常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

えっ「フラッシュクラッシュ」!?

こんにちは。天野愛菜です。

今日は朝7時前には起きて、チャートを開いていました。
以前のBlogで「フラッシュクラッシュ」は午前7時と書きました。
そして何日か前のBlogに「6日は注意」と海外からメールがあったことを追記したので、自分でも確認したかったからです。

7時の時報ともに111.10円から110.60円まで50銭の窓。
窓にしては大きいけど、これを「フラッシュクラッシュ」というのかなぁと思っていましたが、110.60円から上昇して110.80円付近まで戻って、再度下落開始。

Pivot Day S2が110.66円にあったので、「売り」でエントリー。
これはよく言えば「勘」。悪く言えば「博打」でした。
結果はオーライで、110.30円で「決済」しました。

1回目 9:15
111.60円(Pivot Day S2)→110.30円。「売り」30銭。

米中閣僚級貿易協議への懸念でした

結論から言えば「フラッシュクラッシュ」ではなかったみたい。
「中国側が8日に予定されていた米中閣僚級貿易協議をキャンセルする意向」
―これが私たちに届く8時25分より前に海外の機関投資家には伝わっていたのですね。

海外のコミュニティには、豪ドル以外の通貨下落をみて、オーストラリアを軍事的にも経済的にも取り込みたい中国の意向が反映しているのだろうと書き込まれています。

近いうちに「米中閣僚級貿易協議が再開する」ということにならなければ、市場のファンダメンタルズは「悪化」。

今日は世界的に株価が軟調になって、そして明日の日経平均株価は下落してはじまります。
日銀がどれほどの力で買い支えるかがポイントになるでしょう。

今週注目されている経済指標はー

5/8(水) 中国 4月貿易収支
5/9(木) 米国 3月貿易収支・4月卸売物価指数(PPI)

中国・4月貿易収支は、対ドルで黒字が増えている予想。
米国・3月貿易収支は、赤字が増えている予想。
ともにドル安要因。

4月卸売物価指数は、3月貿易収支と同時刻の発表なのでよい結果でも、ドル円の流れを読む上では難しいところです。

明日から日本の機関投資家の方々が、<ドル買い・株買い>を進めていけば、極端なドル安にはなりませんが、G20を前にしてどこまでうまく出来るでしょうか。

わたしは日本人としては「ドル買い」派。トレーダーとしては「ドル売り」派です。(笑)。

来日の知人撮影。
足の筋肉が…。

先週金曜日(3日)の主な経済指標の結果

21:30 米国
4月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]
結果:26.3万人 予想:18.5万人 前回:19.6万人

4月 失業率
結果:3.6% 予想:3.8% 前回:3.8%

4月 平均時給 [前月比]
結果:0.2% 予想:0.3% 前回:0.2%

4月 平均時給 [前年同月比]
結果:3.2% 予想:3.3% 前回:3.2%

23:00 米国
4月 ISM非製造業景況指数(総合)
結果:55.5 予想:57 前回:56.1

先週金曜日(3日)の主な要人発言

エバンズ米シカゴ連銀総裁
「コアインフレ率の低下に過度に否定的になるべきではない」
「米成長のためのファンダメンタルズは依然として良好である」

クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長
「インフレ圧力は弱まっている。しばらくは安定的な推移を予想する」
「実質的な賃金は生産性とともに上昇している」

先週金曜日(3日)のトレード 利益73銭

○上限・第2/下限・第3ターゲットまで

先週金曜日(3日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.53円。下限は111.40円。

上限越えのターゲットは
111.58円、111.65円、111.75円、111.88円。
下限越えのターゲットは
111.35円、111.28円、111.15円、111.08円。
設定レンジ内のバランスラインは、111.50円。

———-欧米時間———-
1回目 21:30「愛菜の経済指標トレード」
①第2ターゲット111.65円→111.48円(Pivot 1H・S1)。「売り」17銭。
②第1ターゲット111.58円→111.48円(Pivot 1H・S1)。「売り」10銭。

