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「老後資金不足2000万円」問題

こんにちは。天野愛菜です。

今、日本の国会を騒がせている「老後資金不足2000万円」問題。

金融庁は「NISA」を国民に買ってもらいたいという思惑で、「有識者によるワーキンググループ」が試算した結果を公表したのですが、思わぬ展開になってしまいました。

「まさかこんなことになるなんて」と金融庁の幹部は思いながら、「有識者が言ったことだから関係ないなぁ」と逃げの一手。

麻生財務相も「レポートの全部は読んでいない。」とおっしゃっていましたが、たしかに51ページにもおよぶ報告書の全部は読むだけでも40分はかかる代物ですから、時間のない大臣ですからそれは事実と思います。

逆に質問した蓮舫議員が5分で読める、といいましたが、そっちの方がウソ。絶対にムリ。

しかし麻生財務相は、報告書の内容は知っていたのです。
だって自分で、「このまま生きていくには2000万円は不足だよ」と言ったことを、この問題が大きくなる前にG20財務相会合後に海外メディアが紹介していましたから。

必死で国が隠そうとしている「年金100年安心プラン」の真実

そういった言った言わないの話は、野党は情報不足で追求できないし、大きな問題ではないからいいのですが、今、国は何を必死で誤魔化そうとしているか。

それは、
「年金100年安心プラン」の真実です。

年金100年安心プランと聞けば、「わたしたちが生きている間は、年金の支給が約束されている」と思うではないですか。「さすが日本はスゴイな!」と。

この問題は以前のBlogで少し触れたと思いますが、わたしたちに対する年金を老後も安心して支給するということではまったくなくて、いうなれば

「年金(制度)100年安心プラン」ということなのです。制度です。

つまり年金控除の年齢をドンドン上げて、年金支給の年齢もドンドン上げて、そして支給額をドンドン減らしていけば、年金制度は100年持ちます!

―ということ。

ですからそれにしたがって、来年度から年金の支給年齢は上がるし、支給額も減っていきます。
このことは、野党も認めたんですよね。

しかし参議院選挙を前にして、野党は蒸し返したい。
そんな思惑が交差する「老後資金2000万円」問題です。

ちなみに今回「有識者によるワーキンググループ」が試算した結果は大正解です。

おそらく現在40代から下の人たちの年金は、支給年齢75歳以上になって、支給額も厚生年金を外せば、月額3万円くらいでしょう。
生きていけない。それが現実。

わたしたちに出来ること

日本の財務省キャリアの理念は「強存強栄」だから、若者や弱者に恩恵を与える所得税減税なんて絶対にしないと思いますが、せめて年金を徴収される若者や経済的弱者の負担を軽くする政策ぐらいは考えてほしいと思ってしまいます。

だから先日に続いてもう一度書きますが、FX業者が潰れないことを祈りながらわたしたちは、一生懸命トレードを頑張って貯蓄に励んでおきましょう。

とくにわたしなんか、年々美容費が倍増しているからなおさらです。(笑)。

 

葉っぱから落ちた水滴が、波紋を広げました。

昨日の主な経済指標の結果

21:30 米国
5月 卸売物価指数(PPI) [前月比]
結果:0.1% 予想:0.1% 前回:0.2%
5月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]
結果:1.8% 予想:2.0% 前回:2.2%
5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.1%
5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
結果:2.4% 予想:2.3% 前回:2.3%

昨日の主な要人発言

トランプ米大統領
「ユーロなどの通貨がドルに対して下落し、米国は大きな不利益を被っている」
「米国の政策金利は高いし、馬鹿げた量的引き締めも加わった」

クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
「トランプ米大統領はドル下落を呼び掛けていない」

昨日のトレード 利益47銭

○上限・第2ターゲットまで

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.61円。下限は108.35円。

上限越えのターゲットは
108.70円、108.79円、108.88円。
下限越えのターゲットは
108.27円、108.17円、108.10円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.50円。

