常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
昨日のドル円も小動き。
眠気と闘いながら、やっと、やっと45銭。
エントリーをしても、プラスマイナス0円で切ったのが5回。
プラスマイナス0円といっても、エントリーした価格で切るとスプレッド分がマイナスになるので、それこそスキャルピングの世界でした。
疲れました…。
昨日の経済指標から「米中通商協議」の裏読み
詳しい数値は後記の「昨日の主な経済指標の結果」を見ていただくとして、総合的に言えることは、ユーロ圏もユーロ圏を牽引しているドイツも、そして米国も「製造業」がよくない環境にあるようです。
しかしサービス部門のように個人消費に関係している数値は、ユーロ圏もドイツもそして米国も、前回値と比較すると堅調ということです。
政府や各国の中央銀行が「市場と対話して」という表現を使いますが、この市場とは残念ながら私たちのことではなくて、結論付ければ市場を誘導する「予想値」を算出したり、大きく資金を動かしたりする「ファンド」のこと。
その「ファンド」は「株式市場」を念頭に置いているので、予想値を基準として大きく変動するのは「株価」の方です。
そしてこの予想値算出には「思惑」が見え隠れしているのです。
海外トレーダーさんたちは最近の予想値には米中通商会議への「牽制」がある、と言っています。
「アメリカ政府よ。中国をこれ以上押し込むな!」ということ。
2008年のリーマンショック後から世界金融界に台頭してきた中国。
その中国は資金量にものを言わせて、アメリカのファンドにもメディアにも大きな影響力を行使しています。
今や実体経済に大きな影響力を持つ「地下銀行」
今月はじめの春節で仲良しになった中国人投資家というか、名刺もくれないし、おそらくいくつもの偽名を使っている華僑・印僑・ユダヤ商人の「ネットワーク」につながる人たち。
この人たちは、はっきりいって度を越えたお金持ち軍団。
その人たちとの会話の一部分を、先日のBlogで紹介しました。
そのときに「中国はドルによる送金規制をやっているから、中国で活動している外国企業はドルに転換して自国に送金出来ないから大変だ」と書きました。
しかしその話には続きがあって、実際には「ネットワーク」が介在していて、中国で得た利益を本国に送金出来ているのです。
仕組みは簡単
たとえば中国で商売をしている米国企業があるとします。
その企業が利益を本国アメリカに送金しようとしても、中国政府による送金規制があるので利益の全部を送金出来ない。
どうするかー。
送金出来ない資金分を、中国国内で活動している「ネットワーク」に持ち込むのです。
「ネットワーク」は現金を数えてから、おもむろに携帯電話を手に取ってアメリカにいる「ネットワーク」の相手に連絡します。
「今、現金を確認したあるね。そこに来ている人を電話に出すあるね。」
中国の「ネットワーク」に訪れているアメリカ企業の人に
「今、受取人が電話にでるから相手を確認するあるよ。」
そうして送金人と受取人が、双方で金額と手数料を確認すると、中国のネットワークから言われた金額を、アメリカの「ネットワーク」は自前の資金の中から手渡す。
電話一本で、即時にその場でお金が渡されます。
つまり中国側もアメリカ側の「ネットワーク」も、即時で大金を動かしているのです。
手数料は8%。両サイドで合計16%が相場だそうです。
現金の場合は1日1回、日本円で1億円くらいまで。
それ以上の金額は(詳しい仕組みは教えてもらえませんでしたが)アメリカで受け取る場合は、アメリカ政府から「タックスヘイブン=租税回避」が認められているデラウェア州の銀行を使う、と言っていました。
どうして「地下銀行」は今だに存在しているのか
私は彼らに「違法なことではないの?」と聞くと「必要悪」という返答。
続いて次ぎのようなことを言っていました。
「我々のお客さんには政府機関もいる。日本でいうと官房費や各省庁にある領収書のいらない機密費に関連する海外送金。日本人は真面目だからほとんど銀行を通すけれど、諸外国は違う。
だから我々は、各国政府による非公式に認められた存在。
そもそも法律や条約とは国民を拘束するものであって、政府はそれに干渉されない。
これが世の中の本当の仕組みだよ。」と。
アメリカの中枢に食い込んでいる「ネットワーク」
今ではそんな彼らの力が、今やアメリカのファンドやメディアを動かすようになっています。
彼らの資金が、アメリカのファンドやメディアの株主になったり、資金提供者になっていたりしているのです。
最近の米国株価は、「米中通商協議の進展を好感して上昇」という見出しがヘッドラインニュースに流れてきては、その都度、株価を押し上げています。
最初のうちは、アメリカ政府の報道官は否定していましたが、最近は疲れてしまって「その質問にはノーコメント」と言って、それをメディアは「進展」と報道。
そして「ファンド」は、予想値から市場にインパクトを与えています。
米中通商協議で「交渉不成立」となると株価を暴落させてしまいます。
そのことはアメリカ政府にとって今や大きな足かせ。
寝技で「中国の勝ち」の状況が続いているなかで、来週にはその結論が出ます。
迎え撃つトランプ政権は、どのような方策で臨んでいくのでしょうか。

昨日の主な経済指標の結果
17:30 ドイツ
2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:47.6 予想:49.7 前回:49.7
2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:55.1 予想:52.9 前回:53
18:00 ユーロ圏
2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:49.2 予想:50.3 前回:50.5
2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:52.3 予想:51.4 前回:51.2
22:30 米国
2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
結果:-4.1 予想:14 前回:17
12月 耐久財受注 [前月比]*
結果:1.2% 予想:1.5% 前回:0.7%
12月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]*
結果:0.1% 予想:0.3% 前回:-0.4%
23:45 米国
2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:53.7 予想:54.7 前回:54.9
2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:56.2 予想:54.3 前回:54.2
24:00 米国
1月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]*
結果:494万件 予想:500万件 前回:500万件
1月 中古住宅販売件数 [前月比]*
結果:-1.2% 予想:0.8% 前回:-4.0%
1月 景気先行指標総合指数 [前月比]*
結果:-0.1% 予想:0.1% 前回:-0.1%
