常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の深夜に帰国。
飛行機のなかでは7時間余り、ほとんど眠っていたので今朝は早起きでした。
隣のベッドで寝ているマキちゃんを起こさないように、朝食までの時間を軽装になって外出しました。

皇居周辺を散歩しながら「日本はなんて美しいのだろう」と、帰国するたびに思う感情が甦ってきました。

― 心が落ち着きます。

私はプロトレーダーではないし、生きる糧のためだけのトレードですが、それでも海外トレーダーさんたちとメール交換をしたりチャットで会話したりしているときには、知らず知らずの内に喧噪に巻き込まれています。

別に自分が何を言っても、為替に影響があるわけではないのですが、いつの間にか自分が主体となって為替を論じているのです。

― わかっているんです。

自己中心的になって、こうなるだろうという思い込みが、相場に対する無謀な期待になって最終的には後悔すること。

ドル円の動きは他の通貨ペアと比べてゆっくり動くので「私、失敗しないので!」と自信がありますが、しかしポンド豪ドルは最近失敗続き。
サヤ取りをしているので、トータルでの損失は免れていますが、それでも自己嫌悪。

勝ったら勝ったで「もう少し取れたよね。」と後悔して、失敗したらそのまま奈落の底。

勝っても負けても後悔するのがFX投資とはわかっていても、そのところが自分なりにまだ咀嚼できていないのです。

 

シンガポールでの「ファンド懇親会」ではお馬鹿をやってしまいましたが、その代わり世界の金融市場の第一線で活躍しているプロトレーダーさん18人と新しく知り合えました。

その人たちと朝まで飲み。

最終的には、おじいちゃん彼が用意してくれたホテルの大きなお部屋にみんなが来ました。
バーカウンターで飲み直しているグループや、2つあるベッドルームで私が使っていない方で寝る人たち、バルコニーで仲良くしているカップル、ドレスからスウェットに着替えてウィッグを取ってショートボブになった私の周りにも何人かいました。

その中のひとりが
「MANAのBlog読んでるよ。やっと会えた。MANA、悩んでいるね。」と私の心を見透かしたようにいいます。

カラダのこと? 彼のこと? 何?と思っていると、日本語で話しはじめました。

見た目は完璧な西洋人でしたが、ナント日本人。

「相場はね、止まることなくいつも動いているから観察できない。だから失敗から学ぼうと思っても実際は難しいんだ。それよりも自分が持っているテクニックを、常にもっといい方法がないかと考えながらトレードした方がいいと思うよ。
愛菜は無意識で後ろをいつも振り返っている。相場では過去にとらわれないことが大事。振り返る時間があったらその分、これからのことを考える方に振り替えるんだ。」と。

 

皇居の周辺も、だんだん自動車の数が増えてきました。

マキちゃんファンドの開所式も、政府関係者や著名な投資家もたくさんお集まりいただいて大盛会でした。
そして懇親会では、新しい交友も生まれました。

私は本当に恵まれている、と朝日に感謝していると、マキちゃんから携帯。

「愛菜、どこに行ってるの。早く戻ってきなさい。沖縄に帰るよ。」と。

 

昨日の主な経済指標の結果

21:30 米国
2月 消費者物価指数(CPI) [前月比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0%

2月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
結果:1.5% 予想:1.6% 前回:1.6%

2月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]
結果:0.1% 予想:0.2% 前回:0.2%

2月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]
結果:2.1% 予想:2.2% 前回:2.1%

昨日の主な要人発言

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表
「米中協議の最後の数週間になることを望むが、依然として大きな問題が残っている」

昨日のトレード 帰国が深夜にずれ込んでトレード出来ませんでした。

○ほぼ設定レンジ内でした

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.45円。下限は111.18円。

上限越えのターゲットは
111.52円、111.61円、111.78円。
下限越えのターゲットは
111.09円、111.01円、110.94円。

設定レンジ内のバランスラインは、111.27円。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

3月13日(水曜日)
英国 合意なき離脱をするか採決
日本 春闘 集中回答日
米国 元トランプ選対幹部の判決

8:50
日本 2月国内企業物価指数(前月比)
日本 2月国内企業物価指数(前年同月比)
日本 1月機械受注(前月比)
日本 1月機械受注(前年同月比)

13:30
日本 1月第三次産業活動指数(前月比)

19:00
ユーロ圏 1月鉱工業生産(前月比)
ユーロ圏 1月鉱工業生産(前年同月比)

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国 1月耐久財受注(前月比)
米国 1月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)

23:00
米国 1月建設支出(前月比)

愛菜の経済指標・用語解説

米国・卸売物価指数(PPI)

PPIとは、「Producer Price Index」の略です。
米国のPPIにおいては、FX業者によって公表している内容の捉え方に違いがあって「卸売物価指数」または「生産者物価指数」と言われます。
要はー
石油・鉄・小麦などの原材料や、中間財と呼ばれる製品を作るための部品などの仕入れ価格や完成品が前月と比べて上がったのか下がったのか、ということです。

このPPI「卸売物価指数」「生産者物価指数」の前後に、「消費者物価指数」CPI(Consumer Price Index)があり、そのふたつの指標から景気動向を判断します。

ちなみに日本の場合は、「企業物価指数(CGPI)」として発表していて、商品の輸送費や流通業者のマージンを含めて算出されています。

米国・耐久財受注

製造業の出荷・在庫・新規受注・受注残高を示す指標です。
耐久財とは、3年以上の使用に耐えられる自動車・航空機・パソコン・家具・家電などとされています。
米商務省が毎月発表します。
製造業の動向を把握するための重要指標。設備投資の先行指標とされていて、とくに変動率の大きい航空機を除いた非国防資本財受注が重視されます。

2019/03/13(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.37円。下限は111.16円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
111.44円、111.51円、111.63円、111.71円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.10円、111.01円、110.96円、110.87円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、111.30円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性もあります。

「ドル円/今日の設定レンジ」上値は重いのですが110.00円付近の底堅さも感じます

20190313_1uy_p

「ドル円/日足」上限111.37円 下限110.35円

20190313_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今のドル円は、岸辺に漂うクラゲ。
今の居心地を堪能しているのでしょうか。

昨日の消費者物価指数のよくない結果を受けて、FRBはこのままの状態が続けば「利上げ打ち止め」と判断するしかないですよね。

そうなると「ドル安」。

「米国10年債利回り」も昨日の流れをくむ日足も、そして今日の午前中の方向性を見る1時間足も低下。
「ユーロドル」も今日になって「ドル売り」開始。

日経平均株価も上海総合指数も下落。

ファンダメンタルズに心理的な陰り。

今晩の米国経済指標の予想値も高め。
しかし耐久財受注が予想値を上回れば、ドル高方向が芽生えてくるかも知れません。

そして唯一「ドル高」と考えられるのが、日米金利差に活路を見出そうとするファンドの動向。

現在、ドル円にはっきりとした方向性がない限りは、今日の戦術は、設定レンジ内のバランスラインと設定レンジの上限・下限を見極めながらトレードします。

★正午現在★
「ドルインデックス」 日足=買い 1時間足=売り
「米国10年債利回り」 日足=低下 1時間足=低下
「ユーロドル」 日足=ユーロ売り/ドル買い 1時間足=ユーロ買い/ドル売り

★米ドルと日本円の強さの比較★
1時間足 米ドル>日本円
日足   米ドル>日本円

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

これから沖縄に帰ります。
トレードは米国勢が参入してくる頃から。

なかなか動かないドル円ですが、イライラしないで頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)