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こんにちは。天野愛菜です。

昨晩の下落は、米国時間のランチが終わって米国勢の独壇場の午前2時過ぎ

ブラード米セントルイス連銀総裁
「近く利下げが適切になる可能性を否定しない」

との発言で市場は動きました。

それからドル円は下落の途へ。

しかし今日は、設定レンジの下限あたりで日本勢と米系ファンドの押し返しがしっかりと下値を支えている印象です。

これからの注目は
「13:30 オーストラリ 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表」
「22:55 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言」

堅い金融政策で世界中から賞賛されている「オーストラリア準備銀行」の政策金利は、オーストラリアだけでなく、資源を輸出している中国経済の動向も推測されているので注目度は高いです。
豪ドルの動きに米ドルや他の通貨がどのように反応するかわからないので要注意。
日本勢と米系短期ファンドは「ドル買い」にシナリオを期待しています。

パウエル議長の発言は、昨晩のブラード米セントルイス連銀総裁の発言を否定する感じになるのか、追認する感じになるのかで、今晩のドル円の方向性が決まります。
発言時間についてですが、22時45分と22時55分がふたつあるのですが、わたしはFRBの公式サイトに掲載されている時間を表記しました。

これからの未来を楽しみたいです。

 

4月中旬の遅い春。軽井沢のお庭で見つけました。
メジロ。

昨日の主な経済指標の結果

23:00 米国
5月 ISM製造業景況指数
結果:52.1 予想:53.0 前回:52.8

昨日の主な要人発言

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「利下げの可能性について辛抱強く注視していく」
「米経済は非常に良好な状態にある」
「関税政策はインフレ率の小幅な上昇圧力になる」

エブラルド・メキシコ外相
「メキシコは、数千人もの米国への移民到達阻止をしている」
「米国との良好な関係を築いていけるだろう」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「近く利下げが適切になる可能性を否定しない」

昨日のトレード 利益1円2銭

○上限・第1ターゲット 下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.31円。下限は108.15円。

上限越えのターゲットは
108.39円、108.49円、108.58円、108.67円、108.74円。
下限越えのターゲットは
108.06円、108.00円、107.88円、107.65円、107.51円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.25円。

———-日本時間———-
1回目 15:45
上限・第1ターゲット108.39円→設定レンジ下限108.15円。「売り」24銭。

———-欧米時間———-
2回目 22:40
上限・第1ターゲット108.39円→バランスライン108.25円。「売り」14銭。

3回目 23:03
バランスライン108.25円→上限・第1ターゲット108.39円。「買い」14銭。

4回目 1:00
上限・第1ターゲット108.39円→下限・第3ターゲット107.881円。「売り」50銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月4日(火曜日)
中国 天安門事件から30年
香港 天安門事件追悼集会(香港民主派)

13:30
オーストラリア 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表

17:30
英国 5月建設業購買担当者景気指数(PMI)

18:00
EU圏 4月失業率
EU圏 5月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
EU圏 5月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)

22:55
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
■シカゴ連邦準備銀行/金融政策戦略会議

23:00
米国 4月製造業新規受注(前月比)

愛菜の経済指標・用語解説

購買担当者景気指数(PMI)

「PMI」(Purchasing Manager’s Index)とも言われ、製造業・建設業とサービス部門などに分けて、企業の購買担当者に直接調査した結果をもとに算出された指数。
購買担当者は、現在の生産量・在庫や受注残をもとに数ヶ月先の景気を予測して「仕入れ」を行うので、市場は近い将来の景気動向を占う「先行指数」として注目。
購買担当者景気指数(PMI)の「速報値」は当月下旬に概要値、「改定値」は翌月初旬に確定値と発表されますが、とくに「改定値」は月初めに政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されるので、市場の注目度は高いと言えます。
米国・EU・イギリス・ドイツなどは、英国民間調査会社・マークイット(Markit)、
中国は、中国のディアの財新(Caixin)が、マークイットと共同で調査したものを発表します。
なお中国においては、中国国家統計局が発表するPMIは大手国営企業、財新(Caixin)が発表するPMIは、中小企業を主な対象としていることに注意が必要です。
また財新(Caixin)は、「速報値」の発表はしていません。
そして日本では、同様の指数は「日銀短観」で発表されます。

EU・消費者物価指数(HICP)

EU消費者物価指数(Harmonized Index of Consumer Prices)とは、ユーロ加盟国28ヶ国の消費物価指数をまとめた数値のこと。
ユーロ圏(19ヶ国)の消費者物価指数(CPI)とは違います。
公表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局です。

HICPで大切なことは速報値、改定値の2種類あること。
おおよそ速報値はその月の末~翌週。改定値はそれより2週間ぐらいに後に発表されます。
速報値はおおよその数値で、改定値はGDPでいう確報値となります。
最近はあまりないけど、ドル円にまで波及するのは改定値の方。
欧州中央銀行(ECB)の利上げや利下げの時期や規模を推定する指標ともいわれています。

米国・製造業新規受注

米国商務省が発表する「製造業受注」のなかにある出荷・新規受注・在庫の項目のうちのひとつ。
2ヶ月前の「新規受注」であることと、前週に前月の「耐久財受注」が発表されているので、相場に与える影響は限定的。
市場関係者が今後の製造業の動向を把握するために注目しているのは、どちらかというと「在庫」の方です。

2019/06/04(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.06円。下限は107.85円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.15円、108.29円、108.38円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.76円、107.66円、107.56円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.95円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは戻り売り

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「ドル円/日足」上限109.00円 下限107.88円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日はヘッドラインニュースで右往左往させられそうです。
テクニカルは「売り」と「戻り売り」なのですが、実需筋のドル買いの力が下値を支えていきそうです。

上昇しては下がり、上昇しては下がるイメージでしょうか。
そして下がったところが、直近の下値を下回ったら勢いよく下落する可能性があります。

昨日の「23:00 米国 5月ISM製造業景況指数」は、決して「良好」ではなかったのですが、下がってからの上昇という市場の反応に、ドル買いの気配を感じました。
でもわたしは、高値からの「売り」で安心トレードでした。

今日は「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、「愛菜の3MAトレード」15分足でトレードを組み立てます。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今晩はニューヨークからマキちゃんが帰国。
しばらくは日本で仕事するそうです。
またわたしは、あちらこちらとマキちゃんの移動に付き合わされなから、トレードの日々になるのでしょう。

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)