昨日のトレード 利益46銭
○設定レンジ内で終始
昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.85円。下限は110.58円。
上限越えのターゲットは
110.93円、111.01円、111.12円。
下限越えのターゲットは
110.51円、110.45円、110.35円。
設定レンジ内のバランスラインは、110.77円と110.65円でした。
★
———-欧米時間———-
1回目 20:45
バランスライン110.77円→110.67円。「売り」10銭。
2回目 22:30
110.72円→設定レンジ下限110.58円。「売り」14銭。
3回目 23:20
110.68円→設定レンジ下限110.58円。「売り」10銭。
4回目 0:45
バランスライン110.65円→バランスライン110.77円。「買い」12銭。
今日のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
2月22日(金曜日)
日本 竹島の日
日本 探査機「はやぶさ2」小惑星(りゅうぐう)着陸・試料採収
8:30
日本 1月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
16:00
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
17:30
香港 1月消費者物価指数(CPI)(前年比)
18:00
ドイツ 2月IFO企業景況感指数
–
19:00
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
翌0:30
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
♥愛菜の経済指標・用語解説♥
ドイツ・国内総生産(GDP)
ドイツにおいて生産されたすべてのサービス・商品の市場価格での総額。
発表は、ドイツ連邦統計局。
IFO企業景況感指数
約7000社のドイツ企業を対象に、ドイツ経済の現況と今後6カ月の先行きに対してアンケート調査を実施したもの。
発表は、ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う非営利の公的研究機関IFO研究所。
IFOとは、”Information & Forschung”の略称。(Forschungはドイツ語。研究の意)
EU経済を牽引し、もっとも影響力のあるドイツ経済の代表的な経済指数で、ユーロ経済を読み解く上でも大変に重要視されています。
ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)
EU消費者物価指数(Harmonized Index of Consumer Prices)とは、ユーロ加盟国の消費物価指数をまとめた数値のこと。
公表は、よく聞くユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局です。
HICPで大切なことは速報値、改定値の2種類あること。
おおよそ速報値はその月の末。改定値はそれより2週間ぐらいに後に発表されます。
速報値はおおよその数値で、改定値はGDPでいう確報値となります。
最近はあまりないけど、ドル円にまで波及するのは改定値の方。
欧州中央銀行(ECB)の利上げや利下げの時期や規模を推定する指標ともいわれています。
2019/02/22(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.75円。下限は110.63円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
110.83円、110.94円、111.02円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
110.55円、110.45円、110.37円をターゲットとします。
設定レンジ内のバランスラインは、110.70円。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
「ドル円/今日の設定レンジ」上昇トレンドラインは機能中
20190222_1uy_p「ドル円/日足」上昇を諦めていません
20190222_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の攻略法
昨日の悪い結果の米国・経済指標もなんのその。
「米国10年債利回り」が2.700%まであと約0.05%の状態で踏み止まっています。
そこで海外トレーダーさんたちは「買値」を模索中、だそうです。
今日の経済指標では「米国」はなし。
ユーロドルの動きからドル円への波及が期待されているのがー
「16:00 ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)」
「19:00 ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)」
このふたつの経済指標の結果から、ドル円が下がってくれれば米国時間になってドル高になる要素があるのではないでしょうか。
そしてトレーダーさんたちのファンダメンタルズ。(笑)。
膠着状態にイライラ感がマックス!ここまま週末を迎えていいのか!と。
とくにチャート重視の裁量取引型モデル系ファンドが今日の旗振り役。
為替は動けば、どちらでもいいのです。
なので今日の私は虚心坦懐、設定レンジを重視して動いた方に追随。
出来れば下がったところから「買い」で行きたいです。
1時間足チャート・マゼンダの線の「遅行スパン」が、ローソク足を上抜けているのを確認してからですが…。
ゆっくり動いている状態で安全重視なら、1分足チャートでそれこそ1~3銭抜き狙い。
スリルを味わうには5分足チャートで5~7銭抜き。
方向性が見えてきたら15分足チャートで10~15銭狙いの決済ポイントを置いてからのビデオ鑑賞。
しかしどのような状況にあっても、1分足チャート・ボリンジャーバンドの±2σの幅が、6Pips以上ないとエントリーしても危ないです。
★正午現在★
「ドルインデックス」 日足=買い 1時間足=買い
「米国10年債利回り」 日足=低下 1時間足=上昇
「ユーロドル」 日足=ユーロ売り/ドル買い 1時間足=ユーロ売り/ドル買い
★米ドルと日本円の強さの比較★
1時間足 米ドル=日本円
日足 米ドル>日本円
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
一週間って早いですね。
「チコちゃんに叱られる!」では、
<大人になって、時間が経つのが早く感じるのは「ときめき」がないから~>
だそうです。
そうです、私なんて「トレード」しかしていない生活ですから、一週間も早く感じています。
あなたはどんな一週間でしたか。
よい週末をお過ごしください。
今週もお疲れ様でした。
そして…、Blogを読んでくださって、ありがとうございました。
天野 愛菜(まな)
[…] https://follow-my-heart.jp/market-view/20190222/ […]