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米国経済に暗雲

こんにちは。天野愛菜です。

昨日は109.56円に売りでエントリーしたあと、ゆっくりと動いていながら上昇への兆しも感じられなったので、米国株価のチャートを眺めていました。

それにしても急落するときのパワーには、ビックリでした。

ヘッドラインニュースでも、叫ぶような下落を伝えていました。
短い文章と俗語も混じっている英語なので、正確には訳せませんでしたが、

「中国経済の減速と、貿易関税の影響によるコスト増加が顕著になってきた。」と伝えていました。

・キャタピラー 10%下落
・エヌビディア 18%下落
・インテル 2.1%下落
・AMD 8.7%下落
これは一時的な下落幅ですが、市場に与えた心理的影響は大きかったです。

今日も、それを引きずった為替になるのでしょうか。

 

昨日の主な経済指標の結果

18:00 ユーロ圏 
12月マネーサプライM3(前年同月比)
結果:4.1% 予想:3.8% 前回:3.7%

⇒ポンドに対して、ユーロとドルが買われました。ドル円もつられて上昇。
市場はポンドを重視していました。

昨日のトレード 利益39銭

○下限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.56円。下限は109.26円。

上限越えのターゲットは
109.64円、109.74円、109.85円。

下限越えのターゲットは
109.17円、109.10円、109.02円。

「愛菜の実戦トレード」で書いた通りに「売り」参入。
決済まで、4時間半も掛かりました。
そして昨日のトレードはこの一回だけ…。

———-米国時間———-
1回目 21:00
設定レンジ上限109.56円→下限・第1ターゲット109.17円。「売り」。39銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

1月29日(火曜日)
英国  EU離脱代案の採決
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC・~30日)
日本  1月月例経済報告(内閣府)

23:00
米国 11月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

24:00
米国 1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

 愛菜の用語解説 

S&Pケース・シラー米住宅価格指数

カール・ケースさんとロバート・シラーさんが開発した住宅価格指数。

金融機関向けのITサービス会社のファイサーブ社が算出して、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が毎月発表します。

10大都市圏指数と20大都市圏指数があります。私たちに届くのは10大都市圏指数。
-10大都市圏―
ボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントン
―20大都市圏―
10大都市圏+アトランタ、シャーロット、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、シアトル、タンパ

この指数は、個人消費の動向を示すので景気指標として重要視されています。

ドル円に影響を与えるのは、FHFA(連邦住宅金融局)が発表する住宅価格指数よりも分析力の勝るS&Pケース・シラー(Case-Shiller)住宅価格指数の方です。

消費者信頼感指数

消費者の消費マインド(消費したいという意欲)を、アンケート調査をもとに指数化した景気関連の経済指標です。
米国の消費者信頼感指数は
・コンファレンスボード(全米産業審議委員会)による「消費者信頼感指数」
・ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターによる「ミシガン大学信頼感指数」が有名。
それぞれ消費者にアンケートを取って、現在と6ヵ月後における景況感や雇用状況、所得などについて「よい」「悪い」などを回答して貰って、その結果を指数として発表します。

コンファレンスボードの「消費者信頼感指数」の調査対象が5000人。
「ミシガン大学消費者信頼感指数」調査対象は500人。ただしコンファレンスボードの「消費者信頼感指数」より先行して発表されます。

2019/01/29(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.32円。下限は109.13円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
109.39円、109.49円、109.58円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.06円、108.98円、108.86円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」上値が重い展開

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「ドル円/日足」下降トレンドライン形成

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

中国の劉鶴副首相の予定を早めた訪米

昨晩は、米中通商交渉のキーマンと言われている中国の劉鶴副首相をはじめとする交渉団が、日程を早めて米国入り。

今日のドル円が上昇するきっかけとなり得る材料のひとつがこれ。

早めの訪米の裏には、米中通商交渉で米国を納得させる内容があるため、と期待されているからです。

そのようなこともあって、下値が堅くなってきている印象です。

 

とはいうもののー
今日の私の戦略は、最近のパターンを踏襲して、設定レンジ上限や上限越えターゲットからの「売り」。当然設定レンジ下限を下抜けても「売り」エントリーです。

安全第一でトレードします。

★正午現在★
「ドルインデックス」=売り
「米国10年債利回り」=低下
「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り
「ダウ先物」=売り

★通貨の強さ★
ポンド>ユーロ>米ドル=日本円

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今晩から早朝にかけて、英国の「EU離脱代案」の採決が今のところ実施される予定です。

明日朝からのトレードを楽しみにして、今晩はポジションをスクエアーにして眠りましょう。

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)