常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の「愛菜の実戦トレード」で次のように書きました。

今回は、政府機関の一部閉鎖で発表出来なかった10-12月期の速報値と改定値を一緒に公表する、というもの。
気になる点は、予想値を出している大手ファンドなどは、当初の数値よりも昨日になって、大幅に下方修正していることが不安材料です。(3.0%→1.8%、2.8%→1.5%など)。
GDPの結果は、よくないことは想像できますが、問題はドル円の動き。
経済指標の発表後の相場は、おおむね市場予想値に対して動きますから、前回値よりも悪くても予想値より上ならば上昇します。
前回値は3.4%。修正前の予想値は3.0%。修正後の予想値は1.8%
ね、微妙でしょう。

 

経済指標の予想値を出している会社はたくさんあります。

証券会社、シンクタンク、インターバンク、通信社などがそうですが、それらを牽引しているのがブルームバーグとロイター。

為替トレーダーが意識しているのはブルームバーグです。

相場は市場参加者の動意で価格は変動しますが、その動意のきっかけは、経済指標の発表では「予想値」。

トランプ大統領になってからよく思うのは、この「予想値」が少し変。

昨日の米国GDP
22:30 米国
10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]*
結果:2.6% 予想:1.8% 前回:3.4%

前日までの予想は3.0%でした。

きっと予想値に変更がなければ、昨日のGDPの発表後は、米国政府が意図している「ドル安」の展開になっていたことでしょう。

市場は、というかブルームバーグさんは、トランプ政権の思うようにはさせないぞ、と思ってるのかな。

ブルームバーグさんは、トランプ大統領が大嫌いだから…。

そういうことで、昨日の勝者は「市場=ブルームバーグさん」でした。

昨日の主な経済指標の結果

22:30 米国
10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]
結果:2.6% 予想:1.8% 前回:3.4%

10-12月期 四半期GDP個人消費・速報値 [前期比]
結果:2.8% 予想:3.0% 前回:3.5%

10-12月期 四半期コアPCE・速報値 [前期比]
結果:1.7% 予想:1.6% 前回:1.6%

23:45 米国
2月 シカゴ購買部協会景気指数
結果:64.7 予想:57.5 前回:56.7

昨日のトレード 利益45銭

○上限・ターゲット オールクリア 下限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.95円。下限は110.80円。

上限越えのターゲットは
111.03円、111.13円、111.22円、111.35円。
下限越えのターゲットは
110.72円、110.65円、110.55円、110.42円。

設定レンジ内のバランスラインは、110.90円。

———-米国時間———-
1回目 22:30
バランスライン110.90円→第4ターゲット111.35円。「買い」45銭。

⇒昨夜は急な腹痛に見舞われて、トレードはこの一回だけ。
最近の私のカラダは、少しおかしい…の。
季節の変わり目になると、最初にバストが痛み出して、そこから体調不良になることが多くなりました。
若気の至りと一言で片付けたくはないのですが、ホルモンの注射とお薬を服用していたからかな…。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

3月1日(金曜日)

8:30
日本 1月有効求人倍率
日本 1月失業率
日本 2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 10-12月期四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額(前年同期比)

10:45
中国 2月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 2月消費者態度指数・一般世帯

16:00
ドイツ 1月小売売上高指数(前月比)
ドイツ 1月小売売上高指数(前年同月比)

17:55
ドイツ 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
ドイツ 2月失業者数(前月比)
ドイツ 2月失業率

18:00
ユーロ圏 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:30
英国 1月消費者信用残高
英国 1月マネーサプライM4(前月比)
英国 1月マネーサプライM4(前年同月比)
英国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI)

19:00
ユーロ圏 1月失業率
ユーロ圏 2月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
ユーロ圏 2月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)

22:30
米国 1月個人所得(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)-
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

23:45
米国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

24:00
米国 2月ISM製造業景況指数
米国 2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

愛菜の経済指標・用語解説

個人消費支出(PCE)

各家庭の家計支出の合計で、個人の消費動向を見極めるための経済指数。
発表は、米国商務省経済分析局。

この個人消費支出は、次の3部門で構成。
① 耐久財(自動車・家電製品等)
② 非耐久財(食品・衣料等)
③ サービス支出(旅行・外食等)

そして日本の場合は個人消費支出がGDPの約6割を占めていて、米国の場合はさらに多く、GDPの約7割を占めています。
とくにこの個人消費支出は、原油関連製品を大量に消費する米国では「原油価格」と密接な関係。
つまり原油価格が上昇すればガソリンや暖房器具などの燃料価格も上昇するので、個人消費支出にも悪影響が出てきます。

ISM景況指数

全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が発表する米国における景気指数。
ISM製造業景況指数は毎月第1営業日
ISM非製造業景況指数は毎月第3営業日
に発表されます。
製造業および非製造業の購買担当役員に、生産・新規受注・在庫・雇用などの項目に関して、1ヵ月前と比較して「よい」「同じ」「悪い」の三者択一のアンケートに回答してもらったものを指数化しています。
月初めの発表なので、PMIとならんで「先行指数」と捉えられていますが、FRBが金利の先行きを見極める基準としていることもあって、米国ではPMIよりも重要な指数です。

ミシガン大学消費者態度指数

消費者のマインド調査を指数化したもの。
発表は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンター。
1964年の指数を100として算出し、速報値は300人、確報値は500人を対象に調査を行ったもの
調査対象が5000人のコンファレンスボード(全米産業審議委員会)の「消費者信頼感指数」より先行して発表されるので、先行指数として注目され、予想値より結果が乖離していた場合、相場は動きます。

2019/03/01(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.76円。下限は111.32円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
111.83円、111.92円、112.00円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.23円、111.16円、111.05円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」急落注意

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「ドル円/日足」上限111.48円 下限110.65円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の午前中は昨晩のGDPの発表からドル高で推移。
年初来の高値更新。

こういうときに「怖い」のが、「利益確定売り」と「ドル高牽制発言」です。

今日の私はカラダと相談しながら、出来れば「押し目買い」のあとで「売り」でエントリーできたらいいな、と思っています。

「22:30 米国 1月個人所得(前月比) 12月個人消費支出(PCE)(前月比)」の結果が悪ければここぞとばかりに下がります。

今日は、急落注意日です。

 

★正午現在★
「ドルインデックス」 日足=売り 1時間足=買い
「米国10年債利回り」 日足=上昇 1時間足=上昇
「ユーロドル」 日足=ユーロ買い/ドル売り 1時間足=ユーロ売り/+ドル買い

★米ドルと日本円の強さの比較★
1時間足 米ドル>日本円
日足   米ドル>日本円

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

よい週末をお過ごしください。

私はゆっくりして、体調を整えます。

 

天野 愛菜(まな)