常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の沖縄のお家着は午後11時。

兄弟子の実家の福井県には「福井空港(通称春江空港)」があるものの定期便はなし。
自家用機やグライダーの練習場になっています。
そんなこともあって、行きも帰りもお隣の石川県の小松空港から羽田を経由して那覇空港となります。

「日本で一番多くの社長さんを輩出している県はどこだ?」
その答えはー
「福井県!」
だったらもう少し皆さんのお力で活性化したらいいのに、と思ってしまいます。

帰宅後

マキちゃんはお風呂。私はパソコンに電源をいれました。
チャート見るとドル円…動いていない。
マキちゃんがお風呂から出てきて、パソコンのチャートを眺めてから
「愛菜も入ったら? やっぱり家のお風呂がイチバン!」

そうしようかな、と思って他の通過ペアを見ると、どれも一斉に少しずつ下落していました。
何かあるのかな、と思ってヘッドラインニュースをみても配信はなし。
23時の「3月 NAHB住宅市場指数」のコメントばかり。

世界通貨、一斉下落

しばらくして、0時15分。
イギリスのニュースベンダーから一報。
「20日の採決は見送られる可能性」。

そして0時18分。
ジョン・バーコウ英下院議長の発言として
「メイ首相のEU離脱案がこれまでと同じ内容なら採決はしない。」
と配信されました。

力強く下落していきました。
あとで日本語に訳されたニュースをみると、「採決は出来ない」でしたけど。

バーコウ英国下院議長はEU離脱反対派

ご自分でも「私はEU離脱に反対している」と公言してはばからない方。
そして彼の議会運営も、EU離脱反対の方向へ誘導していると議会も見ています。

今年で、英国下院議長になって10年を迎える戦後最長の議長です。
いろいろと物議を醸すことがあって、議長を辞めたら首相官邸から王室へ推薦を受けて爵位を得て貴族院に入るのが通例ですが、彼の場合はとくに数人の職員に対するパワハラと強権的な議会運営が問題となっていて、首相官邸は「彼には爵位を推薦する資格はない」といったことがあります。

英国メディアのコメントのなかには、今回の決定は爵位を推薦しないとした「メイ首相に対する意趣返し」と書いているところもありました。

20日に採決予定だったメイ首相提案の「EU離脱合意(修正)案」は、僅差で「可決」との報道がされていた直後のことだけに、バーコウ英国下院議長の今回の「EU離脱阻止」ともとれる決定には、英国民のなかでも疑問の声が出てきています。

さて「英国・ブレグジット劇場」の行方は

今朝方から送られてくるメールを読むと、「英国の滅亡」と極端なことをいう人たちがいます。
「EUに飼い殺しにされる英国」
「EU議会の選挙に英国は出馬して、徒労に終わったブレグジット」
「EUの司法省が英国は騒乱罪に値する、といっているのでEUへの拠出金の倍増」
などなど、当事者である英国や欧州のトレーダーさんたちは、「もはや英国はEUに残留せざるを得ない」と考えはじめたようです。

しかし昨日の欧州マーケットPM情報には、ベルギーとリトアニアは英国の「交渉期間延長」は認めない、と明言していることが書かれていました。

そうなると英国は3月29日23時に「合意なき離脱」の基本方針が決定となります。

そしてドル円

米ドルと日本円は、英国のブレグジットがどのような結果となろうとも、「米国と日本国に与える影響はさほど大きくない」と考えられているので、世界的なファンダメンタルズに引っ張られていったんは「下落」するもののすぐに持ちなおすーと予想している方が多いようです。

とにかく今日も明日もしばらくは、ブレグジット関係の要人発言には右往左往させられそうです。

 

