常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

先週金曜日のドル急騰は、今週発表される米国企業決算のための仕込み

こんにちは。天野愛菜です。

先週金曜日(11日)のドル円は、ユーロ/ドルやポンド/ドルほどには動きませんでした。
円は、売られる理由も買われる理由もないので、日欧時間は海に漂うクラゲ状態。

そのようななかで、米国時間になると動きました

22:30の消費者物価指数は、変動の激しいエネルギーや食品を除いたコア(Core)でみると、前回値と予想値と結果が同じ。

私はここで大きな上昇を期待していましたが、ダメでした。
発表の直前でもドル円は膠着状態だったので、そこで「愛菜の経済指標時のトレード」は諦めて、いつもの「ターゲットトレード」に変更。

結果は、設定レンジ下限108.27円から「売り」で第1ターゲット108.22円までの5銭。

しかしその直後に、ドル円急騰。
「愛菜の実戦トレード」でも書きましたが、海外トレーダーさんたちが噂していた「来週の相次ぐ米国企業の決算発表を前にドルの仕込みが入る」ということは本当でした。

「米国10年債利回り」は2.70%前後で推移していたのですが、下限・第1ターゲット108.22円から設定レンジ上限から第1ターゲット108.54円まで上昇。
反転が108.15円からだったので難なくエントリーできました。

今週のドル円は、米国企業決算に一喜一憂させられるのでしょうか。

政府機関の一部閉鎖の影響でFRBの「利上げ判断」に障害

さて先週のBlogでも書きましたが、米国政府機関の一部閉鎖の影響でいまだに商務省管轄の経済指標が発表されていません。
今回の米国政府機関の一部閉鎖が始まったのは昨年12月22日から。
それ以降で経済指標が発表されなかったのは商務省関連の指標は以下の通りです。

12/27
11月 新築住宅販売件数

1/3
11月 建設支出

1/7
11月 製造業新規受注

1/8
11月 貿易収支

1/10
11月 卸売在庫
11月 卸売売上高

1/11
12月 月次財政収支

米国政策金利の利上げは、「インフレ率」と「雇用状況」のデータから判断するとは、パウエルFRB議長がおっしゃっていること。
上記の発表されなかった経済指標もそうですが、今週の米国経済指標のなかで「インフレ率」に影響を与える商務省管轄はー

1/16
22:30 12月小売売上高
24:00 11月企業在庫

1/17
22:30 12月住宅着工件数・12月建設許可件数

とくに12月小売売上高は「年末のクリスマス商戦の結果を確認する材料」として、毎年1月発表される12月の数値には市場の注目度が高く、またFOMCもインフレ率を判断する上で重要視しているだけに、政府機関の一部閉鎖が「影響」という言葉以上の「障害」ともなっています。

英国 EU離脱合意案の議会採決

英国のEU離脱について「現実的な選択肢は3つ」と英国内ではいわれています。

①合意なし離脱

②首相の合意案

③EU残留

そして本日未明に英国下院で「首相の合意案」についての採決が行われます。
おおかたの予想は「否決」。

しかし英国はメディアが報じているほど、英国民には緊張感がありません。

その理由はー今まで何度もBlogで書いてきましたが、

①自分たちは世界一の高い交渉力をもっていると自負していること。

②英国のEU離脱で困るのは英国よりも、EU全体の予算の10~12%を占める英国からの上納金がなくなる欧州委員会であることを英国民は知っているから。

為替市場は冷静

昨日の米国シティグループの決算発表で、米国株価は上昇したものの、為替相場はいたって冷静でした。

いつものことながら、株式のアナリストの人たちはコンサルしている会社の事情を忖度して、配当金に直結する利益予想を低く見積もって個人投資家にさらなる投資を呼び込むことは、業界での暗黙のルールです。

その点からみても、本日未明の英国のメイ首相のEU離脱合意案の議会採決が「否決」という結果になっても、ドル円はさほど大きな影響はないと思っています。

逆に「可決」されたらポジティブサプライズでドル円は急騰です。

いずれにしても、日本時間の深夜の出来事になりますから、議会採決の結果を受けた明日の日経平均に追随した方が、安心のトレードになります。

 

先週金曜日(11日)の主な経済指標の結果

22:30 米国 消費者物価指数(CPI)

12月消費者物価指数(CPI) [前月比]*
結果:-0.1% 予想:-0.1% 前回:0%

12月消費者物価指数(CPI) [前年同月比]*
結果:1.9% 予想:1.9% 前回:2.2%

12月消費者物価指数(CPIコア) [前月比]*
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.2%

12月消費者物価指数(CPIコア) [前年前月比]*
結果:2.2% 予想:2.2% 前回:2.2%

 

先週金曜日(11日)のトレード 利益56銭

○上限・下限 第1ターゲット

先週金曜日(11日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.47円。下限は108.27円。

上限越えのターゲットは
108.54円、108.63円、108.74円。
下限越えのターゲットは
108.22円、108.10円、108.01円。

———-米国時間———-

1回目 22:30 (ロンドン13:30)
設定レンジ下限108.27円→第1ターゲット108.22円。「売り」5銭。

2回目 22:45  (ロンドン 13:45)
下限・第1ターゲット108.22円→上限・第1ターゲット108.54円。「買い」32銭。

3回目 2:30  (ロンドン 17:30)
108.35円→上限・第1ターゲット108.54円。「買い」19銭。

 

