常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

統計問題の信憑性

こんにちは。天野愛菜です。

通貨の強さに注目したコメントが、海外トレーダーさんから寄せられました。

「いま安心して買える通貨はドルしかない。
ポンドは、「ブレグジット」で先行きの不安。
ユーロは、「ドイツ経済の落ち込み」がそのまま反映されている。
日本円は、「経済統計の不正問題」が、消費増税の審議を隠している。

―そうなると信じられる通貨は米ドルしかない。」と。

海外投資家の日本の見方は、今年の新天皇即位、ラグビーワールドカップや2020年の五輪で今年や来年いっぱいまで本格的な景気の落ち込みはない、と捉えていました。
それは今までの「日本の経済指標データ」を参考にしていたから

今の国会で注目を一身に浴びているのが「厚生労働省」ですが、海外投資家の視線はその先にある「財務省」を中心とした統計データの方です。

簡単にいうと、政府・財務相・内閣府が発表した

「第二次安倍政権発足とほぼ同時に始まった景気拡大局面が、戦後2番目の長さとなった」

「実質賃金 21年5ヶ月ぶりの伸びに」

―これが本当なのか、ということです。

天気予報と経済指標は国家秘密

話はそれますが、「天気予報」の存在が国民が知ったのは明治20年になってから。
しかしそれまでも「天気予報」は存在していました。

日本人は農耕民族ですから、農業も漁業も天候によって収穫が大きく左右されます。

ですから「天気予報」は昔から伝承のような形で、村の長がその役割を担っていました。

「今日はこんなにいい天気だけれど、海は荒れるから出てはならんぞ。」
「嵐が来る前に、米を収穫しておくぞ。」
―みたいに。

そして武士時代になると、それを利用して戦国時代の武将は、戦の時期と場所を選定しました。

それを「天気予報」として統計立てたのが、江戸時代の初期。
しかし幕府は、「天気予報は国を治めるための国家秘密である」として、為政者だけが知る特権になりました。

日本も明治20年に内務省に中央気象台が出来たとはいえ、つい最近の1995年までは「軍事機密」として気象情報業務は国家独占だったのです。

今でこそ私たちは朝の天気予報をみて、今日はストッキングではなくてタイツにしようとか、ヒートテックの二枚重ねだとか、その日の天気に合わせて生活することが当たり前のようになっていますが、天気予報が国家独占の間は、ここまで詳細な情報を私たちに公開することはありませんでした。

「今日の湿度」を国民に知らせるかどうかですら、議論百出だったのですから。

日本の統計問題

実は昨今、国会を騒がしている「経済統計」も天気予報と同じ「国家機密」なのです。

ベールに包まれているのが真の姿。(中国の「嘘の経済指標の発表」は正しい。)

だったら、「公表しません」を貫けばいいのですが、そういう根性は役人にはない。
だったら、結果数値は小数点以下を切り捨てるなど小細工をすればいいのに、そういうことには逆に細かい。

―だから、嘘をいう。ここが問題でしょう。

今海外でこの問題について望まれていることは、厚生労働省の問題が財務省に波及すること。

そして政府・財務省・日銀がいう「経済指標」の真偽をしりたい、と思っています。

とくに「前回の消費税導入後でも、その影響はまったくなく日本の景気は拡大していた。」とする内閣府の発表です。

だから10%への増税もまったく問題はない、と海外にアピールしている点です。

そのことについて海外トレーダーさんからの問い合わせには、「日本国民は景気拡大を享受しているなんて思っていないよ。」と私は返信しています。

 

前回の消費税のときも社会福祉充実とかいっていましたが、実際の社会福祉に回った予算は7分の1。

社会福祉もそうですが、何よりも国家財政を逼迫させているのが公務員の人件費25兆円。

この伸び率は近年顕著になってきていて、今やお役人の世界も大企業と同じで、いかに高給を維持していくか、ということに腐心しています。

 

だからといって私は、そのような事実を批判する立場ではないし、お上に楯突いて今こっそり流行っている「国内テロの疑い」で盗聴されてもイヤなので、これ以上のことはいいませんが、ここで大切ことは「自分の将来は自分で守る」ということです。

そのためにはお金、お金、お金です。

ですから今日のトレードも頑張りましょう。

ヘンなまとめになっちゃった…(笑)。イジイジ。

昨日の主な経済指標の結果

18:30 英国
1月 建設業購買担当者景気指数(PMI)
結果:50.6 予想:52.4 前回:52.8
⇒ポンド売り/ドル買い

19:00 ユーロ圏
12月 卸売物価指数(PPI) [前月比]*
結果:-0.8% 予想:-0.6% 前回:-0.3%

12月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]*
結果:3% 予想:3.2% 前回:4%
⇒ユーロ売り/ドル買い