20度だけど南風。心は初夏。
ピンヒールにも慣れてきました。

昨日の主な経済指標の結果

23:00 米国
3月 NAHB住宅市場指数
結果:62 予想:6 3前回:62

昨日の主な要人発言

ジョン・バーコウ英下院議長
「メイ首相のEU離脱案がこれまでと同じ内容なら採決はしない(出来ない)。」

昨日のトレード 利益15銭

○下限 第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.61円。下限は111.45円。

上限越えのターゲットは
111.68円、111.75円、111.88円。
下限越えのターゲットは
111.38円、111.28円、111.12円。

———-米国時間———-
1回目 0:50
設定レンジ下限111.45円→(第1ターゲット通過)→111.30円。「売り」15銭。

⇒バーコウ英下院議長の発言から下落。
第2ターゲット111.28円の手前で切り替えされて、戻った111.30円で決済しました。

ポンド/円、ユーロ/円、も合わせて下落。
こちらも「売り」でエントリーしましたが、下落幅はドル円よりも大きかったです。
ポンド/円は45銭、ユーロ/円は30銭で利益確定が出来ました。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

3月19日(火曜日)
米国   米連邦公開市場委員会(FOMC・~20日)
日本 公示価格公表(国土交通省)

18:30
英国 2月失業保険申請件数
英国 2月失業率
英国 1月失業率(ILO方式)

19:00
ドイツ 3月ZEW景況感調査(期待指数)
ユーロ圏 3月ZEW景況感調査
ユーロ圏 1月建設支出(前月比)
ユーロ圏 1月建設支出(前年同月比)

23:00
米国 1月製造業新規受注(前月比)

愛菜の経済指標・用語解説

米国・製造業新規受注

米国商務省が発表する「製造業受注」のなかにある出荷・新規受注・在庫項目のうちのひとつ。
2ヶ月前の「新規受注」であることと、前週に前月の「耐久財受注」が発表されているので、相場に与える影響は限定的。
市場関係者が今後の製造業の動向を把握するために注目するのは、どちらかというと「在庫」の方です。

2019/03/19(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.45円。下限は111.25円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
111.51円、111.62円、111.75円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.15円、111.09円、111.03円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性もあります。

「ドル円/今日の設定レンジ」下降トレンドラインがしっかり

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「ドル円/日足」上限111.62円 下限111.15円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の主役は、ポンド円
昨日の出来事に萎縮することなく、どうもリバウンドを狙っている様子です。

ドル円のしっかりとした動意は、私だけが言っていることですが、世界の航空貨物大手の「フェデックス」の決算待ちの米国株価経由から
結果の悪いことはわかっているのですが、昨晩、予想値がさらに下がりました。
そうなると注意するのが、「予想値よりも結果がよかったので、影響は限定的」という結末。

そうはいっても今日は、迂闊な「買い」はヤケドしそうです。
上昇しても「やっぱり、止めとく」といって下がる可能性を含んでいます。

111.00円にはしっかりとした「買い」が控えています。

それを抜けると110.88円。110.80円が視野に入ります。

テクニカルは、「売り」。
ファンダメンタルズも「売り」です。

今日の私の戦略は引きつけ作戦。
設定レンジ上限や上限ターゲットからの「売り」。
そして「売り」からの、設定レンジ下限や下限ターゲットで「買い」のポジションメイク。
本当は、「押し目買い」や「戻り売り」でもいいのですが、レンジが狭いので攻めてみたいです。
最悪「ナンピン」と「両建て責め」(笑)。

下に動けば為替の醍醐味が待っていそうな愛菜の予感。

★正午現在★
「ドルインデックス」 日足=売り 1時間足=売り
「米国10年債利回り」 日足=低下 1時間足=低下
「ユーロドル」 日足=ユーロ売り/ドル買い 1時間足=ユーロ買い/ドル売り

★米ドルと日本円の強さの比較★
1時間足 米ドル<日本円
日足   米ドル>日本円

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今日はこれから、毎週決められているマキちゃんの検診にお付き合い。
お疲れモード満載で、貧血気味。

季節の変わり目。アナタも健康には気を付けてくださいね。

今日も頑張りましょう。

天野 愛菜(まな)