常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
昨日のBlogで
昨日のクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が
「トランプ米大統領はドル下落を呼び掛けていない」
との発言を受けて、いったんドル安は収束。
今、海外トレーダーさんたちのチャットでは、
「利下げを要求しておいて、ドル高を求めているなんて本当なのか」
という話で持ちきりです。
もともとトランプ大統領は、「ドル安で輸出振興」と言っていたので、それに矛盾するだろう。
一昨日までは、「7月にも利下げがあるだろう」と思われていました。
そこで国債の資金が株式市場に流れ込むことが期待されて、米国株価は上昇していました。
FRBの7月の利下げはない?
しかし昨日の米国株価は、小幅ですが下落しました。
経済ニュースの8割は「株式相場」をにらんだものになっていて、「7月利下げ」期待もどちらかというと株式エコノミストの誘導という側面があります。
そのようななか昨日の株価の下落は、「7月の利下げに個人投資家が疑心暗鬼になりはじめた」とする海外の為替ディーラーさんたちの意見がありました。
もし7月の利下げ観測が後退してくれば、ドル円はアップダウンを繰り返しながらも底値が少しずつ上昇していきます。
政治的には利下げ期待
しかし昨日のロス米商務長官の発言は、商務省としては株価を上げたい「利下げ要求」。
このあたりが、政治的な思惑に市場は左右されるところになります。
スパイラル…。
当然、米中通商協議の決裂やG20が終わった後で、米国による中国への追加関税が発動されれば極端なドル安・円高が想定されますが、その辺は大人の対応で善処されれば、【中期的な展望】としてはドル高へ進む可能性があるので、常に直近の下値を確認しながら「売り」での深追いには注意が必要です。

昨日の主な経済指標の結果
08:50 日本
5月 国内企業物価指数 [前月比]*
結果:-0.1% 予想:0% 前回:0.4%
5月 国内企業物価指数 [前年同月比]*
結果:0.7% 予想:0.7% 前回:1.3%
4月 機械受注 [前月比]*
結果:5.2% 予想:-0.8% 前回:3.8%
4月 機械受注 [前年同月比]*
結果:2.5% 予想:-5.3% 前回:-0.7%
10:30 中国
5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]*
結果:2.7% 予想:2.7% 前回:2.5%
5月 生産者物価指数(PPI) [前年同月比]*
結果:0.6% 予想:0.6% 前回:0.9%
21:30 米国
5月 消費者物価指数(CPI) [前月比]*
結果:0.1% 予想:0.1% 前回:0.3%
5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]*
結果:1.8% 予想:1.9% 前回:2.0%
5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]*
結果:0.1% 予想:0.2% 前回:0.1%
5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]*
結果:2.0% 予想:2.1% 前回:2.1%
昨日の主な要人発言
トランプ米大統領
「合意なければ3250億ドル相当の中国製品に追加関税を課す」
ロス米商務長官
「大阪サミットでの米中首脳会談で、最終合意が予定されているわけではない」
「昨年12月のFRBの利上げは間違いであった。考え直すべき」
「FRBはインフレを押さえるために躍起になっているが、現在のアメリカ経済は躍起になって押さえ込むほどのインフレの状況にはない」
昨日のトレード 利益68銭
○下限・第3ターゲットまで
昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.55円。下限は108.45円。
上限越えのターゲットは
108.62円、108.72円、108.80円。
下限越えのターゲットは
108.36円、108.30円、108.22円。
設定レンジ内のバランスラインは、108.50円。
★
———-日本時間———-
1回目 14:45
設定レンジ下限108.45円→下限・第2ターゲット108.30円。「売り」15銭。
———-欧米時間———-
2回目 16:30
下限・第1ターゲット108.36円→下限・第3ターゲット108.22円。「売り」14銭。
3回目 21:32 「愛菜の経済指標トレード」
下限・第2ターゲット108.30円→設定レンジ上限108.55円。「買い」25銭。
4回目 22:30
バランスライン108.50円→下限・第1ターゲット108.36円。「売り」14銭。
今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
13:30
日本 4月第三次産業活動指数(前月比)
15:00
ドイツ 5月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
ドイツ 5月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
18:00
ユーロ圏 4月鉱工業生産(前月比)
ユーロ圏 4月鉱工業生産(前年同月比)
21:30
米国 5月輸入物価指数(前月比)
米国 5月輸出物価指数(前月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
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6月14日(金曜日)
EU 財務相理事会
11:00
中国 5月小売売上高(前年同月比)
中国 5月鉱工業生産(前年同月比)
♥愛菜の経済指標・用語解説♥
日本・第三次産業活動指数
日本における第三次産業の活動を指数化したものです。
発表は、経済産業省。
第三次産業の分類は以下の13業種
「電気・ガス・熱供給・水道業」
「情報通信業」
「運輸業,郵便業」
「卸売業,小売業」
「金融業,保険業」
「不動産業,物品賃貸業」
「学術研究,専門・技術サービス業」
「宿泊業,飲食サービス業」
「生活関連サービス業,娯楽業」
「教育,学習支援業」(ただし、教育は対象業種から除外)
「医療,福祉」
「複合サービス事業」
「他に分類されないサービス業」
ドル円に対する重要度は高くありませんが、日本の経済動向を判断する上では大切です。
ドイツ・消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数は、経済用語ではCPI(Consumer Price Index)。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
