

○下限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.60円。下限は112.20円。

上限越えのターゲットは
112.68円、112.79円、112.98円。
下限越えのターゲットは
112.10円、112.00円、111.92円。

昨日のトレードは「愛菜の経済指標トレード」で大成功でした。
午時4時の政策金利の発表を待つ午前2時から始動。

———-米国時間———-
1回目 2:00 「愛菜の経済指標トレード・初動」
下限・第1ターゲット112.10円→112.30円。「買い」20銭。

2回目 4:00 「愛菜の経済指標トレード・本番(逆バリ)」
1時間ピボットR3の112.40円→設定レンジ下限112.20円。「売り」20銭。

3回目 4:30 「愛菜の経済指標トレード・第2波(逆バリ)」
設定レンジ上限112.60円→設定レンジ下限112.20円。「売り」40銭。

4回目 5:00 「愛菜の設定レンジ&ターゲット。トレード」
設定レンジ下限112.20円→設定レンジ上限112.60円。「買い」40銭。

「愛菜の経済指標トレード・本番(逆バリ)」を使ったポジション取りは1時間ピボットR3がドンピシャリ当たりました。
第2波のポジション取りも逆バリ。余裕をもって設定レンジ上限に売りポジション。
自画自賛しますが、設定レンジに神様が宿りました。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

12月20日(木曜日)
日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
日本  2019年度予算案 閣議決定

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

13:30
日本 10月全産業活動指数(前月比)

15:30
日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

17:30
香港 11月消費者物価指数(CPI)(前年比)

18:00
ユーロ圏 10月経常収支(季調済)
ユーロ圏 10月経常収支(季調前)

18:30
英国 11月小売売上高(除自動車)(前月比)
英国 11月小売売上高(前年同月比)
英国 11月小売売上高(除自動車)(前年同月比)
英国 11月小売売上高(前月比)

21:00
英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
英国 英中銀資産買取プログラム規模
英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨

22:30
米国 12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数

24:00
米国 11月景気先行指標総合指数(前月比)

♥ 愛菜の用語解説 ♥

フィラデルフィア連銀製造業景気指数

フィラデルフィア地区(ペンシルバニア州、ニュージャージー州、デラウエア州)の製造業の景況感や経済活動を示す景気関連の経済指標のこと。
発表は、フィラデルフィア連邦準備銀行。
非農業部門就業者数・失業率・製造業の新規受注と在庫・仕入れ価格・販売価格・平均賃金・個人所得などの項目から構成されていますが、注目されているのは、仕入れ価格指数と販売価格指数。
市場予想もこの5年間は、当たったことがないのでトレードは「追随」しかありません。

※12月のアメリカ製造業の景気判断

① ニューヨーク連銀製造業景気指数(12/17・月曜日)
・景気の方向性を見る

② フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (本日) 
・製造業の景気の実態に対して市場はコンセンサス(同一の考え方)を持つ。

③ ISM製造業景況指数 (新年1/3・木曜日)
★数値で景気実態を確認して、コンセンサス(市場予想)と違えば大きく相場は動く。

景気先行指標総合指数

景気に先行して動くと考えられている次の11項目の調査から算出された総合指数のことをいいます。
米民間調査機関・コンファレンス・ボード(全米産業審議会)が発表。

◆労働
① 製造業の週平均労働時間
② 週平均失業保険申請件数

◆企業
③ 消費財新規受注
④ 入荷遅延比率
⑤ 設備財受注
⑥ 新規住宅着工許可件数
⑦ 製造業受注残高
⑧ 原材料価格

◆物価
⑨ S&P500種株価
⑩ 消費者期待度指数

◆マネーサプライ
⑪ 実質マネーサプライ

数値の上昇は景気向上と判断され、ドルは買われやすくなります。

2018/12/20日(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.60円。下限は112.35円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
112.68円、112.78円、112.95円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.28円、112.16円、112.08円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」下値は堅い印象です。112円割れがあったらしっかり追随。

20181220_1uy_p

「ドル円/日足」上値113.70円、下値112.20円のレンジ相場です。

20181220_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

前場の日経平均株価は下落。
そのわりには、ドル円は底堅い印象です。

今日の経済指標の発表で注目は

22:30 米国 12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
24:00 米国 11月景気先行指標総合指数(前月比)

関連指標である17日(月曜日)の「12月ニューヨーク連銀製造業景気指数」は相当悪かったのですが、下げ幅は7銭程度。そしてすぐに元の位置。

よく「市場は織り込んでいる」とかいいますが、基本的にはその市場というのは「株式相場」のことです。

何回か書いていますが、為替は相場の主体ではなくて通貨の移動手段。
株式や債券に投資するために、通貨を換えて資金を動かすことが為替の目的です。

ですから今日の「12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数」が悪くても、製造業関係の株価が底だと株式の投資家が判断すれば、ドルを買って株式市場に投入するのでドル高になったりします。

昨日のダウは昨年11月以来の安値。S&P500は昨年9月以来の安値。

ここを株式投資家がどう判断するか、で資金移動の量が変わってきます。

そして明日は、「11月 個人消費支出」の経済指標。

これは好調が予想されているので、セクター別で言えば今日のうちから「生活必需品」「一般消費財」の株を仕込んでおこう、と思うはずです。

それを「市場が織り込む」といいますが、そうなると、今日のドル円は米国時間が始まってから「買い」の場面でエントリーしよう、と私は考えます。

「24:00 米国 11月景気先行指標総合指数(前月比)」は単一の株価に影響するというよりも、米国景気の全体感をみるためのものですから、動いたら追随です。

★正午現在★
「ドルインデックス」=買い
「米国10年債利回り」=低下
「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り

日経平均・後場の最後の方で、日銀の買いが入ればドル円も追随。

欧州時間は、昨日のユーロ元気が再燃すれば「ドル売り」基調。

米国時間は、「ダウ」と「米国10年債利回り」を見ながらエントリーしますが、今日は「買い」の方が楽かも知れません。

設定レンジは重視です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今日も頑張りましょう、ね。

愛菜