常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

今日は朝8時から、アトランタ連銀第24回年次金融市場会議で発言したパウエルFRB議長の講演をライブで観ていました。

本当におおまかですが、わたしの印象に残ったところを抜粋すると以下のようになります。

パウエルFRB議長講演の大まとめ

パウエルFRB議長講演
アトランタ連銀第24回年次金融市場会議(フロリダ州フェルナンディナビーチ

 

過去10年間で経済が拡大してきたために、多くの企業が借入を大幅に増加させた。事業債務は史上最高水準になっている。また社債の発行も、過去数十年でその上限に達しています。そして社債の格付けも「投機的」と判断されかねない状況になっています。

しかし企業の事業収益は堅調です。また歴史的な基準では金利がかなり低いために債務返済にかかる費用は、事業所得と比較すると相対的に低い状況と言えます。

しかし今後、世界的に経済の悪化が見られるようになると、企業は労働者を解雇し投資の削減を余儀なくされることになって、景気後退を増幅させる可能性でてきます。

そのことは、かつてのサブプライム住宅ローン危機を彷彿とさせますが、しかしわたしたちは、そのときに学びそれを教訓にすることが出来ました。

それ以来、銀行や他の金融機関はかなりの損失吸収バッファーを培って来ました。ですから今日の米国企業債務は金融の安定性に著しいリスクをもたらすとは考えられません。

今後の金融政策においては、国外の機関との連携も不可欠であり、国外からの投資という今まで十分とはいえない情報にも気を配っていきたい。

 

 

愛菜的概要観

アメリカ経済は堅調に推移している。

国外から影響される景気悪化懸念も、今のアメリカ経済の力とFRBの英知で乗り越えて行くことが出来る。

中国と闘っていく上で心配される企業の借金も、堅実な消費に支えられるから大丈夫。

―そんな印象でした。
図解もあったりして、丁寧でわかりやすかったです。

な~んだ? 胡蝶蘭だよ!

昨日の主な経済指標の結果

8:50 日本
1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比]
結果:0.5% 予想:0% 前回:0.4%
1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [年率換算]
結果:2.1% 予想:-0.2% 前回:2.1%

13:30 日本
3月 鉱工業生産・確報値 [前月比]
結果:-0.6% 予想:―% 前回:-0.9%
3月 鉱工業生産・確報値 [前年同月比]
結果:-4.3% 予想:―% 前回:-4.6%
3月 設備稼働率 [前月比]
結果:-0.4% 予想:―% 前回:1.0%

昨日の主な要人発言

トランプ米大統領
「もしイランが戦いたいのならば、イランの終焉になるだろう」

茂木経済財政相
「消費税引き上げは不可欠、10月に予定通り引き上げる」
「内需の増加傾向は崩れていない」
「ファンダメンタルズはしっかりしている」

中国外務省
「ファーウェイとの取引を停止した企業とは、中国は取引を控える可能性がある」

昨日のトレード 利益76銭

○下限・第2ターゲットまで

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.30円。下限は110.00円。

上限越えのターゲットは
110.38円、110.48円、110.59円、110.68円。
下限越えのターゲットは
109.92円、109.85円、109.73円、109.62円。

設定レンジ内のバランスラインは、110.18円。

———-日本時間———-
1回目 14:25
バランスライン110.18円→設定レンジ下限110.00円。「売り」18銭。
⇒売りでエントリーしてからお買い物に行きました。
一度110.16円まで戻っていたのですね。ラッキーでした。

———-欧米時間———-
2回目 19:00
設定レンジ下限110.00円→下限・第1ターゲット109.92円。「売り」8銭。

3回目 19:50
下限・第1ターゲット109.92円→下限・第2ターゲット109.85円。「売り」7銭。

4回目 20:20
下限・第2ターゲット109.85円→下限・第1ターゲット109.92円。「買い」7銭。

5回目 20:30
下限・第1ターゲット109.92円→下限・第2ターゲット109.85円。「売り」7銭。

6回目 21:35
下限・第2ターゲット109.85円→下限・第1ターゲット109.92円。「買い」7銭。

7回目 22:30
下限・第1ターゲット109.92円→下限・第2ターゲット109.85円。「売り」7銭。

8回目 22:40
下限・第2ターゲット109.85円→設定レンジ下限110.00円。「買い」15銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

5月21日(火曜日)
フランス 経済協力開発機構(OECD) 世界経済見通し

8:00
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
■アトランタ連銀第24回年次金融市場会議(フロリダ州フェルナンディナビーチ)

17:30
英国 ベン・ブロードベント英中銀(BOE)副総裁(金融政策担当)、発言
■ロンドン・インペリアルカレッジビジネススクール
※市場はカーニー総裁ですが、わたしはこっち

23:00
ユーロ圏 5月消費者信頼感指数(速報値)
米国 4月中古住宅販売件数(年率換算件数)
米国 4月中古住宅販売件数(前月比)

愛菜の経済指標・用語解説

ユーロ圏・消費者信頼感指数

ユーロ経済圏で生活する約24,000世帯から、向こう一年間の経済の見通しを調査し、それを集計、指数化したもの。
発表は、欧州委員会。

・家計の財務状況の見通し
・生活している国の経済状況の見通し
・失業率
・預貯金の可能性  ―などの項目を調査します。

米国・中古住宅販売件数 (重要度:高)

1ヵ月間で中古住宅が販売成立した件数を公表します。
この数値はアメリカ全土を調査対象にしていることと、一戸建て住宅・マンション・アパート・コンドミニアム・共同組合の売却取引などが含まれ、中古住宅販売の総需要ともいえるデータです。
発表は、全米不動産協会(NAR)。

中古住宅の方が、新築住宅より市場規模が大きいので、住宅指標としてもっとも注目されています。また建設資材だけでなく家電や家具などの消費に影響を与えるので、個人消費と景気全体の景況が判断されます。

2019/05/21(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.20円。下限は110.02円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.27円、110.35円、110.42円、110.52円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.95円、109.86円、109.77円、109.70円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、110.06円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」上値が重たくなってきました

20190521_1uy_p

「ドル円/日足」上限112.13円 下限109.70円

20190521_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

昨日は理想の半分トレードでした。(笑)。
バランスライン110.18円から第2ターゲット109.85円までの売りはよかったのですが、戻りが設定レンジ下限110.00円まで。

上がりきらなかった理由は、中国外務省の
「ファーウェイとの取引を停止した企業とは、中国は取引を控える可能性がある」。

― そんなことをして困るのはどちらさま?余計なこと…。と思っていたら案の定。
結果は、ちょっと消化不良。

今日のトレードは時間との闘い。
どちらに行こうか迷っている状態がしばらく続いてから、動き出す。
こんなときは、動いてからすぐ乗っては危ないんです。
誰かのダマシや仕掛けがあるから。
落ち着いていきましょう。

 

今日の理想的なトレードは、設定レンジ上限や上限ターゲットからの売りと戻り売り。

バランスライン110.06円はキーライン。

今日も「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、「愛菜の3MAトレード」5分足でトレードを組み立てます。

「23:00 米国 4月中古住宅販売件数」は上振れ予想ですから、「売り」注意です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)