常勝必見の「ドル円／今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
今日はクリスマス・イブ。日本市場は、天皇誕生日の振替休日で市場はお休み。
しかしー欧州市場はドイツ市場が休場ですがロンドン市場は開場。
しかも米国市場も開場します。
中国の上海総合株価指数は、上昇スタート。
今日のドル円は、先週の終値111.25円から27銭も下窓を開けた110.98円からスタート。普段なら「窓埋め」にいくのですが、午前中は「息切れ」して111.20円止まりでした。
「米国つなぎ予算可決されず」というニュースを観て、「明日は下窓ありよね」と思って昨夜、111.00円に「買い」ポジションを起きました。
「窓埋め」が普通なので、チャートを見ながら111.25円までいくと思っていたのですが、あえなく失速。
「愛菜。欲張ってはダメ」と自分に言い聞かせて、午前9時前には111.17円で「決済」17銭。
今週は明日25日のクリスマスとあさっての「ボクシングデー」は為替も膠着状態になるので、少しでも稼いでおこうと思いました。
幸先のよい一週間になりそうです。
さて先週金曜日の「愛菜の実戦トレード」に
「22:30 11月耐久財受注」で発射台を下げて、「24:00 米国 11月個人消費支出」で上げてクリスマスを迎える、というパターンです。
と書きました。
あなたはきちんとトレード出来ましたか？
上限と下限の第1ターゲットも上手に機能してくれて、私は往復で62銭の利益を取れました。
今週もしっかりと、海外トレーダーさんたちから得る情報をお伝えしていきますね。
26日まではトレードしなくてもいいけれど、27日(木曜日)と28日(金曜日)はしっかりエントリーしましょうね。
動きますから…。
先週金曜日（21日）の主な経済指標の結果
22:30 米国 経済指標
7－9月期 四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、確定値） [前期比年率]＊
結果：3.4％ 予想：3.5％ 前回：3.5％
11月 耐久財受注 [前月比]＊
結果：0.8％ 予想：1.6％ 前回：-4.4%
11月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]＊
結果：-0.3％ 予想：0.3％ 前回：0.1％
7-9月期 四半期ＧＤＰ個人消費・確定値 [前期比]＊
結果：3.6％ 予想：3.6％ 前回：3.6％
7-9月期 四半期コアＰＣＥ・確定値 [前期比]＊
結果：1.5％ 予想：1.5％ 前回：1.6％
⇒市場は、企業関連の業績に対する懸念を受け止めて7銭の下落。米国株価が先導しました。
24:00 米国 経済指標
11月 個人消費支出（ＰＣＥ） [前月比]重要度：
結果：0.4％ 予想：0.3％ 前回：0.6％
11月 個人消費支出（ＰＣＥコア／食品・エネルギー除く） [前月比]＊
結果：0.1％ 予想：0.2％ 前回：0.1％
11月 個人消費支出（ＰＣＥデフレーター） [前年同月比]＊
結果：1.8％ 予想：0.2％ 前回：0.1％
11月 個人消費支出（ＰＣＥコア／食品・エネルギー除く） [前年同月比]＊
結果：1.9％ 予想：1.9％ 前回：1.8％
11月 個人所得 [前月比]＊
結果：0.2％ 予想：0.3％ 前回：0.5％
12月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
結果：98.3 予想：97.5 前回：97.5
⇒市場は、個人消費の強さを好感して5分間で25銭の上昇。こちらも米国株価が先導。
株式は買いで成立するので、経済指標がよくて株価が上昇すれば、ドル円の値幅は大きくなるのです。
先週金曜日（21日）のトレード 利益84銭
○上限・下限／ともに第1ターゲット
先週金曜日（7日）の「ドル円／今日の設定レンジ」
上限は111.30円。下限は111.08円。
上限越えのターゲットは
111.39円、111.49円、111.55円。
下限越えのターゲットは
111.01円、110.96円、110.88円。
★
———-日・欧州時間———-
1回目 15:00
設定レンジ上限111.30円→設定レンジ下限111.08円。「売り」22銭。
———-米国時間———-
2回目 22:30
111.25円→下限・第1ターゲット111.01円。「売り」24銭。
3回目 24:00
下限・第1ターゲット111.01円→上限・第1ターゲット111.39円。「買い」38銭。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
12月24日(月曜日)
日本・ドイツ休場
＊米国・中国・英国・ユーロ圏 開場
韓国 元徴用工賠償判決を受けた原告弁護士による新日鉄住金の韓国国内の資産差し押さえ期限
経済指標の発表はありません
12月25日(火曜日)
米国 英国 ユーロ圏 休場
＊日本・中国・ドイツ開場
日本 外国人労働者拡大に関する基本方針 決定
8:50
