常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

設定レンジのターゲットがしっかり機能

こんにちは。天野愛菜です。
早いもので今年に入って、もう一ヶ月が過ぎようとしています。

 

さて昨日は、上限・第3ターゲット109.74円にピタリと付けてからの下落。

それからは1時間足の「愛菜の3MAトレード」の3MAを見ながら放置でした。

午前4時の「FOMC後の政策金利発表」の前に、第1ターゲット109.52円まで戻ったときには一瞬悩みましたが、そのままポジションキープ。

そして午前4時。まるで皆さんが推し量ったような急落。

今回のFOMCのプレスリリースはいつもより早くて、米国の金融機関と主なメディアには、日本時間の午後9時(米国時間で午前7時)にはメール配信があったそうです。
海外コミュニティーのチャットでは、日本時間の午後10時半頃から「売り」の連呼。

いずれにしても、昨日の「愛菜の実戦トレード」で書いておいた通りに、「利上げはない」というのが市場のコンセンサスでしたから、私としてもほぼ安心トレードでした。

しかしこのような状況であれば、108.50円くらいまでは行ってもおかしくないのですが、今回は108.80円が下値となったことが、今日のトレードの参考になると思っています。

一時的な「ドル高」要因

ドル円の方向は「ドル安」なのですが、今日は「米中閣僚通商協議」の記者会見が予定されていて、貿易面での中国の譲歩が発表されることになっています。

その期待があって、米国株価につられて市場の予想は「ドル高」。
・譲歩だけなら小さいドル高。
・関税が引き下げられたり、凍結されたりすれば中規模なドル高。
・中国の「製造業2025」の取りやめなら、大幅なドル高、です。

そしての日本では報道されていませんが、デンマークのダンスケ銀行の決算発表が明日あります。

これだけでは意味がわかりませんよね。

この銀行は約2000億ユーロの資金洗浄疑惑があって、数カ国の警察捜査が入っています。

もし決算が悪くて、連携している各国の銀行に悪い影響を与えると判断されれば、ユーロが急落して、その反動で「ドル高」になります。

それと明日の雇用統計。
これは良好な結果が期待されていて、「ドル高」。

そのようなこともあって、昨日の下値は108.80円で止まったと考えられています。

 

ニューヨークに行きたい…。

 

昨日の主な経済指標の結果

22:15 米国
1月  ADP雇用統計 [前月比]*
結果:21.3万人 予想:17.8万人 前回:27.1万人

⇒昨日のBlogに「10銭程度は上昇」と書いておきましたが、うまく取れましたか?

24:00 米国
住宅販売保留指数 [前月比]*
結果:-2.2% 予想:0.5% 前回:-0.7%

⇒最近の住宅関連指数は、よくない数値ばっかりです。
住宅ローンの金利は、一時期より下がっているのですが…。

昨日のトレード 利益1円23銭

○上限・下限ともにターゲット オールクリア

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.44円。下限は109.21円。

上限越えのターゲットは
109.52円、109.63円、109.74円。
下限越えのターゲットは
109.14円、109.03円、109.93円。

バランスラインは、109.34円。

———-米国時間———-
1回目 22:00
設定レンジ上限109.44円→109.56円。「買い」12銭。

2回目 22:30
上限・第1ターゲット109.52円→第3ターゲット109.74円。「買い」22銭。
⇒第3ターゲットにピッタリ届きました。

3回目 23:10
第3ターゲット109.74円→下限・第3ターゲット下109.85円。「売り」89銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

1月31日(木曜日)
ユーロ圏 2018年第4四半期域内総生産(GDP)
米国  アマゾン・ドット・コム決算

8:50
日本 12月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 12月鉱工業生産・速報値(前年同月比) –
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

9:01
英国 1月GFK消費者信頼感調査

10:00
中国 1月製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 12月新設住宅着工戸数(前年同月比)

16:00
ドイツ 12月小売売上高指数(前月比)
ドイツ 12月小売売上高指数(前年同月比)
英国 1月ネーションワイド住宅価格(前月比)

17:55
ドイツ 1月失業者数(前月比)
ドイツ 1月失業率

19:00
ユーロ圏 12月失業率
ユーロ圏 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
ユーロ圏 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

22:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
米国 10-12月期四半期雇用コスト指数(前期比)
米国 12月個人所得(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

23:45
米国 1月シカゴ購買部協会景気指数

 愛菜の用語解説 

個人消費支出(PCE)

各家庭の家計支出の合計で、個人の消費動向を見極めるための経済指数。
発表は、米国商務省経済分析局。

この個人消費支出は、次の3部門で構成。
① 耐久財(自動車・家電製品等)
② 非耐久財(食品・衣料等)
③ サービス支出(旅行・外食等)

米国の場合は、GDPの約7割を占めています。
とくにこの個人消費支出は、原油関連製品を大量に消費する米国では「原油価格」と密接な関係。
つまり原油価格が上昇すればガソリンや暖房器具などの燃料価格も上昇するので、個人消費支出にも悪影響が出てきます。

シカゴ購買部協会景気指数

シカゴ地区の製造業の景況感を指数で表したものです。
50が景気判断の分かれ目。
発表は、シカゴ購買部協会。
統計の対象がシカゴ地区に限られていますが、シカゴは米国で3番目の大都市なので、ある程度の景況感を知ることができます。
相場に与える影響は限定的です。

2019/01/31(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.05円。下限は108.82円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
109.14円、109.24円、109.34円、109.44円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.75円、108.68円、108.54円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」欧米時間で一時的なドル高になるのかな

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「ドル円/日足」テクニカルはドル安

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の経済指標の注目はー
「19:00 ユーロ圏 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)」。
ユーロ/ドル経由でドル円には動意がある予想です。
おおむね「ドル高」が小幅な下落があっても、すぐに立ち直ると考えられています。

「22:30 米国 12月個人消費支出(PCE)(前月比)」の発表はないようです。

同時刻に「米国 前週分新規失業保険申請件数・前週分失業保険継続受給者数」がありますが、政府機関の一時閉鎖の影響を受けた人たちが、「一時解雇」という形になって失業保険の申請や受給をしていたので、今回は注目されていません。

 

今日のポイントは、ファンダメンタルズ。
もっとも影響があるのは、先ほども触れましたが「米中閣僚通商協議」の報道です。
米国株価が戻してきているので、とりあえず「穏便な結果報告」といわれていてドル高要因です。

今日の私は、欧米時間になって設定レンジ下限や下限ターゲットからの「買い」と「押し目買い」戦略で挑んでみます。

★正午現在★
「ドルインデックス」=売り
「米国10年債利回り」=低下
「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り
「ダウ先物」=買い

★通貨の強さ★
ユーロ>日本円>米ドル

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です

昨日分のトレードは朝までおこなっていたので、まだ眠いです。
今日は16:00からドイツの経済指標の発表があって、早出のドイツ勢は日本時間の午後3時から仕込みに入る、といっているので、今日はこのまま頑張ります。

天野 愛菜(まな)