常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
先週金曜日の雇用統計
こんにちは。天野愛菜です。
先週金曜日の「雇用統計」―。思うような動きではありませんでした。
発射台から一瞬下がって、上昇と下降。
一瞬下がることは想像出来ませんでした。ゴメンナサイ
5分足チャートでは、設定レンジの上限と下限の間。
つまり強弱入り交じった動き、という結果でした。
私なんて上下にあったPivot(Day)の抵抗線と支持線で待ち構えていましたが、待ちぼうけ。
仕方なく設定レンジ下限で「はい、買い」。上限で「はい、決済。はい、ドテン売り。」
再度設定レンジ下限を試すかと思いきや、設定レンジ内のY’s High Line (前日高値)の111.64円で岩盤。
そして「諦めも大切なトレードだよね。」と自分に言い聞かせて、先週のトレードを終えました。
結論からいえば、終値が設定レンジ内であったことから、最近の動きとなんら変わりありませんでした。
雇用統計の結果とは関係ない動きでした、とも言えるわけです。
20190408_settei001
期待を持たせてしまって、ごめんなさい。
ゴルディロックス相場
「ゴルディロックス相場」とは、『ウィキペディア(Wikipedia)』によると次のようにあります。
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ゴルディロックス相場(ゴルディロックスそうば、適温相場)とは、景気が過熱も冷え込みもしない適度な状況にある相場のこと。童話『3匹のくま』で主人公の少女ゴルディロックスが飲んだ「熱すぎず冷たすぎない適温のスープ」に由来するもので、初出はソロモン・ブラザーズの David Shulman が1992年3月に発表した『The Goldilocks Economy: Keeping the Bears at Bay』。この題名どおり「ゴルディロックス経済」(Goldilocks economy) とも呼ばれる。
ゴルディロックス相場では、経済は緩やかに成長して長期金利は低位に安定し、金余りの期待から資金が安定資産からリスク資産へと流入し相場を押し上げる。
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景気が過熱もせず失速もせず。
つまりドル円においても、大きな変動がないということ。
「ほどよい…」。これ一番困ります、私。
国際エコノミストの方々の「ゴルディロックス相場の様相を呈してきた。」とのコメントがあちらこちらで散見されます。
先週金曜日の米国株価と10年債利回り
・NYダウ 26,424.99 前日比+40.36(+0.15%)
・ナスダック総合 7,938.69 前日比+46.91(+0.59%)
・S&P 500 2,892.74 前日比+13.35(+0.46%)
・米国10年債利回り 2.50% (-0.02%)
今週のドル円の見立て
そうはいうものの、一瞬で世界が変わる為替相場。
今週注目の経済指標には
4月9日(火) IMF世界経済見通し
4月10日(水) 米国・消費者物価指数/米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
4月11日(木) 米国・3月卸売物価指数(PPI)
4月12日(金) 中国・3月貿易収支(米ドル・人民元)
そして英国のEU離脱に関して
4月10日(水) 英国離脱問題に関するEU臨時首脳会議
-があります。
メイ首相は瀬戸際まで追い詰められていますが、決められない英国議会が今週になって動けば、ドル円にまで波及する可能性は十分にあります。
全体を見渡せば「ドル高」の継続なのですが、先週のBlogにも書きましたが、海外トレーダーの方々の期待は
「3月5日の高値・112.13円をつけてから111.25円、そして今週末には110.75円まで下落」して変動幅を稼ぐこと。
しかし日本としては、急激なドル安円高は避けたいわけですから、その日本勢と下落を模索している欧米勢とのせめぎあい。
とくに欧米時間では、急落に注意しながらのトレードとなるのではないでしょうか。
先週金曜日(5日)の主な経済指標の結果
21:30 米国
3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]*
結果:19.6万人 予想:18万人 前回:2万人
3月 失業率
結果:5.8% 予想:5.8% 前回:5.8%
3月 平均時給 [前月比]*
結果:0.1% 予想:0.3% 前回:0.4%
3月 平均時給 [前年同月比]*
結果:3.2% 予想:3.4% 前回:3.4%
先週金曜日(5日)の主な要人発言
クーレECB理事
「金融機関はハードブレグジットに備えておくべき」
ルッテ・オランダ首相
「英国のブレグジット延期の提案には、さまざまな疑問がある」
「メイ首相の書簡は、ブレグジット延長に対して説得力がない。」
先週金曜日(5日)のトレード 利益36銭
○設定レンジ内
先週金曜日(5日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.80円。下限は111.60円。
上限越えのターゲットは
111.89円、111.98円、112.13円。
下限越えのターゲットは
111.51円、111.37円、111.25円。
★
———-欧米時間———-
1回目 21:30
設定レンジ下限111.60円→設定レンジ上限111.80円。「買い」20銭。
2回目 21:35
設定レンジ上限111.80円→(Y’s High Line)111.64円。「売り」16銭。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
4月8日 (月曜日)
日本 国際収支
日本 日産自動車臨時株主総会
8:50
日本 2月国際収支・経常収支(季調前)
日本 2月国際収支・経常収支(季調済)
日本 2月国際収支・貿易収支
9:30
日本 黒田東彦日銀総裁、発言
14:00
日本 3月消費者態度指数・一般世帯
15:00
日本 3月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日本 3月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI
ドイツ 2月貿易収支