日本 11月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
14:00
日本 10月景気先行指数（ＣＩ）・改定値
日本 10月景気一致指数（ＣＩ）・改定値
♥ 愛菜の用語解説 ♥
景気先行指数（ＣＩ）／景気一致指数（ＣＩ）
「景気動向指数」は次の3指数から構成されています。
・景気先行指数
・景気一致指数
・景気遅行指数
そしてそれらの指数は、さらに「DI」と「CI」の区分があります。
DIとは「ディフュージョン・インデックス（Diffusion Index）」の略。
＜Diffusion＝上昇、拡張 Index＝指数＞
CIとは「コンポジット・インデックス（Composite Index）」の略。
＜Composite＝合成、 Index＝指数＞
DIは、景気がよいか悪いかの判断指数
CIは、景気拡大や後退の速度や量感を判断する指数
CIは2008年から取り入れられた指数で、DIよりも為替や株価に影響を与えます。
さらに「景気動向指数」の3指数には、「速報値」と「改定値」があります。
為替が動くのは「速報値」で、「改定値」が速報値より乖離していた場合はいくらかの為替変動があります。
12月26日(水曜日)
ドイツ・英国・ドイツ・ユーロ圏休場
＊日本・米国・中国開場
日本 安倍政権 復帰６年
韓国・北朝鮮 南北鉄道連結事業 着工式
8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
13:00
日本 黒田東彦日銀総裁 講演（経団連会館）
23:00
米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 10月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
24:00
米国 12月リッチモンド連銀製造業指数
♥ 愛菜の用語解説 ♥
S&Pケース・シラー米住宅価格指数
カール・ケースさんとロバート・シラーさんが開発した住宅価格指数。
金融機関向けのITサービス会社のファイサーブ社が算出して、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス（S&P Dow Jones Indices）が毎月発表します。
10大都市圏指数と20大都市圏指数があります。私たちに届くのは10大都市圏指数。
－10大都市圏―
ボストン・シカゴ・デンバー・ラスベガス・ロサンゼルス・マイアミ・ニューヨーク・サンディエゴ・サンフランシスコ・ワシントン
―20大都市圏―
10大都市圏＋アトランタ・シャーロット・クリーブランド・ダラス・デトロイト・ミネアポリス・フェニックス・ポートランド・シアトル・タンパ
この指数は、個人消費の動向を示すので景気指標として重要視されています。
ドル円に影響を与えるのは、FHFA（連邦住宅金融局）が発表する住宅価格指数よりも分析力の勝るS&Pケース・シラー（Case-Shiller）住宅価格指数の方です。
リッチモンド連銀製造業指数
「リッチモンド連邦準備銀行」が管轄する、バージニア州やノースカロライナ州などの製造業約220社を対象としたアンケートの調査結果を指数化したもの。
リッチモンド連邦準備銀行が毎月第4火曜日に発表。
同地域は米国のGDPの約10％を占めることもあって、米国全体の景況感が推測されます。
12月27日(木曜日)
日本 石油製品価格調査
14:00
日本 11月新設住宅着工戸数(前年同月比)
22:30
米国 前週分失業保険継続受給者数
米国 前週分新規失業保険申請件数
23:00
米国 10月住宅価格指数(前月比)
24:00
米国 11月新築住宅販売件数(年率換算件数)
米国 11月新築住宅販売件数(前月比)
米国 12月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）
♥ 愛菜の用語解説 ♥
新築住宅販売件数
全米並びに、北東部・中西部・南部・西部の4エリアの「新築住宅の販売件数、販売価格」。
発表は、米国商務省センサス局。
米国では住宅の需要と景気動向の連動性が高いため、景気動向をみる際の重要な先行指標の一つとされています。
新築住宅とは別に中古住宅についての発表が別日されますが、新築住宅の方が中古住宅より先行性があるので市場の注目度は高くなっています。
消費者信頼感指数
消費者の消費マインド（消費したいという意欲）を、アンケート調査をもとに指数化した景気関連の経済指標です。
米国の消費者信頼感指数は
・コンファレンスボード（全米産業審議委員会）による「消費者信頼感指数」
・ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターによる「ミシガン大学信頼感指数」が有名。
それぞれ消費者にアンケートを取って、現在と6ヵ月後における景況感や雇用状況、所得などについて「よい」「悪い」などを回答して貰って、その結果を指数として発表します。
コンファレンスボードの「消費者信頼感指数」の調査対象が5000人。