⇒Blogを更新した時点では、雇用統計の発射台は111.65円~111.75円と考えていたのですが、発表直前は111.52円…。
112.00円までの上昇はないよね、と考えて「売り」でポジションメイクをしたのが、各上限越えのターゲット。
で、結局ヒットしたのが、上記のふたつだけ。
でも最終的には、「下落」開始になったので「よし」としてくださいね。

2回目 21:50
バランスライン111.50円→111.41円(Pivot Day)。「売り」7銭。

3回目 22:30
設定レンジ下限111.40円→下限・第1ターゲット111.35円。「売り」5銭。

4回目 23:27「愛菜の経済指標トレード」
111.20円(Pivot 1H・S3)→第2ターゲット111.28円。「買い」8銭。

5回目 23:45
第2ターゲット111.28円→第3ターゲット111.15円。「売り」13銭。

6回目 0:22
第3ターゲット111.15円→第2ターゲット111.28円。「買い」13銭。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

5月6日(月曜日)
日本・英国 休場
フィンランド 米ロ外相会談

10:45
中国 4月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
結果:54.5 予想:54.2 前回:54.4

16:55
ドイツ 4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:00
ユーロ圏 4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:00
ユーロ圏 3月小売売上高(前月比)
ユーロ圏 3月小売売上高(前年同月比)

 

5月7日 (火曜日)
日本  クールビズスター

15:00
ドイツ 3月製造業新規受注(前月比)
ドイツ 3月製造業新規受注(前年同月比)

28:00
米国 3月消費者信用残高(前月比)

 

5月8日(水曜日)
中国  4月貿易収支(米ドル)
中国  4月貿易収支(人民元)
米国 米中閣僚級貿易協議 (キャンセルの報道・5/6午前8時25分)

8:50
日本  日銀・金融政策決定会合議事要旨
日本  4月マネタリーベース(前年同月比)

15:00
ドイツ  3月鉱工業生産(前月比)
ドイツ  3月鉱工業生産(前年同月比)

20:00
米国  MBA住宅ローン申請指数(前週比)

 

5月9日 (木曜日)
日本  菅官房長官訪米(~12日)
日本  河野外相訪ロ(~11日)
米国  貿易収支

10:30
中国  4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
中国  4月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)

14:00
日本  4月消費者態度指数・一般世帯

21:30
米国  4月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国  4月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国  4月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)-
米国  4月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国  3月貿易収支
米国  前週分新規失業保険申請件数
米国  前週分失業保険継続受給者数

23:00
米国  3月卸売在庫(前月比)
米国  3月卸売売上高(前月比)

 

5月10日(金曜日)
米国  4月消費者物価指数(CPI)

8:30
日本  3月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
日本  3月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)

8:50
日本  前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本  前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

15:00
ドイツ  3月貿易収支
ドイツ  3月経常収支

17:30
英国  1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
英国  1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
英国  3月商品貿易収支
英国  3月貿易収支
英国  3月鉱工業生産指数(前月比)
英国  3月鉱工業生産指数(前年同月比)
英国  3月製造業生産指数(前月比)
英国  3月月次国内総生産(GDP)(前月比)

21:30
米国  4月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国  4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国  4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国  4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)

27:00
米国 4月月次財政収支

2019/05/06(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.83円。下限は110.28円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.92円、111.00円、111.06円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
110.20円、110.09円、109.98円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、110.63円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは「売り」継続

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「ドル円/日足」上限112.13円 下限110.83円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

ただいま6日午前11時30分。
ティックの動きはあるのですが、売り買いが交錯しています。
日本の機関投資家の方々動きはなし。
日足の下限が111.83円で健在なので、本格的な下落と判断するのは時期尚早です。
しかし日本の個人投資家の買い上げも、少しずつ様子見ムードが広がってきているのではないでしょうか。

今日のわたしの戦略は「売り」と「戻り売り」。
米国時間になって、ドル買いが鮮明になったら、ターゲットやPivotに「売り」のポジションメイクでトレードします。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今週もはじまりました。
いきなり下方窓開けのスタート。
波乱含みの展開が予想されます。

今週も頑張りましょう、ね。
わたしは、しばらく東京の人になっていようかな、と思っています。

天野 愛菜(まな)