ドイツ 2月経常収支
23:00
米国 2月製造業新規受注(前月比)
4月9日(火曜日)
米国 IMF世界経済見通し
ベルギー EU・中国首脳会議
4月10日(水曜日)
ベルギー 英国離脱問題に関するEU臨時首脳会議
ドイツ ECB理事会
米国 消費者物価指数
8:50
日本 3月国内企業物価指数(前月比)
日本 3月国内企業物価指数(前年同月比)
日本 2月機械受注(前月比)
日本 2月機械受注(前年同月比)
15:15
日本 黒田東彦日銀総裁、発言(経団連会館・信託大会)
17:30
英国 2月商品貿易収支
英国 2月貿易収支
英国 2月鉱工業生産指数(前月比)
英国 2月鉱工業生産指数(前年同月比)
英国 2月製造業生産指数(前月比)
英国 2月月次国内総生産(GDP)(前月比)
20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
20:45
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
21:30
米国 3月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国 3月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国 3月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
27:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
米国 3月月次財政収支
4月11日(木曜日)
米国 米韓首脳会議
8:50
日本 3月マネーストックM2(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
10:30
中国 3月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
中国 3月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
15:00
ドイツ 3月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
ドイツ 3月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
21:30
米国 3月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 3月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 3月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 3月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
4月12日(金曜日)
中国 3月貿易収支(米ドル)
中国 3月貿易収支(人民元)
英国 英国議会がEU離脱案を承認しない場合の離脱期限
15:00
ドイツ 3月卸売物価指数(WPI)(前月比)
18:00
ユーロ圏 2月鉱工業生産(前月比)
ユーロ圏 2月鉱工業生産(前年同月比)
21:30
米国 3月輸入物価指数(前月比)
米国 3月輸出物価指数(前月比)
23:00
米国 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
♥ 愛菜の経済指標・用語解説 ♥(本日分)
米国・製造業新規受注
米国商務省が発表する「製造業受注」のなかにある出荷・新規受注・在庫の項目のうちのひとつ。
2ヶ月前の「新規受注」であることと、前週に前月の「耐久財受注」が発表されているので、相場に与える影響は限定的。
市場関係者が今後の製造業の動向を把握するために注目するのは、どちらかというと「在庫」の方です。
2019/04/08(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.73円。下限は111.37円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
111.80円、111.89円、111.98円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
111.25円、111.18円、111.07円をターゲットとします。
設定レンジ内のバランスラインは、111.52円です。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。
。
「ドル円/今日の設定レンジ」移動平均線(75)が支えるか
20190408_1uy_p「ドル円/日足」上限112.13円 下限111.37円
20190408_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
今日の経済指標の注目は
「23:00 米国 2月製造業新規受注(前月比)」。
注目といっても中程度ですが、相場が動きたいときは経済指標を理由に変動しますから注意は怠ってはいけません。
◆4月1日(月)~今日までの「三菱UFJ銀行さんの午前10時の仲値」の推移です。
4月1日(月) 111.10円
4月2日(火) 111.44円
4月3日(水) 111.52円
4月4日(木) 111.54円
4月5日(金) 111.81円
4月8日(月) 111.44円
◆3月27日(水)からの値動き。
このチャートもPDFで作成していますから、縮小/拡大して見てください。
大きな注目点は、一目均衡表の遅行スパンがローソク足を下抜けたこと。
そしてドル円と日本円の通貨の強弱も、円高方向を示唆しはじました。
そうなると傾向は「ドル安」です。
今日は、Y’s Low Line=バランスラインの111.52円を見合いながらのトレード戦略です。
そして設定レンジ上限・下限での跳ね返りには注意。
遅行スパンがローソク足を上抜けるまでは「売り」の気持ちでいた方が、安全ではないでしょうか。
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
今週も、はじまりました。
穏やかそうなときほど、用心してトレードしていきましょう。
今週も頑張りましょう、ね。
天野 愛菜(まな)