「ミシガン大学消費者信頼感指数」調査対象は500人。ただしコンファレンスボードの「消費者信頼感指数」より先行して発表されます。
12月28日(金曜日)
日本 大納会
日本・韓国 慰安婦問題 日韓合意から３年
8:30
日本 11月失業率
日本 11月有効求人倍率
日本 12月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）(前年同月比)
8:50
日本 11月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 11月小売業販売額(前年同月比)
日本 11月百貨店・スーパー販売額（既存店）(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債）
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況（対内株式）
日本 11月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
22:00
ドイツ 12月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）(前月比)
ドイツ 12月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）(前年同月比)
23:45
米国 12月シカゴ購買部協会景気指数-
24:00
米国 11月住宅販売保留指数(前年同月比)
米国 11月住宅販売保留指数(前月比)
♥ 愛菜の用語解説 ♥
シカゴ購買部協会景気指数
シカゴ地区の製造業の景況感を指数で表したものです。
50が景気判断の分かれ目。
発表は、シカゴ購買部協会。
統計の対象がシカゴ地区に限られていますが、シカゴは米国で３番目の大都市なので、ある程度の景況感を知ることができます。
住宅販売保留指数
売買契約は終わっているが、引渡しが済んでいない物件数を指数化したものです。
全米リアルター協会（ＮＡＲ）が発表します。
売買契約が終わっているということは、住宅販売件数実績の先行指数と考えられます。
2018/12/10日(月曜日)
ドル円／今日の設定レンジ
上限は111.20円。下限は111.00円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
111.25円、111.33円、111.40円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
110.93円、111.82円、111.75円をターゲットとします。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
「ドル円／今日の設定レンジ」3MAをよく見てトレードしてください
20181224_1uy_p「ドル円／日足」場合によっては、再度下値トライがあります
20181224_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
今日の私のトレードは、ロンドン市場が開いて午後5時くらいから始めるつもりです。
経済関連メディアは、ドル円は「売り」ユーロドルは「買い」です。
しかし海外トレーダーさんたちは、積極的なトレードはしないものの、ドル買い、ユーロ売りで市場参入を目論でいます。
基本的にドル円は、「米国つなぎ予算可決されず」で経済的ファンダメンタルズは悪化しています。
しかしトランプ大統領が大統領選挙で国民に「公約」したなかで、実現していないのは「国境の壁建設」のみ。
世界の政治家のなかで「公約」を守り実現に向けて邁進しているのは、ただ一人。
それはそれですごいことで、米国民が今回の「米国つなぎ予算可決されず」でそれほど騒いでいないのは、トランプ大統領の公約実現に向けた姿勢をそれなりに評価しているからです。
それにかつてのオバマ大統領のように「あたふた」していないし、何よりも今回は上院も下院も認めた「つなぎ予算」をトランプ大統領が拒否したという爽快感があるようです。
いつもは、クリスマスにはフロリダの別荘で休暇を楽しむトランプ大統領ですが、今回はホワイトハウスに陣取っています。
なんらかの好転があれば「ドル高」です。
また「米国10年債利回り」と「ダウ株価」が上昇、「ユーロドル」が下落すれば、ドル円は「買い」です。
今日も「設定レンジ＆ターゲットトレード」でドル円に挑みます。
★正午現在★
「ドルインデックス」＝買い
「米国10年債利回り」＝低下
「ユーロドル」＝ユーロ買い／ドル売り
「ダウ先物」＝買い
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時～午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
今年最後の一週間になりました。
心静かな新年を迎えることが出来るように、今週も油断しないで頑張りましょう、ね。
愛菜
