常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

ISM景況指数の<雇用>データに注目

こんにちは。天野愛菜です。

直近のISM景況指数を、米国サプライ管理協会(ISM Institute for Supply Management)のサイトにアクセスして確認しました。

なぜかー。昨日のブログで明日の雇用統計に向けて「良好」といったのに、いったんは下落したので、読者の方に申し訳ない気持ちと、明日の雇用統計にしっかりと備えようと考えたからです。

製造業<4月1日>
景気指数 結果:55.3  前回:54.2
事業生産 結果:55.8  前回:54.8
新規受注    結果:57.4  前回:55.5
雇  用 結果:57.5  前回:52.3

非製造業<4月3日>
景気指数 結果:56.1  前回:59.7
事業生産 結果:57.4  前回:64.7
新規受注     結果:59.0  前回:65.2
雇  用 結果:55.9  前回:55.2

回答者の意見を総合すると、実際の企業からは「労働者が足りない」といい、客観的に事業の進展状況を監督している行政からも「労働者不足」が指摘されています。

とくに昨日のサービス業は、「利益の原動力である従業員がそもそも採用できないので、売上が上がらないのは仕方ない」と嘆き節でした。

建設関係・不動産・レンタル&リース・飲食店は、需要の強さを実感しています。
鉱工業は横ばいでした。

結論からいうと、昨日の 「23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)」の結果が<よくなっかた>にも関わらず、元の価格に戻ったばかりか更に上昇に転じたのは、ここでも「雇用」の堅調さがはっきりしたからです。

ということで明日の雇用統計は、昨日書いた通り堅調な結果ではないでしょうか。

「愛菜の経済指標トレード」

そのときの私は何回かご紹介している「愛菜の経済指標トレード」で臨みました。

危険な逆バリ。当然最小ロット。
実際に実戦している読者の方の分析では勝率82%だそうです。

今回の「23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)」の直前の価格は111.42円。価格の下には、Pivot(1H・S2)とバランスラインが重なっている111.33円があるではないですか。

躊躇なく「買い」ポジションを入れました。

発表後は窓抜けして下落。少しびっくり。
「マズイ。最悪なナンピンをするようかな。」と焦りましたが、111.33円ちょうどをつけてから上昇。

最初はモジモジしていましたが、元のサヤに納まりました。

本日、午前中のトレード。

1回目 9:10
111.37円→111.45円。「買い」8銭。

2回目 9:50
111.43円→111.51円。「買い」8銭。

3回目 10:50
111.50円→111.40円。「売り」10銭。

昨日も期待に反して、結局設定レンジ内でドル円の動きは終始しました。
つまり日本勢が、ドル円の相場を作っただけでした。

しばらくは睡眠不足を覚悟で、午前9時からのトレード開始を続けていこう、と思っています。

絶滅の危機から見事に甦った沖縄の県花・デイゴ。

昨日の主な経済指標の結果

20:00 米国
MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
結果:18.6% 予想:―% 前回:8.9%

21:15 米国
3月 ADP雇用統計 [前月比]
結果:12.9万人 予想:17万人 前回:19.7万人

23:00 米国
3月 ISM非製造業景況指数(総合)
結果:56.1 予想:58 前回:59.7

昨日の主な要人発言

米系報道機関
「米中高官は、合意に向け懸案事項の大半を解決している」
「しかし、知的所有権と合意の履行確認の手法は溝が深い」

ユンケル欧州委員長
「4月12日の合意なき離脱が現実的になりそうだ」
「EUはその準備をしている」

カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁
「合意なき離脱のリスクは、英国にとって想像を絶する高さだ」

メイ首相
「我々は、合意なき離脱ではなく、合意ある離脱を目指す」

昨日のトレード 利益97銭

○設定レンジ内で終始しました。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.53円。下限は111.28円。

上限越えのターゲットは
111.60円、111.66円、111.80円。
下限越えのターゲットは
111.20円、111.13円、111.05円。

設定レンジ内のバランスラインは、111.42円、111.38円、111.33円。

———-日本時間———-
1回目 9:15
111.30円→111.22円。「売り」8銭。

2回目 9:30
111.25円→111.51円。「買い」26銭。

3回目 13:25
111.50円→バランスライン111.38円。「売り」12銭。

4回目 14:50
バランスライン111.38円→設定レンジ上限111.53円。「買い」15銭。

———-欧米時間———-
5回目 17:30
設定レンジ上限111.53円→Y’sPivot111.45円。「売り」8銭。

6回目 19:30
Y’sPivot111.45円→設定レンジ上限111.53円。「買い」8銭。

7回目 20:45
設定レンジ上限111.53円→バランスライン111.42円。「売り」。11銭。

8回目 23:00 「愛菜の経済指標トレード」
Pivot(1H・S2/バランスライン)111.33円→バランスライン111.42円。「買い」9銭。

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

4月4日(木曜日)
米国  北大西洋条約機構(NATO)設立70年

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

15:00
ドイツ 2月製造業新規受注(前月比)
ドイツ 2月製造業新規受注(前年同月比)

20:30
米国 3月チャレンジャー人員削減数(前年比)
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

21:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数

愛菜の経済指標・用語解説

チャレンジャー人員削減数

米国企業のリストラ数を対前年比の割合で示した指標のこと。
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社が調査し発表。
「ADP雇用統計」と並んで「チャレンジャー人員削減数」で、明日に発表される「雇用統計」の結果を推測します。

人員削減数の増加は、景気後退と判断され「ドル売り」、
人員削減数の減少は、景気拡大と判断され「ドル買い」となります。

2019/04/04(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.52円。下限は111.35円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
111.57円、111.64円、111.74円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.27円、111.20円、111.14円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、111.42円と111.45円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」様子見

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「ドル円/日足」上限111.57円 下限111.20円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は「20:30 米国 3月チャレンジャー人員削減数(前年比)」が、びっくりするような結果でなければ、経済指標よりも要人発言で動くでしょう。

テクニカルは、総合すると弱めの「買い」です。

ファンダメンタルズは「よい」です。
大きな理由は「米中閣僚協議」への期待感。
つまり逆の結果が出たら、一気に下限・第3ターゲット抜けの可能性も出てきますから要注意です。

どちらにしても「売られたら買われる」、「買われたら売られる」のが相場ですから、チャンスを逃したと思ったら、次の反転まで待ちましょう。

午前中のドル円トレードで気になる点は、午前11時前に111.50円をつけてから、昨日の高値の111.57円を目指さなかったこと。
日本の機関投資家の方々も様子見に入るのでしょうか…。

今日の戦略は、設定レンジ内のバランスラインの111.42円と111.45円を中心にトレードします。
下から111.42円を突き上げても111.45円を越えるまでの「買い」は危ないし、上から111.45円を下抜けても111.42円を超えるまでガマンです。

時間が経つにつれてどちらかが生命線になります。
そうしたら自分で決めたバランスラインに忠実にトレードします。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

集中力が試される一日になりそうです。
今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)