———-欧米時間———-
1回目 17:15
設定レンジ上限108.61円→上限・第1ターゲット108.70円。「買い」9銭。

2回目 20:20
上限・第1ターゲット108.70円→上限・第2ターゲット108.79円。「買い」9銭。

3回目 21:35
上限・第2ターゲット108.79円→上限・第1ターゲット108.70円。「売り」9銭。

4回目 22:25
上限・第1ターゲット108.70円→設定レンジ上限108.61円。「売り」9銭。

5回目 23:45
設定レンジ上限108.61円→バランスライン108.50円。「売り」11銭。

今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月12日(水曜日)

17:15
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
■第8回ECB会議(本部・フランクフルト)

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国 5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)

———————————————————————————–

6月13日(木曜日)
ユーロ圏 財務相会合

8:50
日本 4-6月期四半期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(BSI)
日本 4-6月期四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業景況判断指数(BSI)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

愛菜の経済指標・用語解説

MBA住宅ローン申請指数

個人の住宅ローン申請が行われた指数。
米抵当銀行協会(The Mortgage Bankers Association)が、毎週水曜日に発表。
基準値は1990年3月16日を100としたものです。

あくまでも「申請」なので、住宅建設の着工に結びつくとは限りません。
また個人による複数の申請も計算に入れているので、住宅関連指数のなかでは概況として参考にします。

米国・消費者物価指数

消費者物価指数は、経済用語ではCPI(Consumer Price Index)。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
発表元は、アメリカの労働省労働統計局。
最近では、FRB(連邦準備制度理事会)が国内インフレ率を分析するために注視。
そして市場は、米国金利動向の先読みをします。

日本・法人企業景気予測調査(BSI<Business Survey Index>)

この指標は
・大企業(資本金10億円以上)
・中堅企業(資本金1億円以上10億円未満)
・中小企業(資本金1千万円以上1億円未満)
― におけるそれぞれの全産業・製造業・非製造業別の「景況感」の<現状判断>と<見通し>を数値化して公表。

また「雇用」「今年度における資金調達方法」「売上高」「経常利益」「設備投資」などの細目の<現状判断>と<見通し>も合わせて公表されます。

発表は、内閣府・財務省(財務総合政策研究所)です。

市場が注目しているのは、大企業の「全産業」と「製造業」の景況判断指数です。

対外対内証券売買契約等の状況

毎週、財務省が発表。
1.居住者による対外証券投資の状況
⇨国内市場からの資金流出を示します。

2.非居住者による対内証券投資の状況
⇨非居住者による日本への投資額(円単位)を示します。

それぞれの投資の詳細区分は次の3項目です。

(1)株式・投資ファンド持分投資
(2)中長期債投資
(3)短期債投資

以上のデータから、日本への資金の流入と流出を比較すると、前週の為替変動の理由がおおよそ推測できますが、通貨別の公表がないのでこの指標の発表で為替が動くことはありません。
なおこの発表数値には、日本銀行の業務は含まれていません。

2019/06/12(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.55円。下限は108.45円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.62円、108.72円、108.80円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.36円、108.30円、108.22円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.50円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」平滑化移動平均線(75)がキモ

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「ドル円/日足」上限108.80円 下限107.80円

20190612_duy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

昨日のクドロー米国家経済会議(NEC)委員長「トランプ米大統領はドル下落を呼び掛けていない」との発言を受けて、いったんドル安は収束。

今、海外トレーダーさんたちのチャットでは、「利下げを要求しておいて、ドル高を求めているなんて本当なのか」という話で持ちきりです。
もともとトランプ大統領は、「ドル安で輸出振興」と言っていたので、それに矛盾するだろう、ということ。
そこで結論は、様子見。(笑)

今日注目の経済指標は
「21:30 米国 5月消費者物価指数(CPI)」
先月の米国は輸入が増えているので、おそらく景気がいいからだろうと推測しているトレーダーさんが多いです。

そこからドル高期待。あくまでも期待ですけど。

そうはいっても設定レンジ上限、上限ターゲットからの「売り」が控えていることは確かです。

今日のわたしは「売り」と「戻り売り」を念頭に置きながら、1時間足の終値が、前の時間の終値より上で引き返したら「買い」を進めてみます。

米中貿易関連の要人発言やヘッドラインニュースに注意して、「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、今日は「愛菜の3MAトレード」15分足でトレードを組み立てます。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

フラストレーションが暴発したときの動きに注意して、今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)