24:00 米国
11月 製造業新規受注 [前月比]
結果:-0.6% 予想:0.2% 前回:-2.1%
⇒ドル売り

昨日のトレード 利益78銭

○上限・ターゲット オールクリア

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.63円。下限は109.43円。

上限越えのターゲットは
109.72円、109.80円、109.94円、110.03円。
下限越えのターゲットは
109.36円、109.26円、109.16円、108.93円。

———-日本時間———-
1回目 13:00
設定レンジ上限109.63円→第2ターゲット108.80円。「買い」17銭。

———-欧米時間———-
2回目 16:30
第2ターゲット109.80円→第3ターゲット109.94円。「買い」14銭。

3回目 21:30 「愛菜の3MAトレード」5分足
109.86円→第4ターゲット110.03円。「買い」19銭。

4回目 24:00 「愛菜の3MAトレード」5分足
110.10円→110.00円。「売り」10銭。

5回目 1:00 「愛菜の3MAトレード」5分足
第4ターゲット110.03円→109.85円。「売り」18銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします

2月5日 (火曜日)
米国 トランプ大統領・一般教書演説
日経中国関連企業決算/三井化学・神戸製鋼所・伊藤忠・三菱商事
他/ソフトバンク

17:55
ドイツ 1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:00
ユーロ圏 1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値

18:30
英国 1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

19:00
ユーロ圏 12月小売売上高(前月比)
ユーロ圏 12月小売売上高(前年同月比)

23:45
米国 1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
米国 1月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)

24:00
米国 1月ISM非製造業景況指数(総合)

 愛菜の用語解説 

購買担当者景気指数(PMI)

「PMI」(Purchasing Manager’s Index)とも言われ、製造業・建設業とサービス部門などに分けて、企業の購買担当者に直接調査した結果をもとに算出された指数。
購買担当者は、現在の生産量・在庫や受注残をもとに数ヶ月先の景気を予測して「仕入れ」を行うので、市場は近い将来の景気動向を占う「先行指数」として注目。
購買担当者景気指数(PMI)の「速報値」は当月下旬に概要値、「改定値」は翌月初旬に確定値と発表されますが、とくに「改定値」は月初に政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されるので、市場の注目度は高いと言えます。
米国・EU・イギリス・ドイツなどは、英国民間調査会社・マークイット(Markit)、
中国は、中国のディアの財新(Caixin)が、マークイットと共同で調査したものを発表します。
なお中国においては、中国国家統計局が発表するPMIは大手国営企業、財新(Caixin)が発表するPMIは、中小企業を主な対象としていることに注意が必要です。
また財新(Caixin)は、「速報値」の発表はしていません。
そして日本では、同様の指数は「日銀短観」で発表されます。

ISM景況指数

全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が発表する米国における景気指数。
ISM製造業景況指数は毎月第1営業日
ISM非製造業景況指数は毎月第3営業日
に発表されます。
製造業および非製造業の購買担当役員に、生産・新規受注・在庫・雇用などの項目に関して、1ヵ月前と比較して「良い」「同じ」「悪い」の三者択一のアンケートに回答してもらったものを指数化しています。
月初めの発表なので、PMIとならんで「先行指数」と捉えられていますが、FRBが金利の先行きを見極める基準としていることもあって、米国ではPMIよりも重要な指数です。

2019/02/05(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.04円。下限は109.89円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.14円、110.21円、110.29円、110.41円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.78円、109.70円、109.63円、109.51円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」様子見ムード

20190205_1uy_p

「ドル円/日足」110円がまた天井

20190205_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

日経中国関連企業決算が、中国経済の減速をまともに受けているので、日本円はすべての通貨に対して弱含んでいます。

午前中の日本の投資家さんたちは、それを受けて強くドルを買えないようです。

大企業は3月の決算前に、一度ドルを決済して円に戻さなければならないので、これ以上ドル安にならないと思えば、「ドル安・円高」となります。

もう一山あると思えば、「買い増しはしないけど、ポジションはキープ」でドル円の動きは「小動き」となります。

 

そうなると今日の期待は、欧米勢とトランプ大統領の一般教書演説。

今のトランプ大統領は、内政で大忙し。
どこの国にも、イチャモンを付けていません。

こうなると動きづらいです、ドル円は。

 

今日は、通貨の強さから考えて気持ちは「買い」で、設定レンジ重視で臨みます。

★正午現在★
「ドルインデックス」=中立
「米国10年債利回り」=中立
「ユーロドル」=中立

★通貨の強さ★
ユーロ>米ドル>ポンド>日本円

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今日も油断しないで頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)