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G20で米中首脳会談は行われるのか

こんにちは。天野愛菜です。

米中通商協議の大きな焦点が、今月28・29日に行われるG20サミット首脳会議で、米中首脳会談が行われるか、に移ってきました。

海外メディアのなかでは「習近平中国国家主席の出席が、正式にはまだ決まっていないようだ。李 克強中国首相が行く可能性があるとの情報がある。」と伝えているところがあります。

米中真逆な発言

そこで昨日、トランプ大統領の次の発言に繋がりました。
「もし習近平中国国家主席がG20サミットに参加しなければ、中国への追加関税は直ちに発動されるだろう」。
「わたしは習近平中国国家主席との会談を臨んでいるが、いまだにその返事が中国側からない」と。

それに対して中国の外務省は
「我々は、トランプ大統領との会談を臨んでいるが、米国側から会談に応じるとの返答がない」と。

― えっ、いったいどっちが本当なの? とわたしは思ってしまいました。
こんなわたしにとっても、それは大事なこと。

米中首脳会談が決まれば、通商協議の行方はどうであれ、「ドル高」が期待できます。
そうでなければ、混沌とした状況に拍車がかかるとして「ドル安」。

海外トレーダーの回答

そこでどうしてこのような状況になっているのか、アメリカのメル友に一斉送信。

ー7人の方からお返事

「中国はアメリカに対して、首脳会談をしてほしければ、会談の内容がどうなっても追加関税の実施がないことを確約せよ、と言っている。そこで昨日のトランプ大統領は、G20にくれば追加関税はしない。しかし通商協議で合意出来なければ追加関税を実施することに含みを持たせたから、中国は動けないのだろう。」

「習近平は、トランプとの第1回目首脳会談の最中に友好国のシリアの爆撃。2回目の首脳会談の最中にファーウェイの副会長がカナダで逮捕されたことがトラウマになっていて、3回目の首脳会談を恐れている」

「世界中が注目していたなかで、北朝鮮の金正恩国務委員長と行われた会談で、トランプは融和よりも実務を優先して合意出来ないとわかったら、さっさとアメリカに帰ってしまったことが習近平の脳裏にある。」

「世界の覇者を国内で喧伝している習近平国家主席は、通商協議の決裂でメンツを穢されることを嫌がっている。」

「習近平は台湾海峡問題で、軍部との対立が鮮明化してきている。習近平が<トランプ大統領はわたしの大切な友人>と一昨日話した背景には、お願いだから台湾海峡に軍艦を派遣しないでほしい、というメッセージだった。」

「韓国もそうだけど中国も、反日で国民を治めようとするから、内政と外政の不一致が国の政策を歪んだものにして、敵対勢力につけ込まれる。中国では今、江沢民一派の反抗が激化している。何かの担保がなければ習近平国家主席は首脳会談には臨めないだろう。」

「今回のG20は日本で開催するから、参加しないわけにはいかないだろう。もしも参加しなかったら余程の国内事情だ。また行っても立ち話で終わる可能性も否定できない。」

 

本当はもっと深い話なのかも知れませんが、わたしの程度に合わせて解説してくれたのだと思っています。

ご参考までに…。

梅雨の風物詩、あじさい。下から覗いて撮ってみました。

昨日の主な経済指標の結果

08:50 日本
1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比]
結果:0.6% 予想:0.5% 前回:0.5%
1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [年率換算]
結果:2.2% 予想:2.1% 前回:2.1%
4月 国際収支・貿易収支
結果:-982億円 予想:50億円 前回:7001億円

14:00 日本
5月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
結果:44.1 予想:45.5 前回:45.3
5月 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI
結果:45.6 予想:48.0 前回:48.4

17:30 英国
4月 月次国内総生産(GDP) [前月比]
結果:- 0.4% 予想:-0.1% 前回:-0.1%
4月 鉱工業生産指数 [前月比]
結果:-2.7% 予想:-0.7% 前回:0.7%
4月 製造業生産指数 [前月比]
結果:-3.9% 予想:-1% 前回:0.9%
4月 貿易収支
結果:-27.4億ポンド 予想:-47億ポンド 前回:-61.51億ポンド

昨日の主な要人発言

トランプ米大統領
「もしメキシコが合意事項を破った場合、制裁関税は復活する」
「中国との貿易交渉は順調にいくだろう。なぜなら中国は、合意事項を実施するだけだから」
「もし習近平中国国家主席がG20サミットに参加しなければ、中国への追加関税は直ちに発動されるだろう」
「習近平中国国家主席との会談を臨んでいるが、いまだにその返事が中国側からない」
「FRBの行動は破壊的だ」

エブラルド・メキシコ外相
「メキシコ政府は、メキシコに到着した移民に身分証明書の提示を求め、身分証明書の無い移民は受け入れない」
「もし移民流入が減少しなければ、’安全な第三国’指定について米国と協議を始めるだろう」

昨日のトレード 利益55銭

○上限・第1ターゲット/下限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.55円。下限は108.37円。

上限越えのターゲットは
108.64円、108.74円、108.86円。
下限越えのターゲットは
108.31円、108.21円、108.05円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.48円。

———-日本時間———-
1回目 13:00
設定レンジ上限108.55円→上限・第1ターゲット108.64円。「買い」9銭。

———-欧米時間———-
2回目 17:30
上限・第1ターゲット108.64円→108.52円(Pivot 1H・S2)。「売り」12銭。

3回目 21:15
上限・第1ターゲット108.64円→バランスライン108.48円。「売り」16銭。

4回目 1:00
設定レンジ上限108.55円→設定レンジの下限108.37円。「売り」18銭。

今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月11日(火曜日)