発表機関は、ドイツ連邦統計局。
ユーロ圏最大の経済大国ドイツの消費者物価指数は、欧州中央銀行(ECB)の金融政策に大きく影響を与えます。
ユーロ圏・鉱工業生産
鉱工業製品を生産する事業所における生産の状況等(数量・重量・金額等)を集計し「指数」として毎月公表します。
鉱工業製品には、鉄鋼、一般機械、電気・精密・輸送用機器、繊繊維工業品、紙・パルプ製品、医薬品など数多くの品目があり、この鉱工業生産指数によってユーロ圏における生産活動の包括的な水準がわかります。
発表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局です。
景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、生産活動状況が判断される重要な指数です。
米国・輸入物価指数
米国が海外から輸入したモノ(軍事物資除く)やサービスの価格変動を指数化した指標。
発表は、米国労働省労働統計局。
2000年を100として基準値にしています。約2000の企業と4000の物品が調査対象。
製品の製造流通過程から生じる指数に以下の3つがあります。
①生産者物価指数(製造業者の卸売業者への販売価格指数)
②卸売物価指数(卸売業者から小売業者への販売価格指数)
③消費者物価指数(小売業者から消費者が製品を購入した価格指数)
輸入物価指数は、①生産者物価指数と②卸売物価指数に連動して、最終的には③消費者物価指数に影響を与えます。
余程のことがない限り、輸入物価指数の発表直後にドル円が大きく動くことはありませんが、米国の景気を判断する上での先行指標として重要です。
米国・輸出物価指数
米国からの輸出製品・サービスの価格を指数化したものです。
発表は、米国労働省労働統計局。
2000年を100として基準値にしています。
輸出物価指数は、国務省から穀物関連、また国勢調査局から船積み関連のデータを得るなど、労働統計局が各機関から得た情報をもとに算出します。
輸出物価指数の上昇は、輸出価格の上昇を意味することから数値が上昇すると、「ドル売」です。
余程のことがない限り、輸出物価指数の発表直後にドル円が大きく動くことはありませんが、米国の景気を判断する上での先行指標として重要です。
新規失業保険申請件数
失業者が初めて失業保険給付を申請した件数の集計。
発表は米労働省雇用統計局。
毎週集計したものを翌週の木曜日に公表します。
週次指標なので、景気先行性指数として用いられています。
先行性は、おおむね3ヶ月。
40万人を下回っていれば、雇用環境は良好と考えます。
とくに雇用統計の基準日である12日を含む週の結果は注目度が高くなります。
また祝日や工場が稼働停止となる夏休みなどの長期休暇、災害などが起因した申請件数の増加もあるので、4週を平均化して数値を分析するのが一般的です。
失業保険継続受給者数
失業者が継続して失業保険給付を受給している件数を集計したものです。
発表は米労働省雇用統計局。
毎週集計したものを翌週の木曜日に、新規失業保険申請件数と合わせて公表。
週次指標なので、景気先行性指数として用いられています。
先行性は、おおむね3ヶ月。
また祝日や工場が稼働停止となる夏休みなどの長期休暇、災害などが起因した申請件数の増加もあるので、4週を平均化して数値を分析するのが一般的です。
中国・小売売上高
自動車を除いた百貨店やスーパー等の小売・サービス業のサンプリングに基づいた月間売上高の数値です。
発表は中国国家統計局。
中国の個人消費の動向を探るとともに、中国全般の国内消費を推察します。
中国のこの指標は、サンプル抽出に問題があるのではないか、と欧米の専門家から疑われています。
景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、「消費行動状況」を推察します。
中国・鉱工業生産
鉱工業製品を生産する事業所における生産の状況等(数量・重量・金額等)を集計し「指数」として毎月公表します。
鉱工業製品には、鉄鋼、一般機械、電気・精密・輸送用機器、繊繊維工業品、紙・パルプ製品、医薬品など数多くの品目があり、この鉱工業生産指数によって中国における生産活動の包括的な水準を推定します。
中国政府による道路や鉄道、港湾などの巨大公共投資がこの指標に反映されます。
また中国の個人投資家による不動産物件投資も鉱工業生産に影響を与えます。
発表は中国国家統計局。
景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、生産活動状況が判断される重要な指数です。
2019/06/13(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.54円。下限は108.16円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
108.64円、108.71円、108.80円、108.88円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
108.08円、108.01円、107.92円、107.85円をターゲットとします。
設定レンジ内のバランスラインは、108.31円、108.43円です。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。
「ドル円/今日の設定レンジ」レンジ相場
20190613_1uy_p「ドル円/日足」上限108.54円 下限107.80円
20190613_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
今日の午前中のトレード
日経平均株価が、21,000円を割ってからというもの、ドル円は急落。
上海総合指数が、マイナスではじまったことも要因。
1回目 10:40
108.50円→108.21円(Pivot 1H・S1)。「売り」29銭。
今日は設定レンジの幅が38銭。
最近にしてはちょっと広めです。
なので今日は、2本のバランスラインを基点にして、果敢に攻めていきたいと思っています。
設定レンジ内ではPivot重視。「愛菜の3MAトレード」では5分足で方向感を確かめてトレードを組み立てます。
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
窓から外を見上げると、わたしの空は快晴。
なにかいいこと、ありそう…。そんな予感。
今日も頑張りましょう、ね。
天野 愛菜(まな)
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