こんにちは。天野愛菜です。

今日もタブレットからの更新で、簡易バージョンになってしまってごめんなさい。

マキちゃんが入院している病院で私も一緒に夜を過ごしていますが、ここは消灯時間が厳格で、タブレットでさえもトレード出来る環境ではありません。
夜は10時には寝て、朝は7時に起きるというとっても健康的な生活です。

タブレットにMT4を入れて、昨日の夕方にトレードしようと思いましたが、思うように反応しなかったので「マキちゃんが退院するまでの、神様がくれた休暇」と思うことにしました。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

3月26日(火曜日)
フランス EU・仏・独・中国 4者会談

8:50
日本 2月企業向けサービス価格指数(前年同月比)

16:00
ドイツ 4月GFK消費者信頼感調査

21:30
米国 2月住宅着工件数(前月比)
米国 2月住宅着工件数(年率換算件数)
米国 2月建設許可件数(前月比)
米国 2月建設許可件数(年率換算件数)

22:00
米国 1月住宅価格指数(前月比)
米国 1月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 1月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

23:00
米国 3月リッチモンド連銀製造業指数
米国 3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

愛菜の経済指標・用語解説

米国・住宅着工件数

着工建築物の中から住宅だけに特化した指数。
米国商務省が1ヵ月単位の着工件数と前月比で発表します。
住宅投資が活発化すると、それに伴って家具や家電製品などの耐久財の購入も増加するために景気動向と密接な関連性があると考えられています。景気変動や個人消費動向を予測する上でも重要な指標のひとつです。
また住宅着工件数は、金利状況にも左右されていることも覚えておいてください。

米国・建設許可件数

米国商務省が、建設を始めるために取得された許可証数と前月比を、1ヵ月単位で発表。
着工前の件数なので、足元と近い将来の景気判断ができます。
なお住宅の建設許可は、全米すべての地域で必要ではないので、建設許可件数は景気動向の概要として認識されています。

住宅価格指数

アメリカの住宅価格の代表的な指標は次のふたつ
・「FHFA(連邦住宅金融局)住宅価格指数」
・「S&P/ ケース・シラー(Case-Shiller)住宅価格指数」

単に<住宅価格指数>と表現れるのは、FHFA(連邦住宅金融局)住宅価格指数の方です。
発表は、アメリカ連邦住宅金融局。
調査地域は
ニューイングランド、パシフィック、ミドル・アトランティック、サウス・アトランティック、マウンテン、イースト・ノース・セントラル、ウエスト・ノース・セントラル、イースト・サウス・セントラル、ウエスト・サウス・セントラル。

そのなかで、住宅ローン専門の政府系金融機関の「ファニーメイ(Fannie Mae)」と「フレディマック(Freddie Mac)」から住宅ローンを受けたり保証されたりした1 戸建て住宅価格が対象。
つまり生活基盤がしっかりした人が対象。

S&Pケース・シラー米住宅価格指数

カール・ケースさんとロバート・シラーさんが開発した住宅価格指数。

金融機関向けのITサービス会社のファイサーブ社が算出して、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が毎月発表します。

10大都市圏指数と20大都市圏指数があります。私たちに届くのは10大都市圏指数。

◆10大都市圏◆
ボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントン

◆20大都市圏◆
10大都市圏+アトランタ、シャーロット、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、シアトル、タンパ

この指数は、個人消費の動向を示すので景気指標として重要視されています。

ドル円に影響を与えるのは、FHFA(連邦住宅金融局)が発表する住宅価格指数よりも分析力の勝るS&Pケース・シラー(Case-Shiller)住宅価格指数の方です。

リッチモンド連銀製造業指数

「リッチモンド連邦準備銀行」が管轄する、バージニア州やノースカロライナ州などの製造業約220社を対象としたアンケートの調査結果を指数化したもの。
リッチモンド連邦準備銀行が、ほぼ毎月第4火曜日に発表。
同地域は米国のGDPの約10%を占めることもあって、米国全体の景況感が推測されます。

消費者信頼感指数

消費者の消費マインド(消費したいという意欲)を、アンケート調査をもとに指数化した景気関連の経済指標です。
米国の消費者信頼感指数は
・コンファレンスボード(全米産業審議委員会)による「消費者信頼感指数」
・ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターによる「ミシガン大学信頼感指数」が有名。
それぞれ消費者にアンケートを取って、現在と6ヵ月後における景況感や雇用状況、所得などについて「よい」「悪い」などを回答して貰って、その結果を指数として発表します。

コンファレンスボードの「消費者信頼感指数」は調査対象が5000人。
「ミシガン大学消費者信頼感指数」調査対象は500人。ただしコンファレンスボードの「消費者信頼感指数」より先行して発表されます。

2019/03/26(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.24円。下限は109.94円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.29円、110.36円、110.44円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.85円、109.77円、109.69円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意しておいてください。

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

景気の実態よりも不安感の方が、市場に浸透しつつあります。

昨日、前FRB議長のイエレンさんが、景気は後退していないが「利下げ」もあり得る話と発言。
昨年のようには、景気に力強さはない、とおっしゃいたかったのでしょうか。

昨日の「21:30 米国 シカゴ連銀活動指数」は予想値よりも結果がよかったのですが、停滞の後下降。

ファンダメンタルズは「売り」
テクニカルも「売り」

今日は「売り」と「戻り売り」をトレードの基本戦略と考えた方が、安全ではないでしょうか。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

アナタと一緒にトレード出来ないもどかしさを感じています。
素敵な一日となりますように…。

天野 愛菜(まな)