17:30
英国 5月失業率
英国 4月失業率(ILO方式)

21:30
米国 5月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

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6月12日(水曜日)

8:50
日本 5月国内企業物価指数(前月比)
日本 5月国内企業物価指数(前年同月比)
日本 4月機械受注(前月比)
日本 4月機械受注(前年同月比)

10:30
中国 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
中国 5月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)

愛菜の経済指標・用語解説

英国・失業率(ILO方式)

ILOとは、耳慣れた「国際労働機関」のこと。
ILO方式とは、3ヶ月間のデータを基準にします。
一方の失業率は、前月の1ヶ月分。
英国の経済指標のなかでは、トップクラスの注目指標で、発表後に大きく変動することが多いです。
発表は、「失業保険申請件数」・「失業率」・「失業率(ILO方式)」の三点セット。
発表機関は、イギリス国家統計局。

米国・卸売物価指数(PPI)

PPIとは、「Producer Price Index」の略です。
米国のPPIにおいては「卸売物価指数」と表記する会社もあれば「生産者物価指数」と表記する会社もあります。
公表している内容の捉え方に違いがあるのですが、要はー
石油・鉄・小麦などの原材料や、中間財と呼ばれる製品を作るための部品などの仕入れ価格や完成品が前月と比べて上がったのか下がったのか、ということです。

このPPI「卸売物価指数」「生産者物価指数」の後に、市場が注目する「消費者物価指数」CPI(Consumer Price Index)、欧州の場合は日本語では同様に「消費者物価指数」ですが表記の異なるHICP(Harmonized Index of Consumer Prices)の発表があります。
卸売物価指数が上がったので、消費者は「買い控え」をしたのか、それでも雇用の安定や賃金の上昇が理由で消費マインドには影響がなかったのか、卸売物価指数は景気動向を知る上での基礎的数値です。

日本・国内企業物価指数

2000年までは「卸売物価指数」といっていました。
消費者物価指数が一般消費者の購入価格や動向の測定指数であるのに対して、国内企業物価指数は、企業間で取引される製品の価格や動向を測定し指数化したものです。
指数100の基準値は2005年としています。

発表は、日本銀行。

国内企業物価指数は、日本銀行が発表する「企業物価指数」の基本3分類のうちのひとつで、他には「輸出物価指数」「輸入物価指数」があります。

日本発の経済指標は、昨今のマイナス金利を反映して為替相場への影響は軽微です。
どにらかというと、発表10分後に開場される日経平均株価の動きを左右します。

日本・機械受注

機械製造業者が受注する「設備用機械類」を調査することにより、設備投資動向を早期に把握し、経済動向分析する指標です。日本の景気動向を判断する先行指標です。
発表は、内閣府。

中国・消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数は、経済用語ではCPI(Consumer Price Index)。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
発表は、中国国家統計局。

この指数は、中国の23省・5自治区・4直轄市・2特別行政区が対象。
都市部と農村部
食料品価格と非食料品価格
消費財の価格とサービスの価格を大別で比較します。

また基本的な商品カテゴリーは8つ。
「食品(たばこと酒を含む)」、「衣類」、「住居」、「家庭用用品」、「交通・通信・エネルギー」、「教育・文化とレクリエーション」、「医療・医薬品」、「その他サービス」。

調査は、サンプル収集方法
データは、ショッピングモール、スーパーマーケット、見本市会場、サービス店、インターネットサプライヤーも含まれます。

消費者物価指数は、国のインフレを測定するために使用される重要な経済指標の1つです。

中国・生産者物価指数(PPI)

PPIとは、「Producer Price Index」の略です。
中国のPPIにおいて内容は同じなのですが、日本語では「生産者物価指数」と「卸売物価指数」とふたつの表記が混在しています。
要は、石油・鉄・小麦などの原材料や、中間財と呼ばれる製品を作るための部品などの仕入れ価格や完成品が前月と比べて上がったのか下がったのか、ということです。

この指標の発表は、中国国家統計局で、次の3つが同時に開示されます。
・生産者物価指数
・購入価格指数
・主要産業の生産者物価指数
詳細は中国国家統計局のホームページ・プレスリリースを参照してください。
http://www.stats.gov.cn/english/PressRelease
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2019/06/11(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.61円。下限は108.35円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.70円、108.79円、108.88円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.27円、108.17円、108.10円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.50円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」平滑化移動平均線(75)に注目

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「ドル円/日足」上限109.00円 下限108.00円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

米国株価は上げ渋っていますが、米国10年債利回りは上昇傾向。

テクニカルは戻り売りなのですが、本日の海外トレーダーさんたちの上昇上値目標は108.70円~108.72円。それ以上いけば第3ターゲット108.88円が視野にあります。
下値は108.10円。

本日注目の経済指標は
「21:30 米国 5月卸売物価指数(PPI)」
ただし動意期待は中程度

急落要因は「要人発言」ですから、ヘッドラインニュースには注意が必要です。

現時点でのドル円は、下がる理由も上がる要因もなし。
平穏そのもの。

「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、今日は「愛菜の3MAトレード」5分足でトレードを組み立てます。
動きが緩慢なときは、1時間 Pivotで細かく利益を稼ぎながら、一方で設定レンジ、ターゲット、バランスラインをもとに相場に挑んでいきたいと思っています。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

わたしの住まいは、梅雨空ながらも晴れ間が時折覗きます。
今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)