常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

経済指標の結果から

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の早朝、米国財務省が「12月財政収支」を発表。

財政赤字額が135億3,900万ドルと、前年同月比で41.6%も縮小しました。

なかでも注目は、関税収入が9割を越える伸びとなったこと。
これは対中貿易関税によるものですが、見方を変えればトランプ大統領の大きな実績。
しかしメディアは、このことをほとんど報じていません。

 

昨晩の小売売上高の悪化には驚きましたが、それは買ってもらう会社側の結果であって、一方の買う側の個人の「就業率=雇用」は堅調で、「所得」は増加しているのが現状。

米国のGDPは個人消費が7割を占めるといわれていますが、消費はしないとしても生活苦に悩まされているわけではなさそうです。
大手メディアは、小売売上高の悪化から「米国経済の減速」と書いています。

メディアからの自立

米国人は収入の半分は「投資」に回しているそうですが、最近になってアメリカの弁護士の有志で作る「メディアが隠すカーテンの内側にある真実の見定め方」というセミナーに、多くの個人投資家が集まったと聞きました。

企画の意図は、セミナーから始まって「ティーパーティー」のような市民運動を育てるつもりだったようですが、参加者してきた個人投資家からの強い要請があって

「投資会社は、誰から儲けているのか」
「投資会社の御用記者や御用コメントを見抜くワザ」
などというキャッチコピーを副題にしたら、セミナー参加者が激増したと聞きました。

当然メディアは、トランプ大統領の功績を書かないのと同じで、このようなセミナーがあちらこちらで始まっていることは報道していません。
それは当然ですよね。
口が裂けても、キーボードを打つ指が曲がっても、まさか「メディアを信じるな」とは書けないと思いますが、それらのセミナーで共通していっていることは「メディアから自立」です。

「砂は、雷(カミナリ)に当たってガラスになる」

私も毎日トレードする前に多くの情報を取り入れていますが、そのときにしっかりと心に刻んでいることは、

「砂は、雷(カミナリ)に当たってガラスになる」という猪八戒先生から教えていただいた言葉です。

この言葉の意味を、暇なときに考えてみてくださいね。

昨日の主な経済指標の結果

16:00 ドイツ
10-12月期 国内総生産(GDP、速報値) [前期比]
結果:0.0% 予想:0.1% 前回:-0.2%

10-12月期 国内総生産(GDP、速報値) [前年同期比]
結果:0.6% 予想:0.7% 前回:1.1%

⇒マイナス成長が回避された、ということでした。

19:00 ユーロ圏
10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前期比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.2%

10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]
結果:1.2% 予想:1.2% 前回:1.2%

⇒改定値、かつ予想値と一致。動意なし。

22:30 米国
12月 小売売上高 [前月比]
結果:-1.2% 予想:0.1% 前回:0.2%

12月 小売売上高(除自動車) [前月比]
結果:-1.8% 予想:0% 前回:0.2%

1月 卸売物価指数(PPI) [前月比]*
結果:-0.1% 予想:0.1% 前回:-0.2%

1月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]*
結果:2.0% 予想:2.1% 前回:2.5%

1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]*
結果:0.3% 予想:0.2% 前回:-0.1%

1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]*
結果:2.6% 予想:2.5% 前回:2.7%

⇒小売売上高に反応。「売り」が「売り」を呼んだ展開になりました。

昨日のトレード 利益66銭

○下限 ターゲット オールクリア

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.05円。下限は110.85円。

上限越えのターゲットは
111.14円、111.23円、111.35円。
下限越えのターゲットは
110.76円、110.65円、110.55円。

———-米国時間———-
1回目 22:30
設定レンジ上限110.05円→下限・第3ターゲット110.55円。「売り」50銭。

2回目 0:00
110.60円→第1ターゲット110.76円。「買い」16銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

2月15日(金曜日)
8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

10:30
中国 1月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
中国 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

13:30
日本 12月設備稼働率(前月比)
日本 12月鉱工業生産・確報値(前月比)
日本 12月鉱工業生産・確報値(前年同月比)

18:30
英国 1月小売売上高(除自動車)(前月比)
英国 1月小売売上高(除自動車)(前年同月比)
英国 1月小売売上高(前月比)
英国 1月小売売上高(前年同月比)

19:00
ユーロ圏 12月貿易収支(季調済)
ユーロ圏 12月貿易収支(季調前)

22:30
米国 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国 1月輸入物価指数(前月比)
米国 1月輸出物価指数(前月比)

