常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

「知的財産権」に隠れているもの

こんにちは。天野愛菜です。

米中通商協議における最大の問題は「知的財産権」と言います。

でもその点を日本のメディアは、深く掘り下げていないことにお気付きですか。
わたしたちは、なんとなく特許権や情報開示の強制と考えています。

日本のメディアと国際通貨基金(IMF)は中国寄りなので、はっきりとは言いませんが、この「知的財産権」という言葉のなかには、中国による「ドルに代わる人民元の世界基軸通貨への野望」が隠れているのです。

それを断固として阻止をしようと決意を固めているアメリカの姿勢が今に表れています。

あれほどトランプ政権が苦言を呈していた中国・上海市場での「元建て原油先物」の取り扱いを3月26日に開始しました。

中国は「先物ですから」といって、他国同様にアメリカもだませると思っていたのでしょう。そして切り札が、「オバマ大統領と当時の民主党政権がOKした。」という言い訳。

先物から現物に移行する狙いを読み取っていた実業家のトランプ大統領は激怒。
そこからさらに、オバマ前大統領と民主党批判のツイートが激しさを増したのでした。

トランプ大統領は不公正が嫌い

中国が「元建て原油先物」を取り扱うのならば反対はしないが、「資本の自由化」をしろ。必要に応じて人民元を印刷されでもしたら世界経済のバランスが崩れる、と言いました。

中国は「わかりました。」といいながら、ちゃっかりはじめてしまった。
そしてまたまたの言い訳。「やります、やります。そのうちに」でした。

当初、3月末に米中首脳会談が予定されていましたが、突然キャンセルになったのは、こんな理由があったのでした。
海外のメディアは報道していました…。

人民元による国際取引がはじまった

そして4月になって、まだ舌の根が乾かないうちに、トランプ大統領が懸念していた人民元による現物取引がはじまりました。

中国は今や世界最大の原油輸入国ですから、産油国はお客さんのいうことは聞きますよね。
ロシア、アンゴラ、ベネズエラが人民元取引に調印しました。

中国の狙いは、世界を相手にする前に、それに比べたら数が少ない産油国から、人民元経済圏を構築することです。
それがいずれは世界に広がっていくという中国お得意の「長期戦」です。

4月28日に閉幕した「一帯一路首脳会議」でも、習近平主席は域内の人民元取引に言及していました。

10日(金曜日) 日本時間午後1時1分!

日本では、トランプ大統領が関税の引き上げで中国にケンカを売っているような報道ですが、現実はトランプ大統領が「売られたケンカを買っている」のです。
どちらかというと防戦一方です。

10日(金曜日)の米国東部時間の午前0時1分(日本時間10日午後1時1分)に、2000億ドルの輸入品に対して対中制裁関税を10%から25%に引き上げるとアメリカは中国に警告しています。
そして中国は、その1分後に報復関税を発動する、と言っています。

そうなったらリスク回避の円買いです。
そうなる前から円高が進行していく可能性がありますから、これからは迂闊な「ドル買い」は危険です。

午前中のトレード

9時から数秒後のドルの下落には、しっかりとついていきました。
110.12円で「決済」したのに、スプレッドが広がって結果は110.15円。
悲しい…。

1回目 9:00
110.24円→110.15円。「売り」9銭。

2回目 10:05
110.20円(Pivot Day S1)→110.00円(Pivot Day S2)。「売り」20銭。

今日のBlogの更新は「チューリップ畑」から

朝は足にも鳥肌が立つくらいの寒さでした。
ストッキングもはかず短めスカートで来てしまいました。
なので格好なんて気にしていられないと腰から下を、ホテルにはきちんと断って借りてきた大きめのバスタオルで包みました。
今はもう平気。
キレイでしょう。

凜としたチューリップを見つけました。

昨日の主な経済指標の結果

28:00 米国
3月 消費者信用残高 [前月比]
果:102.8億ドル 予想:160億ドル 前回:154.5億ドル

昨日の主な要人発言

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表
「米政府は10日に対中関税を引き上げる」

ムニューシン米財務長官
「中国との貿易協議の方向は大きく変わった」

茂木経済財政相
「法令に定められた通りに、消費税は引き上げる予定」

昨日のトレード 利益1円2銭

○下限 ターゲット オールクリア

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.85円。下限は110.62円。

上限越えのターゲットは
110.94円、111.00円、111.09円。
下限越えのターゲットは
110.55円、110.46円、110.33円。

設定レンジ内のバランスラインは、110.65円付近。

ターゲットトレードだけでも利益はとれます。

———-日本時間———-
1回目 9:00
110.85円(Pivot 1H・R1)→110.69円(Pivot 1H・S1)。「売り」16銭。

2回目 9:25
110.69円(Pivot 1H・S1)→110.80円(Pivot 1H)。「買い」11銭。

3回目 15:00
設定レンジ下限110.62円→設定レンジ上限110.85円。「買い」23銭。

———-欧米時間———-
4回目 17:30
バランスライン110.65円→下限・第1ターゲット110.55円。「売り」10銭。

5回目 21:00
バランスライン110.65円→下限・第1ターゲット110.55円。「売り」10銭。

6回目 22:00
バランスライン110.65円→下限・第1ターゲット110.55円。「売り」10銭。

7回目 22:40
下限・第1ターゲット110.55円→下限・第2ターゲット110.46円。「売り」9銭。

8回目 23:40
下限・第2ターゲット110.46円→下限・第3ターゲット110.33円。「売り」13銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

5月8日(水曜日)
中国 4月貿易収支(米ドル)
中国 4月貿易収支(人民元)
イラン 米国への報復措置の発表

8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
日本 4月マネタリーベース(前年同月比)

15:00
ドイツ 3月鉱工業生産(前月比)
ドイツ 3月鉱工業生産(前年同月比)

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

愛菜の経済指標・用語解説

MBA住宅ローン申請指数

個人の住宅ローン申請が行われた指数。
米抵当銀行協会(The Mortgage Bankers Association)が、毎週水曜日に発表。
基準値は1990年3月16日を100としたものです。

あくまでも「申請」なので、住宅建設の着工に結びつくとは限りません。
また個人による複数の申請も計算に入れているので、住宅関連指数のなかでは概況として参考にします。

2019/05/08(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.27円。下限は110.00円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.33円、110.39円、110.47円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.93円、109.84円、109.70円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、110.16円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは「売り」継続

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「ドル円/日足」上限110.83円 下限109.70円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の経済指標の発表で要注意が「中国の貿易収支」です。

注意しろといっても、発表時間がわからないので困りますよね。(スミマセン)

ヘッドラインニュースに気を付けていましょう。

 

今日は、「買い」の指し値は危なそう。
第3ターゲットと日足下限の109.70円よりも下がる可能性があります。
そうなると109.56円、108.90円が視野に入ります。

今日のわたしは、相場が反転したという確信が持てるまで「売り」&「戻り売り」です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

寝不足にならないように、今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)