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

1月14日(月曜日)
ロシア 日ロ外相会議
米国  北米国際自動車ショー(デトロイト・報道機関~15日・一般公開19日~27日)
中国 12月貿易収支(米ドル)・12月貿易収支(人民元)
中国  アジア金融フォーラム(香港・~15日)
米国企業決算・金融 シティグループ

16:00
ドイツ 12月卸売物価指数(WPI)(前月比)

19:00
ユーロ圏 11月鉱工業生産(前月比)
ユーロ圏 11月鉱工業生産(前年同月比)

 

1月15日(火曜日)
英国  EU離脱合意案 議会採決
米国企業決算・金融 JPモルガン・チェース/ウェルズ・ファーゴ

19:00
ユーロ圏 11月貿易収支(季調済)
ユーロ圏 11月貿易収支(季調前)

22:30
米国 12月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 12月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 12月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 12月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数

24:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

 

1月16日(水曜日)
ユーロ圏 12月欧州新車販売
米国企業決算・金融 ゴールドマン・サックス/バンク・オブ・アメリカ/USバンコープ

8:50
日本 12月国内企業物価指数(前月比)
日本 12月国内企業物価指数(前年同月比)
日本 11月機械受注(前月比)
日本 11月機械受注(前年同月比)

13:30
日本 11月第三次産業活動指数(前月比)

16:00
ドイツ 12月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
ドイツ 12月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)

18:15
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

18:30
英国 12月消費者物価指数(CPI)(前月比)
英国 12月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
英国 12月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
英国 12月小売物価指数(RPI)(前月比)
英国 12月小売物価指数(RPI)(前年同月比)
英国 12月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:30
米国 12月小売売上高(前月比)
米国 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
米国 12月輸入物価指数(前月比)
米国 12月輸出物価指数(前月比)

24:00
米国 11月企業在庫(前月比)
米国 1月NAHB住宅市場指数

翌4:00
米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

 

1月17日(木曜日)
日本 阪神大震災から24年
日本 G20財務大臣・中央銀行総裁代理会議
米国企業決算・金融 アメリカン・エキスプレス/情報通信 ネットフリックス

9:00
日本 黒田東彦日銀総裁、発言

19:00
ユーロ圏 11月建設支出(前月比)
ユーロ圏 11月建設支出(前年同月比)
ユーロ圏 12月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
ユーロ圏 12月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)

22:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
米国 12月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 12月住宅着工件数(前月比)
米国 12月建設許可件数(年率換算件数)
米国 12月建設許可件数(前月比)

 

1月18日(金曜日)
日本  12月全国消費者物価指数

8:30
日本 12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

13:30
日本 11月鉱工業生産・確報値(前月比)
日本 11月鉱工業生産・確報値(前年同月比)
日本 11月設備稼働率(前月比)

18:00
ユーロ圏 11月経常収支(季調済)
ユーロ圏 11月経常収支(季調前)

18:30
英国 12月小売売上高(前月比)
英国 12月小売売上高(前年同月比)
英国 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
英国 12月小売売上高(除自動車)(前年同月比)

23:15
米国 12月鉱工業生産(前月比)
米国 12月設備稼働率
米国 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

 

2019/01/15(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.46円。下限は108.14円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.56円、108.60円、108.71円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.06円、108.00円、108.88円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインはー
108.40円、108.21円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」欧米勢は様子見

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「ドル円/日足」108.00円を底値に頑張っています

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

日本時間の上昇は、ゴトー日による実需筋のドル買い。
本格的な動意は、欧米時間から。

昨日の米国株価に連動しなかったドル円を観ると、今日は「売り」戦略の方が安心にトレードできそうです。

★正午現在★
「ドルインデックス」=売り
「米国10年債利回り」=中立
「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り
「ダウ先物」=買い

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

乗り継ぎの関係で、一日遅れて今朝の便で無事に沖縄着。
三日間をかけての移動でした。

途中のパリでお買い物をしたり、セレブの巨大都市ドバイを散歩したり、上海でお腹いっぱいの食事をしたりとマキちゃんチョイスの乗り継ぎは、心を躍らせる時間になりました。

おじいちゃんとの関係は、パパラッチ騒動で離ればなれになってしまった分、気持ちは通じ合うようになりました。

いつかかってくるかわからないおじいちゃんからの電話も、将来という言葉を封印したお付き合いにも楽しみを感じています。

あまりにも急激な展開でしたから、私のなかでは戸惑いの方が大きいのですが、これからのことは成り行きに任せるつもりです。

米国企業の決算発表が一段落したら、マキちゃんとニューヨークに行くことだけは決まりました。

それまでは私の大好きなトレードに専念して、日々を過ごします。

今週もよろしくお願いいたします。

天野 愛菜