23:15
米国 1月鉱工業生産(前月比)
米国 1月設備稼働率

24:00
米国 2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

愛菜の経済指標・用語解説

ニューヨーク連銀製造業景気指数

ニューヨーク州の製造業における景況感を示す経済指標のこと。
通常なら「フィラデルフィア連銀製造業景気指数」の前に発表されます。
発表は、ニューヨーク連邦準備銀行。
総合景気指数よりも、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの項目別数値の方が重要視されていて、それは私たちがすぐに知ることのできない数値。
市場予想もこの5年間は、当たったことがないのでトレードは「追随」しかありません。

米国・輸入物価指数

米国が外国から輸入した非軍事物資、サービスの価格変動を指数化したもの。
発表は、米国労働省。
一般的な経済効果の考え方としては、輸入物価指数→生産者物価指数→消費者物価指数と波及していくので、インフレ動向を知る上での先行指数といわれています。
しかしこの輸入物価指数は、為替レートの変動の影響を受けているので、前月比といっても、実際はその比較が難しいのです。
そのため結果が、市場予想と余程かけ離れていない限りは、ドル円が大きく動くことはありません。

米国・輸出物価指数

輸出価格指数は、米国の輸出製品・サービスの価格を指数化したものです。
発表は、米労働省。
輸入物価指数の対象品目と違って、軍事物資も含まれます。
またこの輸出物価指数も、生産者物価指数や消費者物価指数為替レートの変動を受けているので前月比との比較が難しいため、この指標の発表でドル円が動くことはめったにありません。

米国・鉱工業生産

アメリカの政策金利を決定している本FRB(連邦準備制度理事会)が発表する経済指数。
鉱工業部門の生産動向を指数化したもので、企業活動状況を知ることができます。

米国・設備稼働率

生産能力に対する実際の生産量の比率を表す指数で、設備投資の動向を判断します。
発表は、FRB(連邦準備制度理事会)。
設備への投資判断は、企業の景気がいいことが前提なので、この数値によって今後の経済の発展性や景況感を予測します。

ミシガン大学消費者態度指数

消費者のマインド調査を指数化したもの。
発表は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンター。
1964年の指数を100として算出し、速報値は300人、確報値は500人を対象に調査を行ったもの
調査対象が5000人のコンファレンスボード(全米産業審議委員会)の「消費者信頼感指数」より先行して発表されるので、先行指数として注目され、予想値より結果が乖離していた場合、相場は動きます。

2019/02/15(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.55円。下限は110.26円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.63円、110.70円、110.86円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
110.18円、110.10円、109.98円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」移動平均線(75)を下抜けました

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「ドル円/日足」110.00円にどう対応するか

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の夕方からのドル円は、経済指標の発表次第ではないでしょうか。
英国とユーロ圏については、予想値が上がってきています。
つまり「欧州不安」という報道とは違って、いい数字を期待されているのです。

ポイントはー
「22:30 米国 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数」
「22:30 米国 1月輸入物価指数(前月比)・輸出物価指数(前月比)」
製造業関係は低調の予測ですが、輸出入物価がわかりません。
欧米では「サプライズ期待」。どちらに期待しているかというと「ドル高」です。

それまでの結果で設定レンジ上限を越えていると、
「23:15 米国 1月鉱工業生産(前月比)」を経て
「24:00 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値」で上限・第3ターゲットや111.00円が視野に入ってきます。

欧米の為替ディーラーさんは下値が110.00円・上値が111.00円と、私でもわかりそうなことを言っています。
しかしみなさんが意識している価格はズバリ110.50円。
このラインを越えたら頑張って「買い」トライ。
ここでもたついたら、「売り」で張って様子見する。損切りは110.80円と。

私は30銭の損切りには耐えられないから、やっぱり設定レンジ重視で、今日は細かく刻んで利益確保を狙います。

今日の要注意は、やっぱり要人発言。
とくに今、訪中しているムニューシン財務長官の発言。
いい人なのですが以前からスタンドプレーが多くて、言った直後に財務省の訂正談話が入って相場が反転するのです。

それと「万が一」の109.98円や109.85円の底抜け注意です。

★正午現在★
「ドルインデックス」=買い
「米国10年債利回り」=低下
「ユーロドル」=ユーロ売り/ドル買い

★通貨の強さ★
米ドル>日本円>ユーロ>ポンド

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今日は金曜日。
バレンタインデーを今晩に持ち越した方もいらっしゃるのでしょうか。

今週もお疲れさまでした。
よい週末をお迎えください。

そして今週も、私のワガママBlogを読んでくださって、ありがとうございました。

天野 愛菜(まな)