こんにちは。天野愛菜です。
東京の春を満喫しています。(私だけ…)
マキちゃんの容態も順調に回復してきて、今週末には退院出来そうです。
昨年の夏にマキちゃんが沖縄で入院したときには、パソコンを病室に持ち込んでトレードをしましたが、今回は病室でマキちゃんとお話をしたりビデオ鑑賞したりして、「仕事」を忘れてもらおうと思いました。
それで今週はタブレットからのBlog更新。
パソコンがないのでチャートを載せることが出来なかったり、トレード結果をお伝え出来なかったり、通常とは違う内容になってしまいますが、どうぞお許しください。
米国の長短金利差の逆転
先週の金曜日。ストラテジストの方々は、前日までの米国株価の勢いから「買い」をオススメしていましたが、天の邪鬼な私は「引きつけてから<売り>」とBlogに書きました。
実際は、引きつけられることもなく「下落」「急降下」。
なぜ「売り」と書いたかというと、アメリカのトレーダーさんから
「<米国3ヶ月債の利回り>と<米国10年債利回り>がさっき瞬間的に逆転したけど、明日金曜日の米国時間になると、本当に逆転する恐れがある。」と連絡をくれていたからです。
しかし金曜日のBlogを書いている時間では、そのことを確認出来なかったので、米国時間がはじまるまでは前日の米国株価の余勢で上昇してから、利回り低下で「下落」と思いました。
いまから思えば、売りの理由を詳しくお伝えしておけばよかったと後悔もありますが、こういった情報はすべてが信用出来ないこともあるので、私としては複雑です。
金曜日・下落原因の捉え方の違い
金曜日の下落は、多くのエコノミストやストラテジストの方が、経済指標の結果によるものとコメントされていますが、海外のトレーダーの見方は違います。
16:40エルドアン・トルコ大統領
「トランプ米大統領がゴラン高原の主権をイスラエルにあると認めたことは遺憾。」という発言が発端といっています。
その理由は簡単で、
「17:30 ドイツ 購買担当者景気指数(PMI、速報値)」の発表前の35分前からユーロドルが急落していたからです。
それから少しずつ他の通貨に伝播して、17時30分前には「ユーロ円」も「ドル円」も下落していました。
日本の領土である「尖閣諸島」を、トランプ大統領が中国に主権がある。
あるいは韓国が実効支配している「竹島」を韓国のものでしょう、というようなもの。
いずれにしても領土問題はナーバスだし、EUにも飛び火しかねない問題でもあるからでしょうか。
今日は、トランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が、アメリカで首脳会談。
その後の発言に欧米のトレーダーの方々は注目しています。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
3月25日(月曜日)
米国 米・イスラエル首脳会談
13:30
日本 1月全産業活動指数(前月比)
18:00
ドイツ 3月IFO企業景況感指数
21:30
米国 2月シカゴ連銀全米活動指数
3月26日(火曜日)
フランス EU・仏・独・中国 4者会談
8:50
日本 2月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
16:00
ドイツ 4月GFK消費者信頼感調査
21:30
米国 2月住宅着工件数(前月比)
米国 2月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 2月建設許可件数(前月比)
米国 2月建設許可件数(年率換算件数)
22:00
米国 1月住宅価格指数(前月比)
米国 1月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 1月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
23:00
米国 3月リッチモンド連銀製造業指数
米国 3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
3月27日(水曜日)
17:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30
米国 1月貿易収支
23:00
米国 10-12月期四半期経常収支
3月28日(木曜日)
8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
18:00
ユーロ圏 2月マネーサプライM3(前年同月比)
19:00
ユーロ圏 3月経済信頼感
ユーロ圏 3月消費者信頼感(確定値)
21:30
米国 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
米国 10-12月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比)
米国 10-12月期四半期コアPCE・確定値(前期比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
22:00
ドイツ 3月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
ドイツ 3月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)
23:00
米国 2月住宅販売保留指数(前月比)
米国 2月住宅販売保留指数(前年同月比)
3月29日(金曜日)
8:30
日本 2月失業率
日本 2月有効求人倍率
日本 3月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
8:50
日本 2月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 2月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
日本 2月小売業販売額(前年同月比)
日本 2月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
9:01
英国 3月GFK消費者信頼感調査
14:00
日本 2月新設住宅着工戸数(前年同月比)
16:00
ドイツ 2月輸入物価指数(前月比)
ドイツ 2月輸入物価指数(前年同月比)
ドイツ 2月小売売上高指数(前月比)
ドイツ 2月小売売上高指数(前年同月比)
17:55
ドイツ 3月失業者数(前月比)
ドイツ 3月失業率
18:30
英国 10-12月期四半期経常収支
英国 2月消費者信用残高
英国 2月マネーサプライM4(前月比)
英国 2月マネーサプライM4(前年同月比)
英国 10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
英国 10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:30
米国 2月個人所得(前月比)
米国 1月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 1月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
米国 1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:45
米国 3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00
米国 3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
米国 2月新築住宅販売件数(前月比)
米国 2月新築住宅販売件数(年率換算件数)
2019/03/25(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.14円。下限は109.75円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
110.20円、110.29円、110.44円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
109.69円、109.52円、109.38円をターゲットとします。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性もあります。
愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
日本勢は110円台で踏みとどまりたい様子ですが、欧州勢は週末までに108円台といっています。
米国勢は、様子見。声をひそめています。
今日の経済指標は
18:00 ドイツ 3月IFO企業景況感指数
21:30 米国 2月シカゴ連銀全米活動指数
が注目されています。
― 急落注意です。
今日は、欧州時間に入って設定レンジ下限を下抜けたら「売り」ではないでしょうか。
米国時間になって上昇しても勢いがないようでしたら、「戻り売り」が安全と考えます。
ただし上限・第2ターゲットの110.29円付近までの上値余地はありますから、ムリをしないで上昇に追随ということも「あり」です。
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
今週はマキちゃんの様子をみながら、タブレットでトレードできたらいいな、と思っています。
年度末で日本勢にも思惑があるでしょうから、ドル円が動いてくれることを信じたいです。
今週も頑張りましょう、ね。
天野 愛菜(まな)